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古紙100%再生紙(コピー用紙とかの普通用紙)は、再生紙の製造過程で行う漂白作業で石油などのエネルギー消費量や、二酸化炭素の排出量が増えるため、実は環境によくない、ということですが、再生紙100%トイレットペーパーにも同じことが言えるのでしょうか? それとも再生紙100%のトイレットペーパーは漂白していないので環境によいのでしょうか? 

A 回答 (3件)

まず前提として、森林は極相に達するとCO2を貯留はするものの、それ以上は吸収しなくなります。


そこで、この森の木を伐採してあらたに木を植えてあげる。そうすれば森は再びCO2を吸収するるのです。
森は常に木と切らないとCO2を吸収しないので、木質バイオマスはどんどん使った方がCO2が削減には役立ちます。
その森林の価値を見極め、適切かつ持続可能な利用できるかどうかを見極めることが大切です。
盲目的に森林を神聖化して伐るなの一点張りはもう通用しない時代になってきていると思います。

さて、木材から紙を作りますと、その行程で不純物が黒液という形で発生します。
この黒液は紙を作るときのバイオマスエネルギー源として利用できます。
このおかげで、新品の紙を作る場合、石油等の化石燃料はほとんど必要ありません。(余るくらいです)
遠くから輸送するエネルギーについては国産材の利用など見直すべき課題ではあるでしょう。

ところが、再生紙の場合ですとこの黒液は発生しないので、
再生紙を再生するためには別のエネルギー源(普通は化石燃料)が必要です。
また回収にも石油が必要ですし、短い繊維やインク等の廃棄物も多量に発生します。

古紙100%→CO2を吸収しない森を守るが化石燃料を消費する
新品の紙→森にCO2を吸収させるとともに化石燃料の消費も少ない

ということですね。トイレットペーパーも例外ではないでしょう、
ぶっちゃけてしまえば、環境がそんなに気になるなら使わないという選択が最善です。
トイレットペーパーを使えるのは世界人口の3割とかですからね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
初めて知ったことがたくさんあり、ためになりました。

お礼日時:2007/08/06 12:28

質問の意図は


「再生(リサイクル)の際に、環境によくない作業が行われるのかどうか」ということです。

突き詰めて言えば、「製紙工程」自体、環境によろしくないのです。
再生紙は、古紙を溶解する工程と、インクを除去するための工程が必要となるので環境に良くないといわれます。
しかし、新しく紙を作る場合でも、溶解・漂白は必要ですし、その際の排水で、環境汚染も発生しています。
トイレットペーパーに限らず、白色度を下げたコピーペーパー等も販売されています。
環境に掛ける負荷を減らす努力をし、環境対策を十分に行えば良いだけのことです。
再生紙だからといって、特段環境に悪い工程が有るわけではありません。

この回答への補足

再びご回答ありがとうございます。

>「製紙工程」自体、環境によろしくないのです
なるほど…。
「再生紙は環境にやさしい」という認識があったり、製紙会社が100%再生紙は実は環境によくないと発表したり、なんだか訳が分からなくなって、環境にいいと謳われているものの実際はどうなんだろうと少し疑問に思い始めてました。

新しい木を伐採しない分、再生紙のほうがまだ環境に良い、という認識になるのでしょうかね…。

補足日時:2007/07/31 12:03
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リサイクルコピー用紙は環境によくないと言いますが、日本で使用される紙の原料は、ほとんどが輸入物です。


二酸化炭素を吸収する樹木を切り倒し、加工し、日本まで輸送するのです。
樹木が利用できる大きさまで育つ歳月までトータルで考えれば、どうなんでしょうかね。
トイレットペーパも同じです。
トイレットペーパーは、紙のリサイクルの最終に位置するものと言えると思います。
リサイクルペーパーと同じ理由で、再生紙を使用するほうが、環境にやさしいです。
大体、木材の供給地は熱帯雨林が多いそうですが、幾ら熱帯とはいえ、すぐに樹木が育つわけじゃありません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

質問の意図は
「再生(リサイクル)の際に、環境によくない作業が行われるのかどうか」ということです。

確かに新しい木を伐採して紙を製造すること自体、問いかけるべきことなのかもしれませんが。
質問の意図が伝わりにくかったようですみません。

補足日時:2007/07/30 14:40
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