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 ある製品を作って廃棄するまでに使われた炭素(発生したCO2)の
計算方法って相当難しそうなんで、一般論について教えてください。
 
たとえば、割り箸を、置き箸に変えるとしたき、
それが自然に優しいと主張するためには、当然、近似的には

  置き箸を作って、廃却するまでに発生する二酸化炭素量
< 割り箸1個節約した時の二酸化炭素削減量×節約できた割り箸の数 
 
という式が成り立つように、置き箸の生産工程や寿命を
設計しなくてはならないと思います。

最初考えはじめたころは

 置き箸の原料がアルミ1種類だったら
  アルミの電気分解エネルギー
+ 加工に使うエネルギー 
+ 原料と製品の移動距離をだいたい地球半周として、質量あたりの
 移動エネルギー

くらいでいいかな?とか甘く考えていたんですが、

ボーキサイトを掘る人の通勤にかかるエネルギー
ボーキサイト会社の消費エネルギー、
はては、その会社がCMをつくるのに使ったエネルギーや紙が
消費した炭素・・・・
更には
アルミをつくる工場の維持に費やす分・・・
箸屋の人がアルミ箸をつくるのに使う分・・・・
運送屋の・・・、販売店の・・・

と考えると、もうわかりません。
当然、割り箸についても、同様の計算が必要です。

このあたりは、何かおしなべて、労働や運送当たりの
消費エネルギーを、係数にくりこんでしまう手法が
あるんじゃないか?とおもうんですが・・・

ご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

 だいたい質問者さんの推察のとおりで、産業連関表というものを使って係数化、計算を行っています。



 実際には
 「通勤にかかるエネルギー」「広告産業の消費エネルギー」「金属精錬業の消費エネルギー」「小売部門の消費エネルギー」というような感じで経済活動を400分野くらいに分割して、それぞれの経済活動が他の経済活動にどれくらいの影響を与えるのかを加味して、個々の経済活動の二酸化炭素の排出量を計算しているようです。

 アルミだったら、アルミ製造のコストが1kg400円なら、それを
「精錬部門に支出したコスト」○円×精錬1円あたりのCO2排出量○グラム
「通勤輸送部門に支出したコスト」○円×通勤輸送1円あたりのCO2排出量○グラム
「広告産業に支出したコスト」○円×広告産業1円あたりのCO2排出量○グラム
「小売業に支出したコスト」○円×小売業界1円あたりのCO2排出量○グラム
・・・・
 というように数百部門に分解して、アルミ製造に関するCO2排出量を計算していくわけです。

 詳しくは下記URLをご覧下さい

参考URL:http://www-cger.nies.go.jp/cger-j/db/co2.html
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この回答へのお礼

素人のあやふやなご質問に、丁寧にお答えいただきまして
本当にありがとうございます。

特に参考URLにあげていただきました。
「産業連関表による二酸化炭素排出原単位」
は、添付書類を斜め読みしただけでも、これが
求めていたものに違いない!と思える、とても
貴重なものだと思います。

近い将来、きっと、GoogleのPageRankのように、
全世界の個別消費を、線形結合されたリンケージとして、
炭素消費量の重い軽いが求められる時代がくるように期待しますが、
今は、この書類に基づくのがBESTに思えました。

斜め読みしただけでは、使い方はたいそう難しいものに
思えましたが、しっかり理解すれば、使えるように思えます。
 
今は、これで、BESTに思えますので、ここで質問を締め切らせて
いただきます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/03 00:29

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