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先日知り合いに
「わび」「さび」の語源は
「わびしい」「さびしい」だと教えられました。

ネットで調べると確かにそういう説があるのですが
私の記憶では何か違うものもあった気がします。
(それが何だったか全く思い出せないのですが)

他の語源説を知っている方はいらっしゃいませんか?

A 回答 (2件)

以前、興味があって調べた時にぴったりのサイトを見つけたのですが、


今探してみても見つからないので、書き留めておいた内容をかいつまんでお答えいたしますね。


「わび」「さび」の美意識は、室町時代に登場したとされますが、
それ以前にも「わび」「さび」という語彙自体はが存在していたそうです。

「わび(佗)」には、「他、他種」という意味があり、
古代国家において、「律令体制の指図に入りきれないもの」を示していたそうです。
そこから派生して、「山野や海辺などを彷徨うこと」「体制から離隔されて生きる事」
などを意味するようになりました。

また、男女の恋の贈答に限定された関係から、「わび」は対異性的情念を表す言葉として使われ始め、
その後、宮廷貴族社会で使われだしてからは仮名で書くようになり、
そもそもの語源である「佗」との関係も失われたそうです。

「さび(寂)」は、「寂莫」「枯淡」「閑寂」に渋みを加えた意味を表し、
万葉集に登場する「さぶし」という形容詞及び、「さびつつあらむ」という動詞に辿り着くそうです。
遊女を意味する「さぶる子」や「さぶ」にも関連し、全体的に表されている「さびしい」の意味だけでなく、
ものの本質という意味も含めて「幽玄」に近い美意識概念を表すそうです。


「わび」と「さび」は、一般的に似かよった美意識概念として考えられていますが、
「わび」より「さび」の方がより客観的だと考えられ、
「わび」が空間における現象に関連しているのに対して、「さび」は時間における現象に関連するそうです。

どちらも精神的な様子を語る言葉として誕生し、完全に同じ意味ではないにも関わらず共通点が多く、
互いに補い合う概念として考えられる、ということのようです。

長くなってしまいましたが、参考にして戴けると幸いです。
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 ネット検索の結果だけですので,その真偽のほどは判りませんが,参考 URL のページに先の回答者の方が書かれている説が出ています。



 御参考まで。

参考URL:http://vip.vcd.kyushu-id.ac.jp/paola/wasa.html
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