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血液の培養といっていいかわかりませんが、血液って基本的な血液の型は決まっています。A,B,O,ABなど。これらは一度人から採血した後に無限に培養というか増殖というかして、人工的に血液をつくりだせないでしょうか?それができればわざわざ血液を採取する必要もありませんでし、珍しい型の血液型の人(RH-など)から一度採血すれば、それを人工的に作って世界中の赤十字とかでとっておくことができると思います。そのような技術って確立されてないんでしょうか?

A 回答 (4件)

臍帯血から造血幹細胞を分離したりしてという実験をしてたりもした者ですが、知っている限りでお答えします。


質問者様がおっしゃる血液というのは「赤血球」のことのようなので、そのことに限ってお答えいたします。

質問者さんの「培養とかして無限に増殖」ということは、どの細胞でもそうですが、すでに何かしらの細胞に分化した細胞ではほとんどできません。
よって赤血球を培養して赤血球を増やすということは無理です(そもそも赤血球は特殊で核がないですし)。

そこで、よくやるのは、ある細胞の元になる細胞(幹細胞)を維持して増やして、そして目的の細胞に分化させるという方法です。
血液に含まれる細胞はさまざまありますが、その細胞はすべて造血幹細胞という1種類の細胞から作られています。これが血液の幹細胞です。
その造血幹細胞ですが、骨髄液や血液に含まれています。また、多く含まれているというので最近注目されているのは、「臍帯血」です。
これは赤ちゃんを産んだ後にともに出てくる胎盤とそれにつながっている、へその緒の中にある血液です。

エリスロポエチンという物質を用いると、造血幹細胞から赤血球を作ることは可能です。しかし、私の知る範囲ではNo3さんのおっしゃるようなことをやっているとは知りません。
エリスロポエチンでやる方法は効率があまり良くなく、この方法だけで血液をまかなうのは現実的ではないという人が多いと思っています。
むしろ私もどこでそれをやっているのか、No3さんにお聞きしたいです。大変興味があります。

エリスロポエチンでやる方法は効率がよくないということ、それともうひとつ問題があります。

造血幹細胞はそれらの血液の中にほんの数パーセントしか含まれていません。多く含まれているといわれている臍帯血でも10%あるでしょうか・・・。
体内では造血幹細胞は自己を増やすことができますので、少なくてもいいわけです。
しかし、体外では(培養では)造血幹細胞を長い間維持することができません。また増やすことがほとんどできません。増えるとすでに違う細胞になってしまいます。

現実的に、ある程度の造血幹細胞をある人から取り出すとしてある程度の赤血球をつくるためには、膨大な量の血液や臍帯血が必要となります。ちなみに臍帯血は一回の出産で300mlも取れません。もしくは、骨にでっかい針を刺して骨髄液を取り出さなければなりません。
そして、そこから効率悪くエリスロポエチンで赤血球をつくるとなると・・・。

輸血のために、輸血に必要な血液以上の血液を抜き取って、輸血をする。それじゃ、最初から輸血のための血液を抜き取って、その血液を保存しようというほうがかなり効率がいいですよね。

最近では、流行りのiPS細胞を用いて赤血球をつくれないかという研究が行われているらしいです。

http://news-co.seesaa.net/article/82649199.html
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普通に可能です。



エリスリポエチンという血液産生を促進する物質があるのですが、これを使って予め自分の血液を増やして保存しておいて、事故で出血多量に陥ったときなどに血液バンクから取り出して輸血します。

ただし、他人の血液を入れるとなると話は別ですね。
感染が起きることもありますから。


補足:確かに血液の成分のうち「赤血球」には核が無いので細胞分裂を行うことはできません。だから厳密に言うと「培養できるの?」という質問に対する答えはNOなんですけど、質問の本質は「有事の為に血液を増やしておけないの?」ということでYESと答えさせて頂きました。
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まだ実験段階です。

安定した技術になるかはともかく可能性はある。
まだ時間かかりそうだが。

もと記事はない(キャッシュです)
http://209.85.175.104/search?q=cache:LI8qHik2Quw …
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 門外漢ですが。


 培養して増やすには核が要りませんか?細胞が分裂して増殖していくのに必要な核がないので、培養は出来ないと思います。
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