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本当に調性に性格、色彩、雰囲気を感じる人はいるのでしょうか?

私は、長調と短調の性格の違いは、ソルフェージュや聴音のような音楽的なトレーニングを受けた経験がないのにもかかわらず、長調が明るく、楽しく、短調は暗く、悲しいと言うように感じる事が出来るのですが、長調同士、短調同士の性格、色彩の違いは全くと言っていいほど感じる事が出来ません。

よく音楽の本に、ハ短調は悲劇的で、荘厳だとか、変ホ長調は英雄的で、壮大だとか、シャープ系の調は鋭く、華やか、フラット系の調は穏やかで、暖色系だとか聞きますが‐‐だとしたら異名同音調である嬰へ長調と変ト長調とか、嬰ニ短調と変ホ短調は、記譜上は違っているが物理的な音響は全く同じである調性の場合はどうなのだろう?‐‐本当に、そんな違いを感じて音楽を聴いている人っているんでしょうか?

宜しくお願い致します。

A 回答 (4件)

12音を聞き分ける絶対音感保持者であれば、流れている曲が何調なのかわかりますから、それぞれの調に固有の性格を感じている人もいるでしょう。

しかしハ短調が荘厳だとか、シャープ系は鋭いとか、決めつけることは出来ません。これは完全に個人的体験に根ざしたもので、人それぞれでしょう。中には幼児時代の絶対音感教育の影響で、各調に色彩を感じる人もいます。不完全な絶対音感保持者は、白鍵の調をやさしく、黒鍵がたくさん響く調を難しく感じることもあるでしょう。
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#2です。

再びこんにちは。
一点訂正を。

3)の途中の部分
(誤)嬰ハ長調と変ニ短調
(正)嬰ハ長調と変ニ長調

長調と短調じゃ違って当たり前ですよね・・・(汗)

お詫びして訂正させていただきます。申し訳ありませんでした。
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こんにちは。


いわゆる「調性格論」ができあがった背景には,以下のようなことがあるとなんとなく思っています。(あまり整理できていませんし,憶測もかなり混じりますが)


1)物理的な音響が違う
現在の私たちは,ハ~嬰ハ,嬰ハ~ニ,・・・等の半音間隔はすべて同じであり,また,音の高さ(周波数)としては,嬰ハ=変ニ,嬰ニ=変ホ,・・・であるというのを,「ほぼ」常識と理解していますが,音楽の歴史から見ると,そうではないことが多々ありました。音律・古典調律,といったキーワードでいろいろと調べられると思います。
それによって何が起こるかというと,例えば,ハ長調とト長調とニ長調は,単に音が平行移動しただけではなくて,実際に音の響き方が違うことになります。
(断定的に書くのはやや危険ですが,ハ長調⇒ト長調⇒ニ長調となるにしたがい,響きが硬く・鋭くなっていくような音律が存在します)

2)楽器の構造等に起因して音(音色)や演奏しやすさが変わる
ここは別のご質問で見る限りご存知のようなので割愛します。

3)演奏する人間の精神状態が変わる
人間が演奏する場合,「ドを半音『あげる』」というのと「レを半音『さげる』」というのは,意識的・無意識的に演奏行為に影響を与えるように思っています。(実際,私はアマチュアで楽器を演奏しますが,例えば,嬰ハ長調と変ニ短調の楽譜を渡されたら,まったく同じには演奏「できない」と思います)

4)調性理論からやや恣意的に
「五度圏」というキーワードで調べるといろいろと出てきますが,ハ長調から五度ずつ上がる(下がる)ことですべての調を網羅して,最後にハ長調に戻ってくる,という,とても美しい体系を持っています。こういった体系から,実際の音の響きとはあまり関係のないところで,観念的に「この調はこうした役割を持つべきである」というような考え方が発生したかもしれません。


・・・等々の事情により,いつしか,「○調は××な雰囲気」という共通認識(≒調性格論)が形成され,それをもとに,多くの作曲家がそれに沿った形で楽曲を作曲したのかもしれませんね(注:単なる憶測)。すると,結果論的に,「○調には××な雰囲気の曲が多い」ということになり,ますますその傾向は強くなっていきます。
ベートーヴェンはモーツアルトの調性選択に影響され(例:モーツアルト交響曲第39番⇒ベートーヴェン「英雄」),ブラームスはベートーヴェンの調性選択に影響され(例:ベートーヴェン「運命」⇒ブラームス交響曲第1番)・・・といった具合です。(ここはもうひとつのご質問とも関わる部分と思います)
演奏家もまた,それに沿った演奏を行うことで,「××な雰囲気を持った○調の演奏」が続々とできあがることになります。


ええと,まとまらなくなってきましたが(汗),私の個人的な見解としては,単に「○調だから」ということではなくて,

 ・作曲家がそのように曲を書いたから
 ・楽器がそのように響くから
 ・演奏家がそのように演奏しているから

という理由で,響きや雰囲気の違いは感じられると思っています。
(プラス,「××な雰囲気と言われている○調の曲を聴いている」という先入観もやはりあるとは思います)

*なお,私は絶対音感はほとんどありません。
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 自分で体験していることではないですが,事実のようです。


専門用語では「共感覚」と呼ぶようです。3年ほど前,NHKのスペシャル番組でやっていたので調べてみてはいかがでしょうか。
 曖昧な記憶ですが,「共感覚」とは一般に一つの知覚が他の感覚とダブってしまうというものです。番組では食べ物の色から別の味覚を覚える人。たとえば緑のピーマンを見るとゴムを噛むような感覚が湧いてくるとか,新聞を見ると数字だけが緑色に浮いて見えるとか。
 ある知覚情報が脳の一カ所だけでなく複数箇所に伝わるために起こる現象という説明だったようです。先天的なものがほとんどで,過去天才と称された人たちに多かったのではないでしょうか。先日爆笑問題さんがインタビューしていた坂本龍一氏もそうだと語っていましたが,絶対音感を持つ人は音を「ド」や「レ」という文字/言葉として認知しているといいますが,この現象もほぼ同じだと解釈しています。これは幼児期の訓練による後天的な産物,場合によっては障害とも言えるでしょう。こうなりたいと思ってもなれるものではないようです。
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