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ゼオライトには天然ゼオライト、人工ゼオライト、合成ゼオライトなどありますが、市販の天然ゼオライトには凝集効果はほとんどないのでしょうか。凝集効果に関しての人工、合成ゼオライトとの違いはどのようなものなのでしょうか教えてください。

A 回答 (1件)

質問者さんが「凝集効果」と言う言葉をご使用されていますので、おそらく、土質改善にゼオライトを使用すると言うことだと思います。


土に含まれる有害金属(鉛、カドミニウム、水銀、砒素など)などの除去を目的にされていると考え、回答させて頂きます。

>凝集効果
イオン交換または、吸着

ゼオライトは、層状の分子構造を持つ化合物です。
層と層の間にある、例えば水素イオンと土に含まれているカリウムイオンがイオン交換されたり、吸着されます。

人工・合成ゼオライトは、ある特定のイオン(例:鉛など)をイオン交換、または吸着するように天然ゼオライトを改良したものです。(人工と合成の違いが私には解らないのですが)
従って、天然ゼオライトにも、イオン交換・吸着効果があります。ただし、分子構造上、イオン交換・吸着できる物質のみです。また、選択的に、ある元素についてイオン交換・吸着を行うことはできません。
鉛やカドミニウムなどの大きな原子とイオン交換・吸着をするにはゼオライトの分子構造の層と層の間隔が広くなけば、イオン交換・吸着が起きません。また、電荷の帳尻も合わないとイオン交換や吸着は起きません。(水素イオンと鉛イオンのイオン交換であれば、水素イオンは1価のイオン、鉛イオンは2価のイオンだから、水素イオン2個と鉛イオン1個の交換となります)この様な性質を使い、改良したものが人工・合成ゼオライトという事になります。

実際には、もっと複雑なのですが、掻い摘んで説明させていただきました。参考になれば幸いです。
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