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人間が竜巻に吸い上げられた場合、どこまで記憶があるのですか?
そして、吸い上げられた後はどうなるのでしょう?

A 回答 (3件)

 


>人間が竜巻に吸い上げられた場合、どこまで記憶があるのですか?

ケースごとで違うとしか云いようがありません。

竜巻(トルネード)の発生メカニズムは、乱流の理論が関係してきて、今でもまだはっきりしていないそうですが、大体、大気が熱的に不安定な状態の時、上昇気流が起こり、これが積乱雲に発展し、積乱雲と地上のいあいだの上昇気流に、何かの理由で、「回転運動」が生じたとき、発生するようです。

竜巻は一種の円筒のような感じで、底で空気を吸い上げ、この円筒のなかで、空気を、上空の積乱雲の辺りまで、吸い上げて行きます。このとき、空気は回転しながら吸い上げられて行きます。

竜巻の円筒のなかの気圧は低いかというと、人間の縦の断面積を仮に、400平方cmとすると、高さ1cmで400グラム、高さ1メートルで、40kgです。すると、水柱の高さ2メートルぐらいで、吸い上げられるということになり、1気圧が水柱10メートルですから、5分の1気圧ぐらいになります。

しかし、実際は、もう少し高いはずで、2分の1気圧ぐらいかも知れません。富士山の山頂で、0.7気圧ですが、酸素不足で意識不明には普通なりません。登山の場合、激しい運動をするので、気圧が低いなかで運動すると酸素不足になりますが、竜巻に巻き込まれた場合は、運動はしていません。

ただし、逃げようと走っていたりしていると、巻き込まれて吸い上げられたとき、酸素不足で意識を失うかも知れません。

とはいえ、2分の1気圧だと、徐々に酸素不足になるので、また、竜巻の内部は高速回転していて、一緒に回転しますから、巻き込まれたとき、激しい運動をしていなかった場合は、吸い上げられてしばらく意識はあり、それから意識がなくなるでしょう。

どのぐらいの時間の記憶かというのは、竜巻の規模によりますし(つまり、吸い上げるときの圧力降下がどの程度かで違ってきます)、その時の呼吸の仕方や、個人の体格や体重、酸素必要量の違いなどで差が出てきます。

しかし、根拠がありませんが、1分も、もたないと思います。回転運動で目が回り、身体が強制運動していることになるので、急速に酸欠になると思えます(回転しないで、吸い上げられて行くだけだと、もっともつと思います)。

ただ、吸い上げられて、無事、地上に生還した人の証言でもないと、それは分からないと思います。アメリカでは巨大竜巻がよく発生しますから、体験談があると思います。ただ、やはり、途中で意識が失われると思います。

>吸い上げられた後はどうなるのでしょう?

竜巻は、突然消える訳ではありません。上昇気流によって、上空の低気圧領域と地上とのあいだでバランスが取れてくると、徐々に弱まり、やがて消えます。

徐々に弱まるので、吸い上げる力も徐々に弱まって行き、圧力降下も、段段回復して来ます。つまり、突然、竜巻から見放されて、吸い上げられた高度から落下するのではなく、竜巻が弱まるにつれ、身体の高度は、徐々に下がって来ます。これは落下運動というより、上昇気流が弱まるので、体重の効果がきいてきて、ゆっくりと降りて来るということです。

しかし、無事地上まで、こういう風にゆっくりと降りて来るかというと、そうはならないでしょう。竜巻が消えるとき、先端部は、普通、地上には付いていません。かなり高空にあります。

この先端部の端まで降りて来ると、(その少し前からそうですが)、重力落下状態に移ると思います。この時、先端部が地上についていると、地上への着地で済み、怪我はしても、命が助かるかも知れませんが、先端部は、かなり上空に行っています。

100メートル上空に、上に引っ込んでいる場合、100メートル上空からの重力落下になって、地上に着地すると、ほぼ、命はありません。

しかし、これも色々な条件次第で、竜巻が弱まり始めると、降下を始め、先端部が、まだ地上からそれほど離れていない段階で、重力落下になれば、大怪我はするでしょうが、命は助かるとも云えます。

日本の竜巻だと、吸い上げられても、あまり高くなく、竜巻が弱まるのも早く、重力落下するのが、地上5メートルぐらいの位置からというのもありえると思います。

吸い上げられても10メートルぐらいしか、竜巻に力がなく、そのまま高速に水平移動して、別の場所で、吸い上げられた人が、竜巻から解放されると、5メートルぐらいからの落下になるかも知れません。その場合、死ぬことはないでしょう。
 
>Tornade!!
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~p0910051/kisyo/ta …
 

参考URL:http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~p0910051/kisyo/ta …
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友達から聞いたことがあります。


 20年近く前だと思いますが、栃木で竜巻があったそうです。

その子が言うには、その子の友達のお父さんが、竜巻に巻き込まれて
飛んで行ったそうです。
 次の日に、徒歩で帰ってきたそうですが、
  かなり怪我をしてたそうです。
同じ地域出身の人に確認したところ、竜巻があったのは事実。
  と、いうことでした。
 未だに、私も半信半疑なのですが、ウソをつくタイプの子では
決してないので、多分ホントだと思います。
 巻き込まれた方は、巻き込まれたことも覚えているそうです。
    私は、一応信じてますが・・・どうなんでしょ?
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この回答へのお礼

竜巻に吸い込まれるのはアメリカだけのことだと思っていました。
日本でも人間が浮くような大きな竜巻が発生することがあるんですね。

お礼日時:2002/07/14 12:38

吸い込まれた人の話,聞かないですね,どうなんでしょ...


これは予想ですが,竜巻の中は風速が大きそうなので,気圧はかなり低くて,
酸欠状態になってすぐぼぉーっとなるんじゃないかなぁ...
でもそんなたいそうなことになれば,パニックになって記憶としてはっきり
残るかどうか.私は小さい頃,犬に噛まれただけでその前後,記憶があやふやに
なりましたので..
吸い上げられた後は,竜巻はフォローしないでしょうから,どすんと落ちて
しまうだろうと思います,ただ昔読んだ本の中で赤ん坊が竜巻に吸い上げられ,
空高く舞い上がってしまったが,落ちるときにまた吸い込む力が働いて軟着陸
した,と書いてありました.
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