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「数学必須だと偏差値が下がる」というのはもはや定説な気がしますが、実際に私立文系で数学必須の入試をやると何故偏差値が下がるのかというメカニズムがよくわかりません。

例えば、70年代に慶應法学部は国数英社の4科目入試を行っていた時期があり、その間の偏差値はMARCHレベルになっていました。

こういった現象のメカニズムを知ってる方がいれば教えてください。

A 回答 (2件)

5教科入試と3教科入試では、同じ実力の新高三生が目指すなら、5教科入試の方が偏差値10以上 上の大学を狙えます。

ランキングを見るとき偏差値だけを見てはダメです。3教科受験の偏差値75と、5教科受験での偏差値75では受験生の総合的な学力レベルは全く異なります。
たとえば、早稲田や慶応で個別の3教科受験で合格した受験生に、国公立の5教科を受験させて、どのくらいの偏差値が望めると思いますか?

簡単な話で、受験科目数が増えたり、受験が難しい教科(数学というのは、1科目ではなく、多くの場合、数学IAIIB、さらにはIIICと複数科目が一度に課されます)が課されると、勉強する内容が増える訳ですから、すべてを完璧にできる受験生は減るわけです。

「例えば、70年代に慶應法学部は国数英社の4科目入試を行っていた時期があり、その間の偏差値はMARCHレベルになっていました。」
これは、偏差値を絶対的な学力評価の軸とみた、あなたの勘違いで、MARCHのほとんどは、2~3教科入試ですよね。国公立並みの4教科入試を行った慶応大と偏差値がもし同じくらいなら、その間には、歴然としたレベル差があります。同じレベルの学生だけを受からせるつもりなら、MARCHは、5~10上の合格ラインにしていないと同等の学生は集まりません。

で、数学の話に戻すと、数学は、かなり特徴的な教科で、
たとえば、日本史 は、学校のカリキュラムでも1年で勉強できる科目ですが、
数学は、1年から3年まで勉強し続けて、はじめて身につく教科です。
同じくらいの単位数の国語と比較すると、受験に役立つモノにするまでに必要な勉強時間の違いが分かるかと思います。
数学があるとないとでは、3~6科目くらいのインパクトがあるわけです。

たとえ話で言うと、2~3教科だけなら、東京大に合格できる学力を得る受験生は結構います。ただ、かれらが実際の受験しても東京大に合格どころか2次を受験出来るかも怪しいわけですね。つまりは、そういうことです。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 23:10

数学が苦手な文系が多いから

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