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レビレート婚の成立と母系社会とは因果関係があるのでしょうか?つまり、レビレート婚の成立の背景として、母系社会がある。母系社会の維持のため、前者が機能的に強化の働きをする、などの要素はあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

>母系社会の維持のため、前者が機能的に強化の働きをする、などの要素はあるのでしょうか?



トライしてみます。

新石器時代には母系の氏族制度、女権の支配がほとんど全ての地で実施されていたそうなんですね。

その証拠の一つに、エジプトの古い書物には、自分自身と家庭を完全に支配し、母から娘へと伝わる財産をもつ女性が描かれている。

エジプト以外にもいくつも証拠はあるのですが、今回は割愛。


聖書にその痕跡が残っているか?
創世記2:24「その父と母から離れ、妻と結び合わなければればならない」
今でいうなら単なる婚姻みたいなものに思える。

が、ルツ記。
ナオミは嫁達に「それぞれ自分の母の家に帰りなさい」と言った。

母方の家から女を離すことを認める結婚制度は昔の法律に違反することだった。
だから、アブラハムは息子の嫁を探したとき、家から連れ出す償いとして、花嫁、花嫁の母親、兄(父親ではない)に沢山の贈り物をしなければならなかった。(創世記24:53)


母権社会の時代は、相続権が母系にあり、財産を持ている女性は夫婦関係(富)を他の男に授けることによって、夫を捨てて一文無しにすることができた。

それで、父権社会になると、経済的理由のために妻が貞節をつくすことが要求された。

聖書には、姦淫した妻や結婚前に情事を持ったと思われる花嫁は、石で打つ殺さなければならないとある。(申命記22:21)

どうしてこうなったかというと、結婚前に女性が他の男に処女を奪ってもらうという打破するためであった。
(この慣習の根拠もちゃんと理由があるのですが)

他の男と情事を持った嫁をもらうと、その情事を持った男に後で夫に妻の財産を要求されることがあったから。

ヘブライ人の族長は、一族以外の男と再婚しようとする女を「姦淫した」と考えた。
未亡人は死んだ夫の兄弟と結婚するようにと定め、財産が一族以外に流出することを防いだ。


ということを考えると、レビレート婚ができた理由は、財産を持つ女性を娶って、領地の拡大。
その妻が夫を捨ててしまったり、結婚前に他の男と性交しており、その相手が結婚後に、結婚により領土を相続する権利を持っていたものから、奪われるのを防ぐため。

じゃないかと。

ルツの場合、、、、、
ナオミが権限を主張したが、「いやいやナオミを嫁にもらうわけにはいかない、既にツルと性交をしているので、お前とは結婚できん。 ごめんね」
「あら、あなたが契りを結んだツルは実はうちの嫁なんです。うちの未亡人と結婚してね。いえーい 取り戻した。」
(こうなると母権社会のようですが。。。)


って感じじゃないかと。

以上。



ちなみに、嫁のルツはイエスの祖先で、ロトの子孫。

レビレート婚は、放牧民であるイスラエル人が、土地財産をカナン、モアブ、フェニキアなどの異教の女と結婚することで手に入れるようになった古い時代に始まっているらしいです。


ちなみにこのレビレト。 何語なのかわからないのですが、レビってレビ人のレビだとして、レビって意味がわからないのですが、レビレト レビラト、最後にトがつく。
ということは女性名詞だと思うんですね。

で、レビ人って古代では唯一祭祀職ができる民族でしたよね。
後に混乱でレビ人以外でも大祭司になった人もいたようですが、基本はレビ人限定。
そのレビ人、他のイスラエル人と結婚してよかったのですが、大祭司の家系だけは、同じレビ人としか結婚できなかったそうなんですね。
(レビ人以外が大祭司になるようになる前のことかもしれませんが)

で、大祭司家系でも複数ありまして、制度も変化していったらしく、独身制度みたいなものができたグループもあったそうです。
じゃあ、その家系絶えてしまいますよね。結婚しないのなら。

産めよ 増やせよ が神の言いつけに逆らってしまうことになる。
が、祭祀たるもの、性欲に翻弄されるのも聖性がないというか。
で、考え出したのが、大祭司の家系の女性を一族内で身ごもらせ、その娘を選ばれたレビ族以外の有力な一族に嫁がせるというもの。
レビレート婚????

で、嫁いだ先の一族の繁栄は、大祭司家系の嫁を与えたからであり、その祝福により、子孫繁栄、権力増大したのだから、その一部を神に返すのが当たり前。 となったとか。


マリアが結婚前に妊娠をしていた理由。これだとわかります。
そういう制度があった(今もあるかも)と知って、マリアが大祭司系なのか調べたのですが、残念ながら追跡できませんでした。

大祭司系の女性が身ごもって地上に降りてきて子供を産んでも、その子は嫁ぎ先の子じゃない。
その初子は大祭司系の子。
神の子。
神の元に戻さなければならない。
従って、大祭司系の女性は地上に残るが、父の家に戻ることになる。



しかし、いずれにせよ、母権社会維持のためのレビレート婚じゃないですね。

母権社会では女性神官が、女神の地上の体現者だとされていたんですね。
その女性神官と交わることは、女神と結婚することとされ、祝福とするもので、それによって地上の支配者は女神から恩恵を受け、権力を得るとされた時代が父権社会になる前にあったし、その後も地域によっては残ることになった。

で、神官は神殿におり、マグダラのマリアのマグダラは高い塔という意味もある。
エルサレムにあった神殿には3つの塔があったそうです。
マグダラのマリア、一体どういう意味なのでしょうね。
彼女も神官だったとしたら、残っていたわけですね。イエスの時代にも母権制度が。
ただ、みえざるもの なので、父権社会から見ようとしても見えない。
MA(女神。想像主)の名を持つマリアを何故福音書作家は登場させたのか。
謎ですが、そこに見えない何かの存在を感じます。
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レビレート婚と関連性があるのは父系社会です。


夫が後継者を残さずに死んだ場合に、その兄弟が代父となって父系を維持するための制度です。
なお、レビレート婚がかならず父系社会の補助機能を果たしているわけではありません。
寡婦の法定相続の意味合いしか持たないレビレート婚もあります。
父系維持の役割を果たす場合には、実質的に代父の子供は、法的には既に死んだ前夫の子供とされます。(生物学的父親と社会的父親の分離)
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