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遺伝子組み換え食品やそれに関するいろいろな立場からの賛否両論などを調べたいのですが、こちらのサイトでも遺伝子組み換えを扱ったページがものすごい数あって、またそれぞれにサイトも紹介されていますが、難しい文献は読んでいても何のことだかよく理解できず、全部を読むには数が多すぎて困っています。

遺伝子組み換え食品をすることで、便利になる点、弊害になる点があると思います。ざっとでよいので教えてください。

そして、生産者の立場、消費者の立場、組み換え食品を含む製品を製造する立場、その製品を販売する立場、あとどんな立場の人がこの遺伝子組み換えには関連してくるでしょうか?

遺伝子組み換えに関して、わかりやすく教えてください。
宜しくお願いします。

A 回答 (7件)

昔から品種改良というのがありますよね。

交配可能な植物同士でも、寒さに強い遺伝子をもっているやつとか、そういうのを掛け合わしながらいい品種を作っていくというのが普通の方法です。これは有用な遺伝子を農作物などに取り込ませようという試みを交配でやっているわけです。この有用な遺伝子を現在取り出すテクノロジーを我々は持ってます。そしてそれを農作物などの遺伝子につなげてしまうという作業が組み換えです。さて、そうなると元来交配可能でない生物から取ってきた遺伝子を農作物などに組み込むことができます。カビから取れた有用な遺伝子をイネに入れるとかです。
まずまっ先に懸念されることは、生態系への影響です。例えば遺伝子導入した農作物ようの植物の花粉が、近くにある野生の植物のところまで飛んでいって、野生の植物にその遺伝子が拡散することが考えられます。そうすると多分生態系は乱れるか徐々に変化していくでしょう。動物はこの生態系を基盤とする食物連鎖を形成してバランスが保たれていますし、植物も植物どうしの力関係のうえでバランスを取っています。ですから生態系からくる環境が変わる可能性があるわけです。
組み換え食品で研究者はこれを推進する原動力となっていると思います。優れた組み換え体の作成で、場合には特許化ということも考えられます。なかには組み換え体の環境への影響をシミュレーションしたりして、組み換え体をいかに安全に使うかということを考える研究者もいると思います。拡散しそうな組み換え体の遺伝子をいかにして止める仕組みを組み換え体の中に作るような研究もあるかもしれません。
遺伝子組み換えには関連する人はあと政治的な側面ですね。どのように許可するのかとか、どのように使用制限を設けないといけないかとか、いろんなことを決めざるおえません。そして、それを実際に議論して行くのは、学識を持った人とか、生産者の偉い人とか法律家とか多方面の人が集まると思います。

また時間があればコメント致します。とりあえずなぐり書きですが、、、、
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
とても詳しい回答で参考になります。
生態系が乱れてしまう危険性は聞いたことがあります。
確かにそれはとても危険なことですね。
でもそれを食い止めることのできる一歩進んだ研究がなされていることも予想できますね。
技術はどこまで発展するのでしょうか。
よい方向に技術を使って欲しいものです。
ありがとうございます。

お礼日時:2006/09/01 22:27

No.4です。


誤解してました。

病気を媒介する虫を不妊にして撲滅するのではなく、
その媒介昆虫を操作して、病原生物を伝播できなくするというものです。
「組み換え蚊」で検索するとでてくると思います。
この実験はうまくいっていないみたいですね。

参考URL:http://www.natureasia.com/japan/sciencenews/bion …
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2006/09/03 18:38

>遺伝子組み換え食品をすることで、便利になる点



これはいろんな可能性があると思います。一つの大きな目標は食糧の安定供給です。災害に強いとか、そういう物を目指して入ると思います。あと生産量を上げることや、農作業をの負担を軽減するとかです。更に実際の消費者が便利に感じるとか、健康的にいい食品とかが考案されるでしょう。ビタミンを従来の何倍もつ果物、コメみたいなのとか、手で皮がむけるリンゴとか。植物が非常に効率よく育つと、CO2(二酸化炭素)の吸収といったことにも幾らか役立つかもしれません。いろんな観点で開発をしていけばいろんなところで便利になる可能性があるようにも見えます。
特に食物の安定供給は効率よく達成できれば、現在貧困な国で飢えている人も助けれるかもしれませんね。

弊害については未知数なところが多いと思います。
環境/生態系についてはすでに述べましたが、これもどうなるか全く想像ができないのです。
食べ続けることにより何がおこるかも検討がつきません。そんな劇的な事が起こるとは思えませんし、安全せいのテストはすると思いますので、楽観的なところはありますが、長期的にみてどうなるかとかは全然分からないでしょうね。
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この回答へのお礼

再度回答をありがとうございます。
お話いただいた便利になる点は、大いに結構と思えますね。厳密に言えばこれらを作り出すのにも弊害が生じてしまうのかもしれませんが、果物や野菜なども、人間の手によって品種改良されてきているので、それのもっとスケールの大きい版という感じでしょうか。

>貧困な国で飢えている人も助けられる・・

というところはまた別に質問させていただきます。

長期的な結果が出るのがまだ先だというところがこも問題にすぐ答えが出せないところでしょうね。

ありがとうございます。

お礼日時:2006/09/03 18:38

> 作物の遺伝子組み換えとは別の話では、


害虫の方に遺伝子組み換えってものもあります。
 作物害虫だけでなく、病気を媒介する虫などにも。

この話は、遺伝子組み換えと関係なく、放射線で不妊にしたオスを蒔くことにより、その虫の絶滅をはかる方法があります。沖縄のある島で実例があります。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。

