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古今東西のヴァイオリニストで、特に音色の美しい人といったら、誰でしょう?

A 回答 (6件)

現在CDで聴ける範囲で回答します。


みなさん、なぜかフランチェスカッティを挙げていませんね。
個人的にはグリュミオー、パールマンよりも好きなのですが…
ティボーは古すぎますか?
ウィーン派ではヴェラー(Walter Weller)ですね。
モーツァルトは逸品です。
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少しマイナーかもしれませんが、


音程の正確さ、ボーイングの素直さでファン・クーレンを推します。
彼女の弾くモーツァルトはきれいです。
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残念ながらハイフェッツやシゲティが活躍していた時代の世代ではないのですが・・・(一度、この人たちの生の音をこの耳で聴いてみたかったですが・・・CDで聴く限り、前者は硬質・冷淡とも思える音でそれこそ目のさめるようなテクニックでどんな曲も一気に弾きあげますね。

またこの人のクセでしょうか?音程を決める際、よく指をずり上げますよね。後者は晩年の録音などはもう音が荒く汚くて決して美音などとは程遠いですが、音楽の本質を深くえぐるような音は確かに伝わってくるものがあります。)

美音家・・・だれだろう?(以下に挙げる世界的な往年の巨匠達も軒並み皆、美しい音の持ち主ですが)

D,オイストラフ・・・芳醇で安定感のある音。でも若干、土臭いかナ?

グリュミオー・・・モーツァルトやサンサーンスは絶品。

ミルシテイン・・・まさに貴公子を思わせる高貴な音。素晴らしい!

シェリング・・・個人的にとても好きな演奏家です。本来はドイツものを得意としていますが、その膨大なレパートリーと何を弾いてもまず安定感のある演奏で安心して聴けます。来日した際、生の演奏を聴きました。(ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲)

スターン・・・ヴァイオリンの神様、または王者。その一本芯の通った美しい音は実際に生で(近くで)聴くととても強靭で丁度、針金を引っかくような?予想外にバリバリ、キーンとした音でビックリした覚えがあります。でも、コンサートホールの程よい距離で聴くと実に素晴らしい音になるんです、これが。とっても不思議ですが・・・
来日時、3度生演奏を聴きました。(ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲)(ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、他)(モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、他)

コーガン・・・オイストラフとは明らかに対照的な音。硬質かつ幾分線は細いですが、無駄が無く、どれも作品の本質を的確についてて好きな演奏家です。

スーク・・・ヘンデルのソナタ集のCDは何度聴いても瑞々しくて素敵!

ギトリス・・・音は美しいのですが、ちょっと個性が強過ぎる?というか・・・

アッカルド・・・本場イタリア出身でパガニーニ弾きとしてはピカイチ。素晴らしいテクニックとよく歌うカンタービレ!イタリアの空を思わせるカラッとした明るい音が特徴。来日時、生演奏を聴きました。(パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番)

その下の世代では・・・

クレーメル・・・確かに鬼才ですね。音もクールかつ美しい。でも常に聴いていたいタイプの演奏家ではありませんが。

パールマン・・・昔、パガニーニの24のカプリースを引っさげてデビューした時の印象は鮮烈でした。そのレパートリーの広さと人間味溢れる温かい音は万人の心を掴みましたね。来日時、生演奏を聴きました。(リサイタル/ストラヴィンスキー:イタリア組曲、クライスラー:小品、他)

ズーカーマン・・・多くのストラド弾きに対し、愛器ガルネリ・デルジェスで素晴らしい音を聴かせる美音家。彼の弾くG線やE線の音はとても魅力的。

チョン・キョン・ファ・・・ご存知、チョン・ミュン・フンのお姉さん。彼女も溢れるばかりの才能と美音の持ち主。彼女の弾くシベリウスの協奏曲のCDはそれこそ神経に触れるが如くのppが実に繊細で素晴らしい!

