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かねがね疑問に思っていた事なので、特に最近の事案ということではありませんが
ご見解を示していただける方がいましたらよろしくお願いします。

近年は過去に比べて異常気味の気象現象が多くなったためか、「竜巻が発生した」という報道が割と速やかに出るようになりましたが、それでも気象庁自体の発表会見などを見ると「大規模な突風」-(現地調査などして)「竜巻のような突風」-「竜巻だったと思われる」-「竜巻と認められる」(せいぜいこの表現まで)のような表現ばかりで、「○○で竜巻が発生した」という発表をその日の内に聞く事はなかなかありません。
偶然撮影した人の映像などがあると報道機関などはすぐ「竜巻」と報道しますが、そのような場合でも気象庁あるいは地元気象台が竜巻と認め、報道されるまでどんなに早くても1週間ぐらいは経ってしまっている気がします(当然過去形)。

アメリカなどと違い、日本では「然るべき機関」が「明確に」「現認」しにくいのは理解できますが、それにしてもまるで「我が国で竜巻は滅多な事では発生し得ない」とでも言いたげな、慎重な発表になるのは何故なのでしょうか。

(家屋も含めた人的被害が発生した場合ほど、この傾向が強いような気がします。私自身の思い込みもあるとは思いますが)

A 回答 (1件)

「慎重な発表になるのは何故なのでしょうか」の解決のためには、前提問題として「気象庁等は本当に慎重な発表しかしていないのか」を検討すべきところだと思います。

そう思うのですが、これを確かめる術が分かりませんので(申し訳ありません)、前提問題が間違いないものとして、投稿いたします。

慎重な発表になるだろう理由は、レーダー等で把握するのが難しい一方で、類似の態様を持ち類似の被害をもたらす気象現象があるため、現地調査をしなければ竜巻であることが確定できないからと考えられます。

特に、ダウンバーストは、風向きが逆であるものの、おおむね垂直に伸びる点で竜巻と共通の態様を持ち、発生地区において竜巻と同等の被害をもたらし得るため、どうしても現地調査を要することとなりましょう。また、塵旋風(じんせんぷう)の大きなものは、竜巻との相違点(積乱雲からの発生か否か)を知らない者が竜巻と誤認する場合もあります。気象専門家でない者による偶然の撮影では、これらとの区別をつけるために必要な要素が鮮明にもしくは全く映っていないことも考えられます。

なお、「我が国で竜巻は滅多な事では発生し得ない」というのは事実であり、過去の統計データに表れています。日本付近では、海上での発生が比較的多いものの、地上では過去30年間で1年当たり12個程度であり、比較的少ないほうといえます。年間発生件数の最も多い国はアメリカ(年間約800個)ですが、これは他国に比べて抜けて多い数となっています。

参考URL:
http://www.tokyo-jma.go.jp/home/kanazawa/mame/ta …
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この回答へのお礼

なるほど、言われてみますと我が国で発生する竜巻はアメリカのと違い短時間で消滅する物が多く、そうしますと結構似ている気象現象があるので、にわかに判断しがたい部分が多いのですね。

予備知識が乏しく、ニュース頼りなので「ダウンバースト」というと「空港付近」、「塵旋風 」というと「学校の校庭」という単純なイメージしか持ち合わせていませんでした。(^^;)
かつて(北海道だったかな)それこそ見た事無いような被害が発生したにもかかわらず、「竜巻でした」の発表まで結構日にちが経っていて、これも単純に「台風でもないのにこれだけの被害があって、竜巻以外の何なんだ」と、ちょっとイライラした記憶がありましたので今回の愚問となりました。

(現地到着直後なのに、マスコミが調査担当官に「竜巻だ」と言わせたいフリの質問にもイライラしましたが・・・)

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/14 05:43

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