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鳥の羽やモルフォ蝶も、本当は色素でなく光線を屈折させて青く見せているだけです。
青い色素を持つ花は、花の全体量から見ると僅か。

では、なぜ自然界で青い色素を持つ動物が少ないのですか?
それとも、私の勘違いでしょうか?

A 回答 (4件)

青い色素はメジャーとはいえませんが、ぽつぽつ存在するようです。



魚でも、ネオンテトラの青は、青い色素は持たず、光線を利用して青く見せかけているだけです。ほとんどの青い魚はそのタイプだと思います。

ただし、マンダリンフィッシュという魚が、青の色素を持っているという話があります。
http://www.geocities.jp/nottotake/BLUE29.htm

さて、青色細胞のcyanophoreについて英語版のWikipediaを見ると、非常に興味深いことが書いてあります。長くて全部読む気はおこらないので、冒頭だけ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Cyanophore

Chromatophores are pigment-containing and light-reflecting cells found in amphibians, fish, reptiles, crustaceans, and cephalopods.

なんと、魚だけでなく、両生類、爬虫類、甲殻類、頭足動物にも、青色細胞の例があるらしいのです。

ちなみに、アジサイは、原種が青だったそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B8% …

なぜ青い色素がメジャーでないのかは、良く分かりません…

あくまで推論ですが、青から紫にかけては、太陽光の色である黄色からオレンジと補色関係にあって、青や紫の生き物は目立ちすぎ、捕食動物から狙われ易いといった要因が思いつきます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

青色細胞の話は始めて聞きました。そんなのあるんですね、ビックリしました。
英語が苦手なのでちょっとづつしか読めていませんが
根性で読んでいきたいと思います。

harepandaさんの推論、すごく納得できました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/12/07 18:18

失礼しました。

動物に限られていましたね。
と言うことで先ほどの回答で該当の物はヘモシアニンだけでした。
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この回答へのお礼

ごめんなさい。
質問の文章にミスがありました。

>では、なぜ自然界で青い色素をもつ「動植物」が少ないのですか?

と書きたかったのですが、動物だけになっていました。
なので植物もはいっています。

お礼日時:2007/12/07 18:32

我々ヒトは血液中の酸素を運ぶタンパク質は鉄を持ったヘモグロビンで赤い色ですが、タコやイカは銅を持ったヘモシアニンでその名の通り青い色だそうですね。


またブルーベリーやナス、ムラサキイモに含まれる紫色色素群アントシアニンは、「ブルーベリー」では青と認識されています。
昔から青色原料と言えば藍ですが、この藍の色素インディゴなども有名です。
このほかにも藍藻類はフィコシアニンという色素があるようです。

まあ、こんな物もありますよという例で……
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

タコやイカの血液(体液?)は青色は知っていました。
ブルーベリーって青なんですか。てっきり紫だと思っていました。

うーん、結構あるんですね、青い動植物。
でも、純粋な「青」じゃないですよね・・。

お礼日時:2007/12/07 18:29

こんにちは。


生物進化のプロセスで、青色の色素は細胞にとって毒となるためだと思います。なぜならば、青色の色素は、Co(コバルト)またはCu(銅)原子を含みます。

植物に関しては、太陽が主系列期に入った頃(今から、約44億年くらい前)、表面温度が約6000Kになりました。この太陽からの光と硫化水素や炭酸ガスを、一番効率良くエネルギー(ATPなど)に変換できる生き物が淘汰して残ったからだと思います。

生命誕生のプロセスでは、様々な分子が生成して、その結合や分離を繰り返し、その中で時代や時期にあった生命が自然淘汰のプロセスで生き残ったと考えることが妥当でしょう。

その証拠に、カンブリア爆発(バージェス頁岩などからの化石)によって、今の形態からは考えられもしないような、数多くの多細胞生物が生まれ、今の動物種や植物種の祖先に繋がったと考えられているからです。

参考文献: スティーヴン・ジェイ グールド、ワンダフルライフ、早川書店
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

つまり、青色の色素(原子)は、
効率良くエネルギーに変換するのには不適切という理由で
自然淘汰されていった可能性があるということですね?

今度、紹介されていただいた参考文献を読んでみようと思います。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/12/07 18:02

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