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今昔物語集の「芋粥」ですが、「芋」はナガイモなのでしょうか?さつまいもは江戸以降ですよね?やまからとってきた細長い芋、ですから長芋だと思ったのです。
でも、おかゆにするとは聞いたことがありません。

A 回答 (4件)

以下、手元の広辞苑によります;



いもがゆ(芋粥・薯蕷粥)
 1)ヤマノイモを薄く切ったものにアマズラの汁をまぜて炊いた粥。宮中の大饗などに用いた。
 サツマイモを入れて炊いた粥。


・・・とのことですので、eurekamazeltovさんの考えられた通り、「ナガイモ」でよいと思います。

但し、現在スーパーなどで売られる場合、「ナガイモ=栽培もの」で、今回のご質問中の
「ナガイモ」に該当するのは「自然薯」(これも元は「自然生(じねんじょう)」が本来らしいですが)
或いは「ヤマノイモ」と呼ばれている方になるかと思います。
この両者では、結構食感が違います(ナガイモの方が軽くて水っぽい感じ)ので、今の「ナガイモ」で
出来上がりを想像すると、イメージがちょっと違ってしまうかもしれません。
(グローブのような形の「ヤマトイモ」の方が、「ナガイモ」より「ヤマノイモ」に近い;
 ややこしい名前を並べてしまいすみません(汗))
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 現代では山芋というと、ダイショ(大薯)、ナガイモ(ながいも・いちょういも・つくねいも)、ヤマノイモ(自然薯)などヤマイモ属の総称で使われますが、いずれも別種でこのうち日本自生種はヤマノイモ、つまり自然薯です。

スーパーなどで売られているナガイモ類は中国から伝わった栽培種です。ただし、ナガイモも古くから山芋と呼んだため、ヤマノイモとの混同が生じたかもしれません。

 ご質問の当時の芋粥ですが、薯蕷粥とも呼ばれます。薯蕷(じょうよ)とは「じょうよまんじゅう」でもおなじみヤマノイモ(自然薯)のことで、ヤマノイモは漢名で日本薯蕷といいます。自然薯は山野に自生しているので掘り出しが難しく、平安期においても高価な食材でした。これを粥に混ぜて甘蔓(アマチャヅルなどの甘みのある草の汁)で味付けした料理です。
 このように当時は高級料理でしたから、裕福な貴族しか食べることができませんでした。また大臣に任命された日などの宴会や節会では、料理の最後に出される習わしだったそうです。

参考
『国史大辞典』第1巻 項目「いもがゆ」(吉川弘文館)
『園芸植物大辞典』第5巻 項目「ヤマイモ属」(小学館)
 
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昔話の「芋粥」については、「サツマイモじゃないよなー」程度の認識しかなかったのですが、『広辞苑』をひくと、



いも‐がゆ【芋粥・薯蕷粥】
1.ヤマノイモを薄く切ったものにアマズラの汁をまぜて炊いた粥。宮中の大饗たいきようなどに用いた。
2.サツマイモを入れて炊いた粥。

とありました。
昔は「山芋」を使っていたのですね。
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ナガイモって輸入品ですよ、むかしは日本になかったものです。

昔から日本にあるのはヤマノイモ(自然薯ジネンジョ)だけです。平安時代の「芋粥」がどんなものであったかは、つぎのHPに出ていました。
http://www.mag2.com/events/goya_bk/0000050175/20 …
あっ、Yahooの辞書で「芋粥」を調べてもちゃんと載っていますね。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%8 …
自然薯(ジネンジョ)とナガイモは形がぜんぜん違います。お間違えのないよう。
http://alic.vegenet.jp/yasaijoho/yasai/0611/yasa …
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