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土壌改良のために、草を刈って堆肥にするよういそしんでいます。
ふつうのセオリー通り、刈り草は2~3日おいて乾かしてから、10センチ程に刻んで、適宜水を与えつつ、囲いの中に踏み込みながら積んでいきます。こめヌカがあれば振りながら、積んでいます。
これで、調子のいいときは70度ぐらいになります。

ところで、草は乾かした方が軽くなるので、集め易いのでいいのですが、これを刈ってすぐに積み込んだらどうなるのでしょうか?
刈ってすぐなら、水分があるので、水掛けの手間が省けるかもしれません。(水分度はなかなか微妙なものですが)

「乾かしてから積み込んだ方が、堆肥化が早い」とは、一般的な定説のようですが、とにかく、生のまま積むと、嫌気性分解し始めるとか、どうとか、不具合なことがあるのでしょうか?

どなたかご経験や心当たりのある方、お聞かせくださいませ。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

含水率の高い草をそのまま積んでおけば、発熱を伴う好気的な発酵が抑制され堆肥にはなかなかなりません。

半年程度で堆肥を作るポイントは、(1)発酵菌が活動しやすいよう含水率を70%程度に、(2)発酵に必要なエネルギーを持たせ、(3)切り替え(上下を入れ替える)で好気的な発酵で温度が上げることです。野草の含水率は時として90%以上ですから、予乾(水分を下げる)が望ましいわけです。空気の混入を促すため、大雑把に切断することも必要です。あなたの作業は米ぬかを混合することも含め理想的ですが、出来れば切り返しを行うこと、雨を避ける工夫をすること、労力が問題であれば大きなポリ袋を使うなどで小分けして堆肥化させる、鶏糞も使い肥料的な要素をも付け加える、等々工夫してはいかがですか。稲ワラ以外では堆肥化の過程で加水することはあまり意味の無いことと思います。含水率は見た目や持った感覚で多いか判断することで十分です。野生の発酵菌が十分付着しているので、わざわざ添加する必要はありません。


この回答への補足

fumi26さん 大変くわしいご指導ありがとうございます。
>あなたの作業は米ぬかを混合することも含め理想的ですが、
とほめてくださって、ありがとうございます。
>出来れば切り返しを行うこと、雨を避ける工夫をすること、
は、最近やっと勉強してやっております!古いビニルシートを幾重にも掛けて、防雨と保温に心がけています。コミキリで切断するのは、大変面倒なことですが、堆肥化促進のほかに、切り返しを容易にするためでもあります。長い草は、堆肥化するまでは千切れず、フォークで切り返しするのに大変な労力がいることを、数年来経験してきました。
含水率は、ここのところようやく、カンジがつかめてきました。
いわゆる「握りしめて水がたれない程度」というやつです。
狭い場所で沢山の材料を堆肥化するため、囲いを作っていますが、私のは、建物の取り壊しの廃材の金属雨戸で、囲っています。最初は単板の波板の雨戸でしたが、その後20ミリの厚みがあり、内部にスチロールの断熱層がある上等な雨戸に替えました。保温効果が単板よりはるかにあります。最新の工夫点は、十分に空気を供給するため、今は使われなくなった、「みのる式」の苗床のトレイが沢山捨てられているので、底全面に敷きつめて、また雨戸の囲いの内側に貼り付けて、なおかつ中央部にトレイで三角柱の煙突を作り立てています。
この酸素供給の効果は著しく、積込み後の温度上昇は格段に早く、しかも持続します。ただ、底部層の乾燥が著しく、この部分の堆肥化は遅れます。(切り返しとか加水が必要です)上部は底部からの蒸気上昇を受け湿度を保ってながく高温状態を保ち、以前より早く堆肥化します。鶏糞によるチッソ供給は、魅力ですが、それ自体お金がかかることと、近所への悪臭迷惑を恐れて、手を出さないでいます。草と米ぬかはタダで入手できます。
ここの所の、最新の思いつきですが、堆肥化したあとの、畑への運搬・散布の省力化のため、通気性のある袋(土嚢袋)にあらかじめ入れて積み込むことを、思いつきました。ミカンコンテナに分けて入れて積むというのも酸素供給に有利で切り返ししなくていい可能性がありまして、魅力的ですが、資材が目減りするので、空間的に不利です。
そこで、質問です。
>ポリ袋を使うなどで小分けして堆肥化させる、
という方法は、通気性の点ではどうするのでしょうか?
最初の酸素でけで、あとは、引っ張りだして混ぜ返す?(労力が問題であれば・・・、とおっしゃっていますから、そんな二度手間ではないとおもいますが・・・・、それぞれ単独なら十分酸素供給はあるでしょうが、ある程度積み込まないと温度が逃げるし・・・。どんなもんでしょうか?
具体的にお願いします。

補足日時:2007/10/26 21:49
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(1)鶏糞の価格 仮に105円で売られているなら、その袋代1枚に40円程度が使われ、残りの65円余から養鶏場での処理費、輸送費、販売店の利益を差し引けば養鶏場は必ず赤字になります。

