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EB債が発行されてると、権利行使価格以上に株価はなりにくいのですか?

A 回答 (2件)

一般論としての質問だと思いますので、理屈通りの事が起きると仮定して、ご説明します。


まず、EBの本質は、「投資家から債券発行体へのプットオプション」の売りです。(参考URL)

つまり、発行体は、株価が下がれば、予め決められた行使価格とオプション行使時の時価との差額が利益になり、下がらなければ、通常より高い支払金利が損失となります。
このような「下がったら儲かる、下がらなかったら損をする」というポジションをヘッジする為に、発行体は、債券の条件決定時に、対象株式を買います。因みに、行使価格=条件決定時の株の時価だったとすると、発行額の約半分の買いになります。例えば、総額100億円の発行であれば、50億円分株の買いポジション、という事になります。

で、オプション行使日(=現金で償還されるか、株で償還されるかが決まる日)までの間、発行体は、株価が下がれば買い増し、株価が上がれば、少し売ってヘッジポジションを減らします。(こうして、株価の上下動から、売買益を少しずつ貯めて、最終的に、高い金利を払ってもおつりがくるようにしようとしている訳です。)

オプション行使日になると、株価が行使価格を下回れば、発行体は株で償還するので、投資家に渡す為に、既にヘッジの為に持っている株数では足りない分を買わなければなりません。一方、株が行使価格を上回れば、現金で償還するので、ヘッジの為の株はもう不用になりますから、全て売却しなければなりません。

以上からわかるように、EBは、行使日前でも、下がったら買い、上がったら売り、というヘッジ行動を伴うので、株価の変動を小さくする方に働きます。ただ、よほど株価が大きく動かない限り、少しずつ買い増しor少しずつ売りをするので、それ程目立たないでしょう。

そしてオプション行使日には、株価が行使価格を上回っていれば、ヘッジポジションの売り、下回っていれば、買い増し、という売買が起こるので、ここでは、株価を行使価格近辺に収斂する力が働きます。ただし、その量については、行使価格と株価の関係によるので、ケースバイケースです。株価が行使価格を充分に上回っていれば、ヘッジポジションは少ししか残っていませんから、売りが出てきても大したことはありません。行使価格より少し株価が上なら、ヘッジポジションはたくさん残っていますから、かなりの量の売り物がでてきます。

というわけで、行使価格と株価との関係や、オプション行使日かどうかによって、「その程度」は大きく影響を受けますが、「EBが発行されている場合は、権利行使価格に株価を収斂させる力が働く」とは言えます。オプションのプライシングモデルをご存知であれば説明は簡単なのですが、それなしでは、どうしても長くなってしまいます。すみません。

参考URL:http://www.findai.com/yogo/0298.htm
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>EB債が発行されてると、権利行使価格以上に株価はなりにくいのですか?



それは反対でわ。??

すでに発行した会社はどうなってます。
やっぱり、社員の質によりますね。

>権利行使価格以上に株価はなりにくいのですか?

経営者と社員の資質によると思います。
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