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 いま少し興味があってミューズの神々について調べています。

 そこで、皆さんからの情報を求めます。
 情報の内容はミューズの神々に関することならばなんでも結構です。できれば、誰も知らないようなマニアックなものがうれしいかな?
 情報の形式も特に指定はしません。皆さんの意見を書いてもらっても構いませんし、ネットのアドレスを書いてくださるだけでも構いません。どうか、良い情報をお願いします。

A 回答 (3件)

 


「ミューズ Muses」というのは、ギリシア神話に出てくる、文芸・音楽・舞踊・哲学・天文・芸術一般の管掌女神たちの総称です。個々の女神は、Muse ミューズで単数の形になります。

大神ヅェウス(ゼウス)と記憶を意味するムネーモシュネー女神のあいだに生まれた、9人の姉妹とされます。(ハルモニアー女神とのあいだの娘だという説もあります。また7人という説もありますが、標準的には9人です。ハルモニアーとは「調和・階調」のことです。harmony の元の言葉です)

9人の名前は次の通りで、管掌する芸術分野は以下のように定められ、また、最後の項目に挙げたような品物を象徴として身に付けています:

1 カリオペー Kaliope(カリオペイア Kaliopeia)  叙事詩/書板・鉄筆
2 クレイオー Kleio  歴史/巻き物
3 エウテルペー Euterpe  抒情詩/笛
4 メルポメネー Melpomene  悲劇/コトゥルノス(悲劇の靴)・マスク・葡萄の冠
5 タレイアーThaleia  喜劇/喜劇のマスク・蔦の冠・羊飼いの杖
6 テルプシコラー Terpsykhora  合唱隊抒情詩・舞/竪琴
7 エラトー Erato  独吟抒情詩/竪琴
8 ポリュヒュムニアー Polyhymnia(ポリュームニアー Polymnia)  讃歌/
9 ウーラニアー Ourania  天文学/杖

「ミューズ」は英語読みで、ラテン語では、ミューサ・ムーサ Musa(複数:ミューサイ Musae)と言いますが、元の言葉はギリシア語で、単数で、「ムーサ Mousa, Μouσα」,複数で「ムーサイ Mousai, Mouσαi」と言います。

元々、一人の女神であった可能性があります。後に、芸術や学問分野に合わせ、複数に増えて行ったとも考えられます。

叙事詩の冒頭では、「ムーサ女神への祈り」というものが普通あります。叙事詩や詩文や音楽をつかさどるムーサ女神に祈願の祈りを行い、この祈りの言葉で、女神が叙事詩人の唇や舌に宿り、ムーサ女神が、詩人の口を使って、神の叙事詩を語るという形になります。

ホメーロスの二大叙事詩は、どちらも最初の行に、この「ムーサ女神への祈願」が入っています。

「オデュッセイアー」では、第一行目は、次のようになっています:「あの男のことを、我に語れ、ムーサ女神よ、あの苦労を重ねた男のことを……(アンドラ・モイ……ムーサ……)」

「あの男」とは、オデュッセウスのことです。オデュッセウスについて、歌って欲しい・語ってほしい、と叙情詩人はムーサ女神(単数)に呼びかけ、ここから、叙事詩が始まるのです。

「イーリアス」では、第一行目は,次のように始まります:「怒りを歌え、女神よ、ペーレウスの子アキルレウスの怒りを……(メーニン・アエイ・デ・テアー……)」

ここでは、ムーサ女神のことを、「女神(テアー Thea)」と呼んでいます。叙事詩の最初の祈りで祈る「女神」は、ムーサ女神に決まっているからです。この場合も、女神は、単数です。

英雄アキルレウスは、ある事件で、怒っており、この怒りが発端となって、劇的な叙事詩の話の展開があるのですが、いきなり、冒頭で、「怒りを歌え,女神よ」というのは、構成的にも、凄い感じです。

検索エンジン Google(下に参考にURLを入れました)で、「ムーサ 女神」で検索すると、色々と出てきます。「ムーサ」だけでも、出てきますが、関係ないものも出てきます。

参考4のページには、ムーサを描いた有名な絵の画像があり、小画像をクリックすると、大きな画像が見られます。

>参考1:ミューズ・ムーサ・ムーサイ
http://www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/afgrmusa.htm

>参考2:ムーサ(名前の由来)
http://ww2.enjoy.ne.jp/~chuoucc/musa_name.htm

>参考3:女神リスト【ムーサ(ミューズ)】
http://www.edu.t.soka.ac.jp/~kkubota/goddess/lis …

>参考4:ミューズ ムーサ(ミューズの絵画)
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/Greek/Muses/Mu …

>参考5:望郷の思い
http://vergilius.aeneis.kit.ac.jp/~taro/lit23.html

>参考6:検索エンジン Google
http://www.google.co.jp/
 

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/afgrmusa.htm,http://www.google.co.jp/
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この回答へのお礼

ありがとうございます。めちゃくちゃ参考になります。

お礼日時:2002/07/30 11:59

go*gle で「ムーサ」で検索して,40番くらいまでをざっとチェックしてみたところ,いくつか面白いページが見つかりました。


ムーサイへの呼びかけを含むギリシャの詩文を集めたもの,ムーサイを描いたヨーロッパの絵画を実際の画像つきで紹介したもの,ムーサイの1人で天文をつかさどるウーラニアとアプロディテ女神やウラノス神との関係を論じたものなど。

そういえば私も,海外の美術館で,歴史をつかさどるクレイオの絵のプリントを購入したことがあります。

萩尾望都さんの漫画の中で,ムーサイを髣髴させる乙女たちの姿をみかけたことがありますが,どの作品だったか忘れてしまいました。

半チクな情報ばかりで恐縮ですが,多少なりともご参考になれば。

この回答への補足

 go*gleってなんですか??
 教えてください

補足日時:2002/07/29 14:30
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この回答へのお礼

 半チクもなにも全然参考になります。ありがとうございます。

お礼日時:2002/07/29 14:17

こんにちは。


こちらのサイトに、ミューズのお話がありました。
文献も出ているようです。
よろしければ参考にしてください。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~nr8c-ab/afgrmusa.htm
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