田舎では2トン車バラ積みで2000円ぐらい、季節や利用者の多少によっては無料です。鶏糞の赤字は出口を考えないまま規模拡大してきた養鶏家の弱点です。また、鶏糞を本気で発酵させれば大変な悪臭源となりますので、発酵鶏糞と称するものはただ乾燥したものとお考えください。施用には注意が必要です。
(2)水分の調整と切断は、発酵初期の分解・発熱と、同時に空気の混入を促すためです。現場で含水率を測定することは必要ありませんし、手間と経費そして施設の点で実行できません。あなたが現在行っている作業でなんら問題はないと思います。発酵の理論をすでにご理解のようですので、実効あるのみです。
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この回答へのお礼

fumi26 さん、何度もお付き合い下さり、ありがとうございました。
鶏糞というのは、タダ同然のものなんですね。
井原豊氏の本のご指導のごとく、鶏糞は大いに活用すべきと、ますます思い始めました。
105円で売られている鶏糞は、養鶏家はタダで引き取ってもらっているか、ヘタをすりゃ、いくばくかの引き取り賃を支払っているのでしょう。自分の設備で加工するにしても、赤字であることは同様ですよね。
私は、めんどうくささに負けずに、草苅、堆肥づくりに邁進していきたいと思っております。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/28 21:33

熱心に取り組まれておられ、感心します。

百姓仕事は理論だけでは新鮮さが無いし、経験論だけではこれまた面白みが無いので、手前味噌が自慢できるよう私は励んでおります。まず(1)鶏糞を少量でも混入する目的は窒素と同時に未消化の穀物(炭素)をエネルギー源として発酵を促すためです。15kgの鶏糞では袋代はおおよそ40円ですので、運賃手数料を考えれば本当に安い肥料です。初期の好気的発酵を促すために数%混ぜれば、悪臭は気になりません。しかし、米ぬかがタダで入手できるとはうらやましい。
(2)ポリ袋の利用はベランダでの堆肥作りのためです。腐葉土を作るのか堆肥を作るのか詳細は分かりませんが、小規模であれば臭いで迷惑かけることなくビニール袋で堆肥は出来ます。数回空気を入れ替えるだけでOKです。
(3)ミカンコンテナに分けて入れて積むアイデアは、昔静岡県で見聞きしました。有孔のトランスバッグで堆肥を作るものですが、選定した枝の有効利用が目的だったようです。悪くない考えです。このほか、入手できれば豆類や飼料原料を入れていた麻袋(ドンゴロス)の利用が考えられます。麻袋は数回使えば腐りますからね。
有機質に富む熟土では作業もしやすく、施肥量も節減でき、環境に優しい農業が出来ます。色々のアイデアで大いに遊んでください。
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この回答へのお礼

fumi26 様
いろいろと教えていただき、ありがとうございます。
鶏糞もヌカ同様、分解の始動促進として効果が随分ありそうですね。そんなに匂わないとのことで、また試してみます。
このへんでは、一番安い物で15キロの発酵鶏糞(乾燥した粉状です)が105円です。40円で入手できるのでしょうか?それとも袋代だけ払って貰ってくる・・・?とにかく40円は安いですね。当方のヌカは自家用の家庭精米機でたまる分だけです。(近所のコイン精米機も客が自分のを精米する分については、希望で最近ヌカの持ち帰りができるようになったので、どうにかして、大量にタダでもらえる手はないか?、とひそかに狙っています)(^○^)

本題に戻らせてもらって・・・(横道にそれてすみませんでした)
生の草のままでは、「含水率が高過ぎて」分解がすすまない。ということでしたね。「含水率」が問題なので、青草だからその他に具合が悪い原因がある・・・ということではなくて。
私が普通しているのは、数日置くと、まあ少しは青いのですがカラカラになっていて、積込みの時には水を適宜かけながらします。
あとで切り返した時に水分のないところは、分解が進んでおらず、水かけなしでは、とてもスムーズに堆肥化しません・・・。
以上の両方の面から・・・
ホントに適当な乾かしの程度で、うまく積み込むと、水掛け無しでOKということですね。たしか、「予乾」と言っておられましたが、まぁ、生から少~し乾いた絶妙のタイミングなら、含水率適当、となるということですね。
繰り返しますが、わざわざカラカラに乾かしておいて、また又水を掛けるというのは、二重手間なので、「含水率」の問題であるのならば、丁度良い乾かし加減を自分で会得してみたいものです。
この点、どうでしょうか?
最後にご意見をいただけましたら、幸いです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/28 13:43

聞くよりも


実際に試験的に行ってみるのがよろしいでしょう
乾燥の程度と出来上がり具合等

いくら聞いても、本を読んでもそれだけのことです(現在はマニュアル至上主義全盛ですが、マニュアル至上主義では、マニュアルを作成した人を越えられません、自然現象はマニュアルには記載しきれません)
知識を基に経験を積み、その経験を基に知識を深め・・・
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1)スギゴケが広範囲に生えていて毎年春先に


  刈っています。
2)庭一面芝なので、年に数回刈っています。
3)畑の草がすごいのでむしります。

1)2)3)刈った後に(むしった後)すぐに
まとめて山積みにしていますが普通に土になっ
ちゃいますよ。とはいっても1年では無理ですが
2年もすれば完全に土になっちゃいます。

何も不具合などないですけど。
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この回答へのお礼

nik670 さん、ありがとうございました。
まぁ、最終的には土になりますね。(^○^)
完全に土になっていては、堆肥としての効用はないのですけれど、土のようになっている、とはつまり、堆肥化しているという事と、思います。「一年では、土の様にならない」とのこと。つまり、堆肥化はしていない、とのことですね。
一年以上もかかるのでは、畑に施用するのに不便ですので、ナルホドな、と思います。やはり、「一旦乾燥させた方が、堆肥化が早い」という事はこういうことか、と合点もゆきます。
貴重な体験からのご意見ありがとうこざいました。

お礼日時:2007/10/18 21:10

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