プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

はじめまして。HPLCを用いて、分析をしている大学院生です。
HPLCを用いて、合成品Aの純度確認を行っています。合成品Aを0.1% w/v%調整し、分析しています。不純物ピークが四つ見られ、その不純物を特定するために、不純物(と考えている)標品四つと合成品Aとを「重ね打ち」するように先生にアドバイスを受けました。「重ね打ち」についてよく理解できていません。
・試料の調整の仕方がわかりません。 合成品Aを0.1% w/v%調整したもの中に、不純物と考えられる標品四つを混ぜ合わせたものを試料として、HPLC で分析すれば良いのでしょうか?各不純物はどのくらいの割合(それぞれ何 w/v%に調整し、それぞれどれだけの体積を)入れて分析するのでしょうか?
・各不純物の同定の見なし方がわかりません。各ピークの同定は、重ね打ちした際、ピークが割れずに一つのピークであれば、同定と見なしても良いのでしょうか?
その他にも、「重ね打ち」で重要な点がありましたら、教えてください。

合成品AのHPLC分析における面積%は、
主成分ピーク(合成品A):96%
不純物ピークB:2%
不純物ピークC:1%
不純物ピークD:0.5%
不純物ピークE:0.5%
です。
宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

>不純物と考えられる標品四つを混ぜ合わせたものを…


混ぜないで一つずつくわえたサンプル四種を作るのが適切です。
>それぞれ何 w/v%に調整し…
不純物ピークが2%以下ですので、モル吸光係数を合成品Aとほぼ同程度と見て、標品は0.001% W/V程度が適切でしょう。多すぎるとピークが完全に隠れてしまい、ピークが分裂しているかどうか分りません。
インテグレータの値が正確なら不純物の収率の概算も出来ます。

この回答への補足

すいません!付けたしなのですが、比較で不純物の標品を測定する際は、0.1% W/Vで調整すれば良いのでしょうか?0.001% W/Vにした方が良いのでしょうか?

補足日時:2008/09/30 18:22
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
大変参考になりました!!
0.001% W/Vで同じくらいのピーク面積になるように各試料を調整して、ピークの分裂の有無を判断して、同定するんですね。
とても助かりました。

お礼日時:2008/09/30 14:18

不純物の同定と濃度を知りたいのですね。


 (1).不純物4種を0.001%W/V位になるように混合溶液を作ります。
 (2).この溶液をHPLCに注入します。
 (3).リテンションタイムの違いによって4つのピークが出ます。
 (4).次に合成品をHPLCに注入します。
 (5).合成品ピークと不純物のピーク(ピーク位置は(3)と同じ)が
   出るはずです。
 (6).ピーク位置から不純物の同定ができますので、あとは定量に
   最適な濃度の不純物溶液を作り定量します。
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この回答へのお礼

ご意見ありがとうございます!
各溶液を調整して、分析を各三回ずつ行っていたら、すごく時間がかかりました。HPLCは分析するたびに、疑問が出てくるので、奥が深いです!もっと勉強します!!

お礼日時:2008/10/02 17:51

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