免疫の仕組みについて色々調べていますが、素人なので基本ができていませんので、わからないことだらけでなかなか先に進めません。
1、液性免疫と細胞性免疫とよく出てくるのですが、液性免疫は主にTh2が促進して、細胞性免疫はTh1が促進するようですが、このバランスがTh2に偏るとアレルギー体質になるようなのですが、液性免疫って免疫グロブリンのかかわる免疫で、IgEだけでないですよね。IgGとかウイルス、細菌向けの免疫も液性免疫がかかわるのではないでしょうか。細胞性、液性に分ける意味がわかりません。もしかして難しいサイトカインの名前とか受容体の記号をしっかり理解しないとわかりにくいことなのでしょうか。
2、阿保教授の自己免疫疾患のメカニズムには大変関心があるのですが、ストレスがかかると顆粒球優位になり炎症が起こりやすく、感染症を起こすとバランスが崩れているところにさらにNKTという免疫にまで活性化してしまい、自己免疫疾患を起こしやすくなるという考えは大変面白いと思います。しかし運動不足、甘いものの多食、肥満などが副交感神経優位に立たせ、リンパ球が増えアトピー体質が作られるというのですが、ほかのホームページなどでは戦争など強いストレスでアトピー体質が作られるような話もあります。
どうもアレルギー体質の人はリラックスしているように思われず喘息にしても経験的にストレスの多い環境で増悪している感じです。その辺はどうなのでしょうか。
アトピーと組織を傷害する自己免疫疾患はまったく逆の体質が原因でしょうか。感覚的には類似点が多い気がするのですが、免疫的にはどうでしょうか。
ストレス、交感神経興奮、顆粒球増加、Th1、自己免疫疾患、アレルギー体質この辺のパズルがすっきり頭の中で整理されません。
結局Th1とかTh2のイメージが専門家と微妙にずれているのかもしれません。
A 回答 (1件)
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No.1
- 回答日時:
1、難しく考え過ぎてるのではないでしょうか。
血液やリンパ液など体液を巡りながら、抗体をつくって目標抗原に攻撃をしかけるB細胞中心の免疫システムが(体)液性免疫、抗体をつくらず自ら直接抗原を攻撃するキラーT細胞、NK細胞、NKT細胞の免疫システムが細胞性免疫。もちろん両者ともマクロファージの抗原提示によりヘルパーT細胞が活性化して動き出す免疫システムですね。
2、当方の勉強不足もあって、的外れな回答になると思いますが、お許し下さい。
リュウマチなど膠原病ももともとリンパ球が多い色白の女性がかかる割合が多くなります。しかしアレルギーの発症も自己免疫疾患の発症もストレスが引き金でしょう。リンパ球が多い体質でもなんらかのストレスがないとあくまで体質であって病気には至りません。アレルギーはストレスになる抗原があって初めて初めてリンパ球が活性化して発症しますが、ストレスを回避する生体の防衛反応ですね。抗原は精神的なもの、食べ物に含まれる異種蛋白や有害物質、ありとあらゆるものが抗原になりえます。リンパ球の反応ですので多いほど反応も強くなってきます。
恒常的に死と向き合う戦場でそれほどリンパ球が多くなくてもアレルギー反応がおきてもおかしくはないでしょう。それほど強いストレスということになります。
自己免疫疾患、例えば関節リュウマチの患者さんは風邪の症状から始まることが多いようです。普通であれば一過性のウィルスによるリンパ球の炎症で終わるところが、ストレスをかかえているために胸腺は萎縮、免疫抑制状態になって顆粒球の炎症に移っていきます。ここで免疫が胸腺由来からスイッチしてNKT細胞が活性化、血流を増やし、痛みや腫れ、熱を出しながら顆粒球に壊された異常自己を修復していきます。まことに辛い症状ですが治癒反応です。健康な時はリンパ球が多くても、病気を発症すると逆転して一気に顆粒球が増えます。これは白血球の分画からはっきりわかるでしょう。
リンパ球が強すぎて正常な自分の組織を攻撃する免疫疾患だとしてステロイドや免疫抑制剤を使って治療しますが、治るわけがありません。白血球の分画からも全身の交感神経が緊張して免疫抑制になってることがわかります。免疫抑制の病気に免疫を抑制する薬物を使って治ることはありませんね。やはりリンパ球を増やして顆粒球による破壊を抑え免疫力を高めないと治癒には向かわないでしょう。
末梢血に顆粒球の増多(免疫抑制状態)を認めながら、免疫過剰としてステロイドを使い続ける医者がいますが、この矛盾をどうするのでしょうか。
アトピーなどアレルギー反応も一緒です。健康な時はリンパ球体質であっても症状が出てるときは交感神経が緊張して顆粒球が増えています。治癒にはステロイドなど使うのではなく、やはり自律神経の偏りをなくしてバランスを良くし、免疫を高める必要があると思います。
私は安保教授の本をしっかり調べたわけでありませんので、よくわかっていませんでしたが、そういうことなのですね。ストレス状態もしくは病気の時には顆粒球が増えるようになるのですね。自分なりに阿保教授のリンパ球優位のアレルギーになりやすい体質というところにかなりひっかかっていましたが、あまり気にせずにどちらにしても交感神経系優位になっているというのであれば、かなりすっきりです。
阿保教授の理論は自己免疫疾患に対してはかなりすっきりできますが、アトピーに関してはどうでしょうか。副交感神経体質なんていわれるとあれ?と思ってしまいます。
間違っているかもしれませんが、自己免疫疾患はおそらくIgGとかを使った過剰反応であるかもしれませんし、アトピーはIgEを介する反応であるのに、しかしリンパ球は優位にはならず、どちらも顆粒球優位の交感神経亢進状態ということになるのでしょうか。
こんな面倒な人間の質問に答えてくれてありがとうございます。
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