プロが教えるわが家の防犯対策術!

父(現在62歳)が一年前に脳出血(左脳の視床下部近く)を発症しました。
幸い、発症直後は後遺症がほとんどなく(感じてなく)、少し右足裏に
違和感を感じる程度でした。
しかし、ほぼ2ヵ月後に、右半身に痺れ等を感じるようになりました。
(お腹の痺れ、右足がどーんとした感じなど)

血圧は血圧降下剤の服用の効果もあり、とても安定しています。

それとは裏腹に、父はどんどん痺れがひどくなってくると感じて
います。
特に寒くなったり(冷房の中等)、ずっと座っていたりしていた状態で
ひどくなるようです。

最近は、「後遺症だから仕方がない、時間がたてばもう少し楽になる」と父は
思うようにしているのですが、どんどん痺れをひどく感じるようになっており、
見ているととても辛く感じます。
また、痺れがひどいときは、家族や周りへの八つ当たりも出てきてしまいます。
‘なんとかしてあげたい’、という気持ちでいっぱいです。

そこで、ご経験者や専門家の方々に下記の件をお教えいただければ幸いに思います。

(1)上記のような経過や症状は一般的なのでしょうか?
 (発症直後は感じなかった痺れは、今後ひどくなっていくものなのかどうか)

(2)何かしびれを改善する方法はございますでしょうか?

(3)家族としてどのように接していけばいいのでしょうか?

大変お手数ではございますが、どうぞお教えいただけると幸いです。

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

◆神様の大豪院です。

ご質問ありがとうございます。

(1)上記のような経過や症状は一般的なのでしょうか?
一般的です。視床下部(?)近くということだといずれにせよ視床に障害があったことと思います。視床の障害は脳が修復段階に入ってくると痺れが出現するのが特徴です。特に脳出血で生じやすいものです。

「視床は感覚を伝える中継点だから、そこがやられると後遺症として痺れが出る」と知ったかぶりの説明をする医者がいますがマチガイです。
視床が障害されると出てくる後遺症は感覚麻痺であって、痺れではありません。この痺れは、感覚を伝える神経細胞の周りにある細胞が、壊れた細胞を修復しようとして過剰な神経放電をおこしてしまい生じるものです。ですので、脳が自分を治そうとすればするほど出てくるのです。だからやっかいです。

視床付近が脳出血を生じた時、後から出現する痺れを予防するためにいくつかの予防的治療を行うのですが、日本では、上記にような痺れのメカニズムさえ理解していない医者が多いので、痺れが出る前に予防的措置がとられることは極めて稀です。

何もしなければ、だいたい脳出血の1年後くらいまでは、痺れはひどくなっていきます。繰り返して言いますが、後遺症ではなく、脳は自分を直そうとするための反応だからです。

(2)何かしびれを改善する方法はございますでしょうか?
主治医に言って「安定剤」の種類の薬を処方してもらいつつ、理学療法のうち電気刺激療法など、痺れの今後の増加を食い止めるような処置を考えてもらうことです。既に1年を経過していますので、効果は限定的かもしれません。

(3)家族としてどのように接していけばいいのでしょうか?
少なくとも「痺れを気にする」ことが非常によくないのです。運動の障害が少なければ、どんどん運動をして麻痺側をどんどん使い痺れを無視するトレーニングを積むことです。
本人も周りも「痺れているから」といたわることは、全く逆効果です。いずれにせよ「立ち向かう」という積極的姿勢が無いと改善していきません。

「痺れる痺れる・・・。後遺症だから・・・。」と言い続けて何もせず、できることもしなくなって過ごしてしまうパターンが非常に多いのも事実なのです。
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