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よく癌の転移と言いますが、一般的にどのような状態になったことを転移と言うのでしょうか?
例えば大腸癌の場合術後の再発とは一般的ににどのような状態なのでしょうか?

A 回答 (3件)

癌の転移とは一般的に、原発腫瘍の位置から離れた体の部位に腫瘍が新生することを言います。


リンパ行性転移と血行性転移があります。リンパ節転移では、大腸癌であれば、まず癌の近くの大腸周囲のリンパ節に転移して、次第にリンパ管を通って大動脈周囲のリンパ節へ転移していきます。
血行性転移では血液の流れにのって、がん細胞が全身に運ばれますが、大腸の血流は大部分がまず肝臓へ運ばれるので、がん細胞は肝臓に引っかかり肝臓にしこりを作ります(肝転移)。大腸癌でも直腸癌では、肝臓を経由せずに肺へ直接流れる静脈があるので肺転移が比較的多くなります。それ以降の転移はがん細胞が動脈によって運ばれて全身どこにでも転移することが考えられますが、肝臓、肺以外では脳、骨などに多くみられます。
術後再発という場合、転移再発と局所再発に分けて考えます。
転移はこれまで述べたことですが、手術時点ですでに目では見えないがん細胞が遠隔転移(大腸およびその周囲の所属リンパ節以外の臓器への転移)していたが、CTなど画像で分かる大きさになっていなかった、ということが大部分と考えられます。その他の可能性としては、手術操作の影響でがん細胞が押し出されて血流で他臓器へ飛んでいった、ということが想像されます。
大腸癌の最も多い局所再発は大腸を切って縫い合わせた部分(吻合部再発)、大腸癌のあった周囲の再発です。
そのほか進行大腸癌では癌性腹膜炎という、お腹の中(腹腔)全体にがん細胞が再発する状態が多く見られます。
どのような形の再発であれ、抗癌剤、手術、放射線療法あるいはそれらを組み合わせた治療が行われます。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございました。
よく分かりました。
質問時にはまたよろしくお願い致します。

お礼日時:2006/08/18 22:40

がんの転移について簡単に言うと2種類あり


1つは大腸がんなどで取り残した癌細胞が大きくなる場合と、

大腸の細胞がガン化して少しづつ大きくなり(増殖する)
ガンが大きくなっていくとその部分から浸透するように更に大きくなっていきます(浸潤する)

浸潤していくとリンパに届きます(体のいたる所を流れているので)

リンパに入ったガン細胞がリンパ液と共に体中に運ばれ何処か留まったところで増殖をしたとき再発と呼びます。

そのためガンの摘出などの場合、浸潤の可能性があると部位の周りのリンパ節を第1リンパや第2リンパまで摘出します。

摘出してリンパ節を病理検査し癌細胞が認められなければ転移の可能性が少ないと判断するのです。

しかし検査で確認されなかった場合でも数ヶ月後に離れた場所のリンパ節が腫れてきて転移が確認された例もありますし、まったく違う場所にガンがみつかり続発性と診断される場合も再発といえるでしょう。
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私の父の大腸癌の時は遠隔転移でしたので肺と脳に転移しました。


色々状況が違うでしょう…

参考URL:http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/01024 …
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