プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は今、獣医師になるために
獣医学の学べる大学を志願している受験生です。

そこで、獣医学を学ぶ前に、まず知っておくべき事柄、
今の獣医の現状や、動物に関する問題等が学べるような本は
ないでしょうか。

臨床を将来的にはやりたいと考えていますが、
まだ獣医という職業に関連した問題などについて
知識が足りないのですが、いろいろな本を読みあさっても
いまいち勉強になっているのが心配になり、
また周りにそういった助言をしていただける方が
いらっしゃらないので、
教えていただければ大変助かります。


あくまで受験生なので、そこまで専門的な知識を蓄えたいわけではなく、どちらかといえば現状を把握したいという気持です。

よろしくお願い致します。

A 回答 (8件)

 No.5のJagar39です。


 なるほど、そういう理由でしたか。

 ということでしたら、是非とも読んで頂きたい本が1冊あります。
 「危機来襲―鳥インフルエンザ・48日間の攻防」(山田啓二、京都府政研究会編、京都新聞出版センター)です。4年前に京都府で発生した高病原性鳥インフルエンザの話です。今の「獣医師の仕事」はこれが最重要でしょう。
 まあ大学入試の面接や小論文で、あまり専門的なことを問われるとも思えないのですが・・・

 大学に入る時はほとんど全員が小動物の臨床を志しているのですが(それしか獣医を知らない人が大部分だし)、実際に卒業後に小動物臨床に進む人は半分弱です。あとは家畜衛生、公衆衛生、産業動物臨床、研究職に進むわけです。
 ですから、まあ6年かけてゆっくり進路を考えてください。

 というわけで、計3冊をお奨めします。
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この回答へのお礼

早速今日、薦めていただいたものを
買いました。
じっくり読ませていただきたいと思います。
たびたび、丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2008/10/26 17:47

小動物や畜産以外にも野生動物の保護管理というのも知っておいてもいいかと思います。


野生動物に用いる麻酔薬は獣医師でないと扱えないものが多いので
(塩酸ケタミンとか)野生動物分野でも獣医師の活躍が期待されています。

動物を「動くぬいぐるみ」感覚で捉える人が
「人間が開発したから餌がなくなって動物が人里に降りてきた」(山に餌を撒けばいい)
などと見当はずれな意見を得意げに披露していますがそんなことはありません。
とりあえず読みやすいこの本など。

参考URL:http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/31556462
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この回答へのお礼

作品の解説を読ませていただきましたが、
私が読んでみたかったような内容のようなので、
是非とも読ませていただきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/26 17:55

シビアに現状を把握して行動なさった、今泉吉晴さんの書かれるものは、私は好きです。


人間の医者も、季節や、一日や、社会を含めて、人間の生活・生態を知らなければなりませんが、
物を言わぬ動物ではなおさら、どんな季節に、天候に、昼と夜に、異性と、また同じ種のなかで、
どのように食べ、生き、休み、活動しているのかを正確に知らなければならないと思います。
研究室に動物を連れてくることをやめて、自分が動物の暮らしの場所に身を置く、
という志に一度も触れなくとも、獣医にはなれるでしょうけれども、
そういう志というものを本を通して知っているのと、知らないのとでは、自分を見つめる目が、少し違うかもしれません。
森の新聞シリーズもたいへん好ましいものでしたし、
新聞の広報誌に連載していたムササビ先生のどうぶつ日記も良かったですが、これは出版されないのかしら、よく存じません。
勉強になるという意図で読むのは、角度が違う気がしますけれども。
入学後は勉強漬けなのですから、
いまは視野を広げたり問題意識を持ったり、感銘を受けたりしながら、自分の考え方や感受性を磨いたらよろしいのでは。
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この回答へのお礼

今泉さんの作品、探させていただきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/26 17:54

 獣医師です。

大学を卒業したのはもう10ン年も前になりますが。

 高校生の頃は獣医といえば犬猫を診療する動物病院の獣医さんくらいしか思い浮かばないでしょうが(私もそうでした)、獣医師の職域は極めて幅広いです。獣医学科の学生もまだ全貌は把握できていないでしょう。そのまま卒業して獣医師になる人もたくさんいそうです。

 最近、大学で講義をした際に、1枚目のスライドで獣医師の職域を列挙しようとしたのですが、分野で分類しても身分で分類しても1枚のスライドに収まらなくて苦労しました。
 分野で分類すると、小動物・産業動物・公衆衛生、身分で分類すると自営(開業)・地方公務員・国家公務員(独立行政法人)・団体・民間企業、業種で分類すると臨床・行政・研究、という具合です。

 まあそういう具合なので、「現状」といってもそれぞれの分野や業種毎にあるわけで、とても一筋縄ではいきません。私だってそんな本があれば読みたい、と思います。
 まあ記述は浅いですが、No.2の方が紹介されたペリカン社の「獣医師になるには」は比較的獣医師の職種が幅広く紹介されているので面白いと思います。とりあえずこの本は基本として読んでおいた方が良いかと思います。

 「動物のお医者さん」やムツゴロウの本は、それを読んで「獣医になりたい」と思う、いわば"動機付け"になる本であって、獣医師を志してから特定の意図を持って読む本とは違う気がします。ジェームス・ヘリオット(イギリスの獣医師)の著作もたくさん邦訳されていて面白いですが、これも同様です。

