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畳を重ねて、それがどうしてこうして「目出度い、素晴らしい」の意味になったのかな、時代物を読んでいて、「殿様」「家老」「その他役職」は部下の報告を聞いて、「それは、重畳」、その時は「アー、成る程、これは良い意味であろうな」との単純な解釈をしていましたが、段々「畳を重ねてどうするの?」みたいなことになっております。博識の方々どうぞ教えて下さりませ。それとも、「畳」に別の意味があるのかな?

A 回答 (2件)

ちょうじょう



畳を重ねるって取ればめでたい感覚はなくなりますが、重(ちょう)はいまふうに言えば「かぶる」「ダブる」ってことです。めでたいことがいっぱいならそれはいいことです。
殿様にいいことがあるとき(=藩の繁栄(税収増)や後継者(世継ぎ生れる)とき)お祝いの言葉は「重畳の至りに存じ奉(たてまつ)ります」って部下が殿様に言うわけです。
で、殿様は「重畳、重畳」と返す。

工場視察する社長に工場長が「製品のできばえは上出来です」といえば「上出来、上出来」ってほめるみたいなものです。
幼児相手なら「(ぼくは)うまく出来たよ」「おとなしくしてお利口だったよ」に「お利口、お利口」というみたいなものです。ことばだけ聞けば意味取れない人いてもいいわけです。

2人の間で共通の理解があるからコミュニケーション取れるわけです。

借金処理のことでは免責的負債(処理)と重畳的負債(処理)があります。免責的はいうまでもなく払わなくていい(踏み倒す)場合で、重畳的はAさんの借金をBさんも返すってことです。貸している方にすればAさんからでもBさんからでも取り返していい連帯保証みたいなことです。
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この回答へのお礼

詳しい解説どうも有り難うございます。なんて言うか、最初は「どうも、有り難うございました」が後半省略されて「どうも」だけで「有り難う」意味を持ち、又は、関西で、「毎度、有り難うございます」の「前半」の「毎度~」だけで「有り難うございます」をいつの間にか意味するようになった、これらの例とよく似た感じで、最初は「かさね重ね、上出来だ、目出度いことじゃ」の前半部分の「重ね重ね」単独で「目出度い、上出来」を表すようになったという総合的・あいまい解釈(?)でもよろしいでしょうか? ですね!
なるほど、「連帯保証」と言うより所謂「連帯債務」ですね。

お礼日時:2007/06/20 17:07

平安時代、畳は一部の特権階級のもので、


畳のヘリも階級によって厳密に決められていました。
また、当時の床は今で言うところのフローリングのような
板の間で、その一部(人が座るところ)に敷かれていただけだったそうで、その畳を重ねることが出来るのは出世を意味し、それで、「この上もなく満足なこと」「大変喜ばしいこと」とされたという説があります。
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この回答へのお礼

判りやすい解説有り難うございました。

お礼日時:2007/06/20 16:56

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