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親と子の遺伝で、もし子が片親にそっくりで、その片親の親が離婚し
た時期(片親が例8才のときと仮定)と、今の片親が離婚した時期(
私が8才のときと仮定)が一致して、かつその離婚理由と出ていったほう
(母親)がほぼ一致し、子と片親のメールの書き方の特徴・好きなタイプ
・好きな音楽まで酷似していたとします。


生活環境から趣味・顔つきの広範囲に渡って片親と酷似している
場合、それは生物の本体である遺伝子ですべて説明がつくのでしょうか?
でも、もしそれで説明がつくと仮定すると、この遺伝子の連鎖はたちき
れないということになるのではないのですか?もしそれ
が事実だったとして、そうやって人類がひどくあらゆるものまで酷似するようになったら、人間は生き延びることができません。
ならばこの仮定は正しくないということになるのではないのですか?


学校で生物の先生にここまで聞くことができないので教えて下さい。

A 回答 (2件)

遺伝子は,身体を形作り,その他,生命機能を維持する酵素などを作る,つまりタンパク質を作る設計図であることはご存知かと思います.したがって,顔つきや体つきが親と似ることは十分ありますが,性格をはじめとして環境因子で決まるいくつかの事象に関しては遺伝子では説明できません.たとえば,fumi0839がおっしゃるメールの書き方の特徴,好きなタイプ,好きな音楽,趣味の酷似といったものは,後天的に身についた事柄(思考回路)であって,その人の置かれた生活環境に影響された(もしくは環境から学習した)ものに過ぎません.ちなみに遺伝的に完全なクローンである一卵性双生児の双子であっても,置かれた環境によって性格は変わりますし,ましてや,同じ運命をたどるなんてこともありえませんよね.



ですから,
>生活環境から趣味・顔つきの広範囲に渡って片親と酷似している場合、それは生物の本体である遺伝子ですべて説明がつくのでしょうか?

のお答えはNoです.fumi0839さんが例を挙げた『酷似』はすべて遺伝子で説明することはできませんし,説明できるとすれば顔つきくらいですね.

『人類がひどくあらゆるものまで酷似するようになったら、人間は生き延びることができません』とありますが,人類のみならず,動物や植物にいたるまで,共通に説明できるものでなければ,『遺伝子ですべて説明がつく』とは言えないですよね.
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この回答へのお礼

回答してくださってありがとうございました。

生物という学問を学ぶにつれて結局生物のすべてはDNAで説明がつく
とばかり思い込んでいたので、たまたますごく酷似したDNAをもっていた
ら同じような運命をたどってしまって、その結果ひどく似たものが過剰に
できて、人類が滅びることがあり得るかもしれないと密かに思ってました。

環境で人はそれなりに変われるんですね。
すごく面倒くさいですが、その環境を選ぶ際にある遺伝情報が関与してた
としたら、環境で人は変わるという論は覆って、すべてはDNAによって
決められているという論になってしまう気がします。

そこで私が思いついたのが、環境を選択する際に、あえて自分が
選びたくないほうを選ぶことによって自分を変えていくという方法です
。でも絶対この方法の中にもつっこみどころがどこかにあって、
結局、完璧な論理ってないのかなって思ってしまいます。それでも、
数学や化学や生物ではいろんな法則とか公式を覚えないといけないの
は、こういうふうにいろんな考え方を覆すことによって、確かなもの
を手に入れなければならないからなのかなと思いました。

お礼日時:2008/02/27 23:27

誤解されている点を2点指摘いたします。



遺伝情報は遺伝子のみが伝えるのではありません。文化、知識も遺伝するのです。遺伝子・ジーンに対し、ミームと呼ばれる概念ですが、後天的に得られる知識、文化もある集団の中で次世代に受け継がれるものです。

もう一つの間違いは、進化は、種全体の中で同じスピードで起こるわけではないのです。環境の変化に適応できたものがたくさんの子孫を残し、次世代の主流になるのです。ある特定の環境に強く依存していた家系は、その環境が失われたとき絶滅する可能性が高い、ということです。新しい環境に適応できた家系が栄えた結果、今までの同種とは交雑不可能なほど違う系統になったときが、新種の誕生です(ネオ・ダーウィニズム的説明ですが。ほかの進化の経路も提唱されています)。
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