 私は学生時代は野生動物に関わっていたので(今も関わってはいますが)、野生動物関係の本を何冊かお薦めしたいところですし、今の私の職種だと鳥インフルエンザや新型インフルエンザ関連の本も何冊か薦めたいものはあります。
 ですが、これらの本は在学中にある程度志望が固まってから読むべき本かなと。専門知識がないと興味も半減しますし、「ウソ」も見抜けませんし。どんな本にも多かれ少なかれ舌足らずなところやウソ、デタラメ、法螺があります。酷い本になると最初から最後までウソと駄法螺の繰り返し、という本もあります。
 専門知識がない高校生が悪いのに当たってしまってそのデタラメを信じてしまうと、後々ダメージが大きいですから。数多く読めばだんだん見分けも付くようになるのですが、受験生はとりあえず勉強しないとね。

 で、敢えて今読むならちょっと逆説的ですが、2冊ほど挙げておきます。

 1冊目は「動物の権利」(ピーター・シンガー)です。
 ・・・これ読んだ後も「獣医になりたい」と思い続けることができるか、がひとつの試練かと。
 この本も歪曲された価値観、意図的な誤解(曲解)、ウソ、詭弁に満ちた本ですが、その主張に一理あることは認めざるを得ないです。
 ウソや詭弁はそれと見抜き、一理ある主張にはきちんと自分の意志を述べる・・・ように獣医師の資格を取る頃までにはなれていれば良いですね、という本です。

 もう1冊は「バイオハザード」(ケン・アベリック)です。
 これはゲームのタイトルではなく、旧ソ連で生物兵器を開発していた研究者の話です。
 獣医とまともに関係があるわけではないのですが、微生物学の世界は獣医も医者も入り乱れていますから、進む方向によっては関係ない話ではなくなってきます。

 どちらかというと水をかけるような本ばかり挙げてみましたが、なんといっても生命を扱う仕事なので、どんな業種に進むにしても一番大切なのは倫理観かと思うので、こういうリストになりました。

 私もそうですが、獣医師を志す人はまず間違いなく「動物が好き」な人です。たまにそうでもない人もいますが。
 で、獣医師というのは「動物を助ける仕事」だと思って獣医を志すわけですが、小動物開業に進めば概ねそのとおりの仕事をすることになるわけですが、そうではない仕事もたくさんあります。
 それにどの方面に進むにしても、獣医科の大学に入れば実習や卒論で動物の死体の山を築くことになりますから、そういう葛藤は多かれ少なかれ誰しも経験します。というよりなければ困る。
 というわけで、今から専門的な知識や業界の事情など知らなくても一向に構わないから、そういう自分の倫理観と向き合う心構えだけはしておいて欲しい、という意味で、こういうヘビーな本を挙げてみたわけです。

 というより、今は勉強した方が・・とは思いますが。私の頃と違って獣医学科もずいぶん難しくなっているようですし。

 なんにしても頑張ってください。いつか私達の仲間に入ってこられる日を楽しみにしています。
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この回答へのお礼

私が書籍を探している理由として、
もちろん獣医師を志したからには、
今の現状を知っておきたいというのはもちろんありますが、
私の受験の仕方では面接や小論文などがあり、
そこで専門的なことなどが問われる可能性もあったので、
そういった時の知識を書籍で蓄えられたらと思ったからなのです。
なので確かに、すでに獣医師を志しているわけですし、
もう少し専門的であればと思っていたので助かります。

すでに今までに、動物に関する感染症の本、
BSEのものなどを一応読みました。
将来動物実験などにも携わるだろうと思っていたので、
動物実験に反対している方が書かれた書籍を
読んだのですが、どうも感情論に流されて
全く筋が通っていない気がして読み終えられませんでした。
確かに、私が学びたいものの一つに、
「倫理感」についてがあったので、
その2冊は大変参考になるだろうと思います。

丁寧にご返答頂き、本当にありがとうございます。
獣医学部は人気だそうなので、難関になるかと思いますが
是非とも獣医師になる一歩を
踏めるように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 22:08

これから大学に入る段階でしたら、


「ペット」は家族同然だけど
家畜は「経済動物」だという『現実』をきちんと認識するだけで十分でしょう。
おそらくは、ここが人間の医者と獣医との一番大きな違いだと思います。
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この回答へのお礼

以前現役の獣医師の方に話をうかがった時も
その話をされ、きちんと理解しとくようにといわれました。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/22 21:57

「そりゃないよ獣医さん―酪農の現場から食と農を問う」岡井 健 (著)


この本面白くておすすめ。臨床獣医といえば農業共済の獣医さんを自分はイメージします。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797474009/sr …
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この回答へのお礼

私は小動物の臨床を希望しているものなのですが、
獣医師としては農業も大きくかかわってくる分野もあると思いますので、是非読ませていただきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 21:55

畑正憲(ムツゴロウ)さんの本を読んでください。

図書館にあると思います。古本屋でもさがしてください。
動物園のホームページをさがしてください。
猟師、またぎ、についてしらべてください。
ペリカン社「獣医になるには」という本をよんでください。
動物写真家をさがしてください。
あかね書房「科学のアルバム」を読んでください。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsu/index1 …
第1回の生物を学ぼう、をみてください。
お励みください。

参考URL:http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/seibutsu/index1 …
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この回答へのお礼

丁寧にお答え頂き、ありがとうございます。
時間が限られていますので、
順番にできる限り読んでいきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/22 21:53

「動物のお医者さん」「じゃじゃ馬ぐるーみんぐUP」等どうでしょうか。

漫画ですけど。夢があっていいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

早速の回答、ありがとうございます。
「動物のお医者さん」はすでに読みましたが楽しかったです!!
すごく楽しかったのですが、
獣医に関する現状や問題などが扱われていなかったので、
そういうものがあればよかったのですが・・・

お礼日時:2008/10/21 11:32

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