お礼日時:2006/09/03 18:29

うろ覚えなんですが、、、



 青虫にとっては毒だけど、人間には害の無い物質を作る遺伝子をキャベツに導入するとします。

 利点は、
虫はつかないので、農薬にかかるコストを削れる、
農薬の害に比べたらましかもしれない。

ただ、「虫にとって毒なんだから、人にだって少しは毒性があるんじゃないの」って考えてしまいます。
 人はもっていないけど、虫にはあるものに対して、「毒として働く」機能をいれるわけで、人には何ら問題ないという理屈なんですが。

 作物の遺伝子組み換えとは別の話では、
害虫の方に遺伝子組み換えってものもあります。
 作物害虫だけでなく、病気を媒介する虫などにも。

 遺伝子組み換えで伝染性で不妊になる虫を作ります。
 害虫に対するエイズウィルスのようなものを作り出せば、伝染していき、しまいには滅ぼす、そんなイメージです。
 作るのは組み換えウィルスでないのですが、あくまでもイメージとしての話です。

 危険そうなので、そんな組み換え生物を実際に野外に放てるかってことが問題になりますが。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
どのみち生態系を崩すことには間違いはなさそうですね。
このような話を聞くたびに、未来の映画を見ているようなことが実際起きているんだなぁと思いますね。

お礼日時:2006/09/03 18:26

1


ありもしない被害や可能性が低い被害をことさらに騒ぐことにより、君買え食品そのものが受ける被害、組み換え食品が栽培されている地域の食物や、加工食品に対する悪評、などひとたび噂が立てば色々な連鎖反応が考えられます。そういった事を恐れ、遺伝子組み換え植物の栽培を禁止する自治体も多いと思います。

すいません、あまり深く考えず書きました。アメリカでは大手農業会社による支援を受けた議員が遺伝子組み換え食品を世界に普及させることを推進し、EUでは地元農家の支援を受けた政治家が遺伝子組み換え食品の輸入反対に働きかけ、経済摩擦が起きかねない状況と思います。遺伝子組み換え食品の輸入反対派の政治家の本音は地元農家の保護にある場合が多く、他の分野に比べ摩擦が激しくなりがちです。

特に日本で消費される肉の大部分は、穀物飼料で作られています。国内牛も配合飼料の生産地はほとんどアメリカですし、アメリカ牛の餌も当然組み替え体でしょう。もし間接的に口にすることさえ避けたいのなら、国内で作られた飼料のみで育った国産品、牧草のみで育った豪州産牛など、極めて限定された肉のみしか食べられず、実質的に殆ど不可能と思われます。
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この回答へのお礼

再度詳しい回答をありがとうございます。
政治まで巻き込んでしまう、本当に大きな話題なのですね。
家畜の飼料にまで入り込んでいるとなると、どうしたって私たちの口に入っているということになりますね。

遺伝子組み換えの技術自体は、いかにもサイエンスという感じで面白さを感じますが、なにせ自然体系にまで影響するというレベルに結びついてしまうので、人間の勝手な判断でどこまで崩してよいのか本当にわかりませんね。

回答をありがとうございました。

お礼日時:2006/09/02 19:34

消費者、ただし大学での専攻は植物、農業目的ではないが組み替え植物も製作経験あり。


>遺伝子組み換え食品をすることで、便利になる点
まず遺伝子組み換え食品をするという日本語はありませんが、単純な誤植ですよね?
主な利点は生産量増加、農薬、除草剤の使用量減少、保存可能期間の長期化といったところでしょう。
欠点は、在来植物の汚染、アレルギー問題、風評被害、あと使用経験が少ないため未知なる危険性がありうる点でしょう。

>あとどんな立場の人がこの遺伝子組み換えには関連してくるでしょうか?
政治家、科学者、畜産業界、エネルギー業界(エタノール製造事業者等)といったところでしょうか?

遺伝子組み換え食品と一くくりに呼びますが、小麦大豆とうもろこし等は、食品のみならず、飼料用、エタノール原料としても欠かすことのできない代物です。そういった観点からすると遺伝子組み換え植物はすでに必要不可欠だと思います。

補足していただければ個別具体的な点についてはお答えできるかと思いますが、遺伝子組み換え丸ごとについて理解したければ、まずは本などをきちんと読み、勉強することをお勧めします。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
すみません、ご指摘のとおり打ち間違いです。
少し焦っていたもので確認を怠りました。
もう少し具体的にお聞きしてもよろしいでしょうか?

1.>風評被害
とありますが、これは世間を騒がせてしまうということを指すのでしょうか?

2.>政治家
がからむというのは、どういうことでしょうか?

3.>食品のみならず、飼料用・・
ということは、それを飼料として食べている動物を私たちが口にすることになれば、どのみち遺伝子組み換え食品を間接的に口にしているということにはなりますね?

お手数をお掛けして申し訳ありません。
ごくごく一般的知識で十分なので、ざっと教えてください。

お礼日時:2006/09/01 12:59

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