ギル・シャハム・・・ヴァイオリンのあらゆる表現、音を兼ね備えた現代最高のヴァイオリニストのひとり。知的で優しい人柄も魅力的。

チョー・リャン・リン・・・この人を含め以下三名は名実共に現代若手の中でも最高レベルのヴァイオリニストでしょう。共に米国ジュリアード音楽院出身。

サラ・チャン・・・天才少女として華々しくデビュー。確かに彼女の音には華がありますし、音楽のスケールがぜんぜん違いますね。

五嶋みどり・・・日本を代表する(というか真に世界で通用するのはこの人をおいて他には見当たりません)現代最高のヴァイオリニスト。
ジュリアードの音というか、日本人離れしたポリシーある確固たる音がしています。
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こんにちは。



美しさにもいろいろあると思いますし,音色だけ切り取って話すのは難しく,楽器の音や表現方法もある程度ごちゃまぜになってしまいますが。

まずは私が生で聴いたことがある方のみを対象に。
結果としてはこれからもまだまだ生で聴けそうな若い世代中心になりました。
(古い世代や現在すでに大家と見なされている世代を聴いたことがないだけですけれども・・・)
#1回ずつしか聴いていないので,一般的な世評とは異なるかも知れません。また,過去/現在の大家と比べるてしまうといろいろ物申したくなることもなきにしもあらずですが,それは長い目で見ていただくということで。

☆Leonidas Kavakos(レオニダス・カヴァコス)
ブラームスの協奏曲をつい先日聴きました。
つややか・伸びやかな絹糸のような音色&情感豊かだけれども端正な演奏で,一般に言われる美音とはこんな感じかな,と思いました。もう少しお歳を召したらより聴き頃?(笑)
シベリウスのヴァイオリン協奏曲の初稿版の録音がマニアの間では比較的話題になったかと思います。

☆Wadim Repin(ヴァディム・レーピン)
ショスタコーヴィチ協奏曲1番を聴きましたが,最初の一音を聴いて愕然!
美しい,というのとはちょっと違うかもしれませんが,楽器の大きさが他の人とまったく違うんではないかと思いました。

☆Nikolaj Znaider(ニコライ・ズナイダー)
聴いたのは重厚さと華麗さを兼ね備えた王道系演奏?のブラームス協奏曲,レーピンから少し濃さ・太さを減らしてかわりに鋭さと輝きを加えたような印象です。オーソドックス・オールマイティな感じ。

☆五嶋みどり
美しい音色,というくくりで登場することは少ないかもしれませんが。
キャリアは巨匠級ですが,まだまだ若手世代です(笑)
CDではそれほど印象に残っていなかったのですが,バッハから現代音楽までいかようにでも対応できる驚異的な柔軟性をお持ちと感じました。ニュートラル・透明であることの美しさとはこういうことなのかと。


録音で印象に残っているのはギル・シャハム氏でしょうか。(アバド/ベルリンフィルとのブラームス協奏曲) CDではきらびやかで輝きがある音をお持ちであるように聴こえます。
あと,超青田買いでセルゲイ・ハチャトゥリアン氏と,ラテン系の奏者が入らなかったので,一度も聴いたことがないけれどもヤマ勘で(ぉぃ)ルソー・カプソン氏を。


以上,くどい回答で失礼いたしました。
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生で聴いた中では、イツァーク・パールマン。


CDを聴く限りオイストラフ。
舞台で見て聴いていて楽しい音だったのはアイザック・スターン。
みんなユダヤですね。というか俺って古いなぁ~~。(笑)
なんとなくヴァイオリンって、太ったユダヤ人の楽器、音、というイメージがあります。

クレーメルは、30年くらい前の初来日でチャイコを弾いたときに聴いて、「なんだこりゃ?」というほど酷かったですが、最近はちょっと違う処に活路を見出したという印象ですね。

新しいところは、若い人が書くと思うので、オッサンは古いところを書きました。
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人其々、生きて付き合ってきた時代の代表を一番にしたくなるでしょうから、比較する条件をある程度は設けないと、意味の無い一番が沢山集まりそうですね。



では、古い人間の一人として書かせて頂きます。
現役では、ギドン・クレーメルなのだろうか??
贅沢だろうが、何か後僅かな物足りなさを感じている・・・

超過去の人では、ヨーゼフ・シゲティー
その後の時代は、アルトゥール・グリューミオ
かな?
シゲティーを子供の頃に一回だけ生で聴けた思い出も込めて・・・・
ハイフェッツは、美しいと言うのとは違う括りの人だと思う。

比較証明のしようが無いけれど、本音で言えば、群を抜いてシゲティーを挙げたい。(美しいだけでは、あまり関心を寄せなかったので、判断基準が違っているかも知れませんね)
理屈じゃないし、聴いて触れてみなければ比べても意味ないしねェ~!

それより、他の方々の投稿が楽しみ・・・です。
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