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アメリカの宗教事情について質問です。

(1)アメリカの宗教は様々な宗教が対立する歴史だったのですか。特に19世紀後半くらい(特に1890年代くらい)はどうだったのでしょうか。
(2)19世紀後半の宗教の対立や混乱状況などを扱った文献、または文学はありますか。

A 回答 (3件)

アメリカ合衆国とは、元来、信仰の自由を求めて


ヨーロッパから逃げてきた移民によって作られた国家です。
だから合衆国憲法には、信仰の自由と、政教分離が明記されています。
よって、宗教は対立しても、ほとんど流血沙汰になることはありませんでした。
対立がなかったわけではありませんが、
むしろ19世紀後半になるとアメリカは経済発展を続けて
都市部では信仰心の薄れが顕著になってきます。
退廃的とも称される資本主義市民社会の幕開けです。
だから宗教は、習慣に根ざしていたとはいえ、
現在の日本同様、それ以上の重要性を持ちませんでした。
もちろん宗教的に凝り固まった人も沢山いるわけですが
それは目立つものの、実は少数派に過ぎません。
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この回答へのお礼

それほど宗教の重要性はなかったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/05 16:58

アメリカにおいては、特に大きな宗教対立は起きていません。


1890年代での状況に特に興味を持たれておるようですが、1890年に大きな方向転換を行ったのは、モルモン教ですが、モルモン教がアメリカ社会に認められるための方向転換ですから、アメリカ全体での影響は、極めて限定的でした。

アメリカにおいて、19世紀中ごろは、それまでのリベラリズムに変わって保守主義が勢力を伸ばした時代です。
それまでのキリスト教に批判的な人々が、より保守主義のキリスト教を立ち上げています。

そのトップを切ったのが、18世紀末のメソジストですが、メソジスト運動にもまだ不満を持つ人々が、19世紀中ごろからメソジストや既存の教派を飛び出して新教派を作り出します。

デイサイプス
モルモン教
ホーリネス
セブンスデイアドベンチスト
エホバの証人
クリスチャンサイエンス
ペンテコステ (20世紀初頭)

などです。
これらの新教派成立の背景には、メソジストをはじめとする既存宗教の世俗化が進む一方、キリスト再臨の考え方が広まったためです。
これらの保守主義の最盛期は、20世紀初頭になります。

これらの教派は、プロテスタント諸派とも言われ、聖書絶対主義を唱える福音派でも、最強硬派を形成します。

なお、モルモン教、クリスチャンサイエンスは、韓国で成立した統一教会と併せて、キリスト教の異端教派とされて、キリスト教世界からキリスト教と認められていません。
ペンテコステにおいても、キリスト教とするのかどうか人によって見解が分かれています。

参考書籍  世界宗教総覧 新人物往来社
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この回答へのお礼

特に対立はなかったのですね。
いろいろな宗派があるのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/12/05 17:00

直接の回答はできないのですが、、、



私の認識では、アメリカはヨーロッパの宗教呪縛から逃れた人たちが作った国だと思っているんですね。

恐らく今ではアメリカ人の90%以上はキリスト教徒だと思います。
でもそうなったのは20世紀になってから。

どうしてキリスト教国になったのか。


以前 ここでアダムとイヴの話をしていたとき、教えてもらったリンク。

http://www11.plala.or.jp/jins/newsletter2004-9.f …

【しかし戦争で肥大化した政府はますますその傾向を強め、個人の自由を拘束するようになったと感じる者たちは危機感を持ち始めたのである。またロックや麻薬に象徴される文化的退廃は、アメリカの道徳的基準の相対化を示し、進化論やウーマン・リブ、同性愛者、フリーセックス、妊娠中絶の蔓延など、宗教的価値観が失われてゆく姿にアメリカ建国の精神が失われてゆく様を見た者たちは、新しい保守運動の必要性を感じたのである】


平和主義者たちはアメリカの起こす戦争に対して反対を唱え、戦争に参加することを拒み、時間が余ったので音楽やドラッグに流れていくようになった。
平和になった人たちは娯楽に走ったわけです。


戦争をすることで国が栄えるというシステムなのに、戦争ができなくなると弱体してしまいます。
戦争反対者が増えると困るわけです。

それで戦争をするためには、悪が必要になった。
キリスト教は悪が存在しないと存在できないという特徴を持っている。
それで終末論などを盛んに唱えだし、人びとをかつてのヨーロッパのように恐怖心を持たせることで、宗教で統一 その代償として呪縛を容認させていったんじゃないかと。


プロテスタントは宗派によって解釈は違いますが、カトリックのように他の解釈は許さないと異端・迫害せず、自由を与えることができる宗派。
しかも同じプロテスタントの仲間ということで、共通点にて一致団結させることができる。

自由を与えながら統一することが可能なのがプロテスタント。

富国の国策として利用されだしたのが、20世紀中盤になってからだと思えます。


蛇足ながら、
悪を倒すためには殺人もやむおえない というよりその場合の殺人は正義だとする考え。オウムのポア思想と似ている。

オウムと同じように、アメリカ国家に離れていった国民を帰依させる手段として悪が必要になり、戦争が必要になり、資金源の国民に戦争を賛成・擁護・支持させるためには宗教が必要になった。

オウムも信者に外部から攻撃されていると自作自演したことで、信者に恐怖心を持たせ、逃げ出す気持ちを喪失させ、疑う気持ちを喪失させた。
そしてオウムを支持させ、日本という国家を敵と思い込むようにさせ、大量殺人という行為を正義と確信させ実行させた。

国民全員がカルト集団だとすると誰が止められるのでしょうね。
誰も止められる人はいない。
国連が戦いを挑みましたが、逆に国連の過去の犯罪を世界に暴露され50歩100歩であるものに、とやかく言われる筋合いなどないって、叩きのめされましたね。
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。
HP参照してみます!

お礼日時:2006/12/05 17:02

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