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相手に知られず、お忍びで行動できるステルス戦闘機ですが、
アメリカ以外で、同様の機能があるものってありますか?
開発されてだいぶ経つので、他国でも類似品が出回ってもよさそうなのですが。
レーザーを反射せず吸収する素材で機体を覆えばよいだけですか?
その素材がわからないのでしょうか?
もし日本が開発したらアメリカから怒られますか?

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

>>アメリカ以外で、同様の機能があるものってありますか?



 メージャな機体としては米国以外には無いようですね。

>>開発されてだいぶ経つので、他国でも類似品が出回ってもよさそうなのですが。
レーザーを反射せず吸収する素材で機体を覆えばよいだけですか?

 違います。素材だけでなく機体形状も問題です。そもそもレーダ派の反射についての方程式がわからず、どういう方針で作ればいいか解らなかったのです。が、たまたまロシア(ソ連?)の科学者が、その方程式を論文発表していて、それをきっかけに米国で開発が始まったようです。もちろんトップシークレットで開発は行われました。
 ステルス性を上げるためには、いろいろな制約事項があるので、「費用対効果」を考えて、通常の国はそこまで必要ないということでしょうね。

>>もし日本が開発したらアメリカから怒られますか?

 ステルス機の電波吸収素材は日本が提供しています。でもステルス機でなくても、国産の戦闘機開発には、米国の横やりが入りますね。また、経済性からも、武器輸出のできる米国と外国への販売ができない日本では、製造単価で大きな差が出てしまいますので、そういう面からも国産開発は厳しい面がありそうです。
 なお、最新のステルス機であるF-22と、その流れをくむ垂直離着陸が可能なX-35はFー117と違ってかっこよい機体ながらもステルス性と運動性能はすばらしいです。
ミサイルは、格納庫に仕舞われて、パッとカバーが開いてミサイルを発射すると、すばやくカバーを閉じてステルス性を失う時間を極力短くしています。
F-16複数機とのドッグファイトの訓練では、F-16達は、F-22に気付くこともなく、あっという間に撃墜されてしまったそうです。(F-16のパイロット達は、差がありすぎてやる気を失ったそうです)
 なお、機体やエンジンなどのハードウエアは日本でも製造できる気がしますが、火気管制ソフトなどの巨大ソフトウエアは、日本人には作れないような気がします。Unix系OSのソースやデータベースのソースコードを見て、「日本人の書くコードと違う!」って印象がありますのでね。なんというか日本人の戦術的考えと欧米人の戦略的考えの差っていうのを感じています。
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ステルスは現在航空機だけに限らず、海上の艦船や水中の潜水艦などにも応用されていますが、航空機に限ればそのステルスの大きな技術的な柱として、敵のレーダー波の逸らせてしまう機体形状と、レーダー波を吸収してしまう素材、それに赤外線による探知を避けるため、エンジンの排気ノズルから出る高温のガスを隠すためのエンジンノズルの形状という、3つから成り立っています。



そこでですが、アメリカ以外の国で同じようなステルス戦闘機がないのか?という質問ですが、たしかにアメリカ並みのステルス性能を持った戦闘機を持つ国はまだほかには存在していません。

ただ主翼やインテーク(空気取り入れ口)、それに尾翼の形状などに多少のステルス性を持たせている戦闘機はアメリカ以外にもかなり存在します。

ただそれほど普及していないのは、やはり一番の問題が機体に塗り込む、あるいは接着する電波吸収材の開発の難しさだと思います。

ボスニア紛争時、F-117が初めて撃墜されましたが(めくら撃ちした地上からの対空機関砲が、たまたま当たったというまったくの偶然でしたが)、この際墜落したF-177の機体をロシアが手に入れたのですが電波吸収材がまったく分析できず、お得意のコピー技術を活かすことが出来ないまま複製を断念したという話があるほど、その吸収剤は超高度な技術でした。

ただ原理的にはそれほど難しいものではなく、電波をボールに例えれば、固い壁に投げつけたボールと、柔らかい壁に同じ力で投げつけたボールの反発率の違いを考えればいいと思います。

そういう考えで作られた素材は当たってくる電波を柔らかく反射させて、敵のレーダーまで届かせないようにしたり、お互いに干渉させて途中で消したり、あるいは熱に転換させてしまうという特徴を持っています。

とはいえ高高度を音速で飛行する航空機に塗る塗料ですから、それなりに耐久力や耐熱能力を備えていなければならないところが、研究開発の難しさだということです。この方面での技術力では当分アメリカが一歩も二歩も先を行き続けると思います。

また日本が開発したからといって、アメリカが不愉快に思うことはないはずです。なぜなら、安保条約と武器輸出3原則の絡みで日本がアメリカ以外の国に技術供与するはずがないことを知っているからです。
また、もし自国以上の技術を開発したのなら、アメリカはすぐにその技術供与を申し込み(ある意味安保条約をたてに恫喝してですが)、そのすべてを手に入れようとするはずです。

ただしそれは技本(防衛庁技術研究本部)が開発したらの話で、民間でこんなものが開発されればまた話は違ってきます。

とはいえ、残念ながら現在の日本ではパーツパーツでの戦闘機や航空機の自主開発や製造は出来ても、トータル的な開発研究、それに製造が出来る土壌が潰えてしまいつつありますので、結局宝の持ち腐れになる可能性があるでしょうね。
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ステルス戦闘機F-117はレーダーを乱反射させて所在を解りにくくしています。


だからあんなへんてこな機体なのです。
実際には中距離用のレーダーに対応していますが、近距離用だと発見されてしまいます。
爆撃機の方は高高度レーダー用から発見されにくい設計になっています。
へんてこな機体は航空力学的には非常に無理があり、ドッグファイトなどには向かない。
またその性格上ペイロードが少なく、普通の戦闘機ならミサイルをわんさか主翼の下にぶら下げられるが、そうするとステルス機能は落ちてしまうので意味がない。
だから戦闘機(実際は攻撃機)としての性能としては見るべきものはないので他国も開発しないのでしょう。
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ステルス技術に限らず兵器全般に言えることですが、金さえかければどの国でもつくれます。


もちろん日本でも。

そこまで金をかけて、果たして投資に見合う効果があるかどうかが問題で、日本も日米安保がなく、完全な独立国であれば、研究開発できる世論の土壌があったかもしれません。

MDも北朝鮮があり、世論が文句言わないから金かけて着手できただけです。

兵器に限らず、科学技術なんでもそうです。金さえあればなんでもできる。
戦争が起こって唯一いいことといえば、技術革新(今はやりのイノベーションってやつ)が起こることです。国家の威信をかけて、多額の税金をつぎ込んで軍事技術を研究開発するから。

なぜ、アメリカが日本にとっては、信じられないほどの金をかけて最先端の軍事技術を手にしているかというと、戦争が公共事業の位置づけにあるからです。日本が高速道路をつくったりダムをつくったりし、土建国家と揶揄されるほど建築・土木技術が世界トップレベルであるのと同じ理屈です。
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