お世話になります。
小学校の頃から、次の2枚のCDを聞いています。
・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィル、ドヴォルザーク「新世界」
・バーンスタイン指揮、ニューヨークフィル、ショスタコーヴィッチ「第5番」
この2枚はめちゃくちゃ好きで、ほぼ完璧だと思っているんですが、なかなかここから枚数が増えません。
あまりにもこの2枚が好きで聞き込み過ぎたので、他のCDを聞いても「あの感動」を求めるあまり感動できないのかもしれません。
具体的に言うと同じバーンスタイン、ショスタコーヴィッチの「レニングラード」「第9番」を聞いたんですがあまり感動できませんでした。
他に、学生時代に好きだったCDを列挙すると
・リムスキー・コルサコフ「シェヘラザード」(オーマンディ指揮フィラデルフィア管)
・ホルスト「惑星」(メータ指揮イスラエルフィル(たぶん))
・ストラヴィンスキー「火の鳥」「春の祭典」(バーンスタイン指揮、ニューヨークフィル)
・バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」(ミュンヒンガー指揮シュテゥットガルド室内管)
などです。
と、いった好みを踏まえて、お勧めの名盤があれば教えていただけないでしょうか?
また、クラシックはロックなどと違って、作曲家、指揮者、年代とめちゃめちゃ選択肢が多いですが、どうやって聞き進めていけばいいでしょうか。
よろしくお願いします!
※とりあえず「惑星」の冥王星つきがあると聞いて、冥王星は惑星でなくなったのでレアかもしれないと思って買おうと思います (^^;;;
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
質問から大分日にちが経ちました。
その間、過去の同類の質問にお答えした時とは違うものを感じ、私の中でそれが増幅されて気楽に書けなくなっておりました。でも、思い返してみると、人は、皆ぞれぞれ言葉では伝えきれない違いが有ります。それが、嗜好性であったり、拘りであったり、経験起因の縛りであったり!説明に因って理解出来る気になる事も有れば、努力虚しく解らず仕舞いに終る事も有ります。
私の、鑑賞仲間にも、エルネスト・アンセルメ指揮/スイスロマンド管弦楽団の演奏しか聴けない人が居ります。聴けないと言うのは言い過ぎですが、他の演奏を聴いてもアンセルメ/スイス程に心が動かないそうです。又、イシュトバン・ケルテス以外は無用と言う者!ハンス・シュミット・一セルシュテットと見れば買わずにおれない御仁とか!
その様なスタンスではない者にとっては、理解出来そうでも、やっぱり出来ないのですよ(笑い)!
フルベン礼賛団塊とかカラヤン神様団塊は有名で、そのアンチ派も大勢力ですが、この中には、前出と同じ種類の拘りもあれば、人が言うから何となく私もとか、格好良さそうだからとか、意味不明な数も含まれている様で、全ての意見を真面目には受取れない疑い心も浮びます。
が、質問者様の様な拘り派(私の知人が同類なのかも判然とはしませんが・・・)の方に、他の方に紹介する姿勢で良いのか自身が有りません。
自信が有りませんが、その様な事を言っていても埒が明きませんので、意を決して、私の好きな曲と演奏をご紹介する事にしました。
但し、質問者様の嗜好は意識しながらも、どの位考慮に入れられるか自信は有りませんので念の為、ご理解願います!
と、言う訳で駄目元ですが、案外、未開拓な琴線に触れる部分の発見が、有るかも知れませんしね(微笑)!!
では、思い付くままに、私の場合
●ストラヴィンスキー:バレエー「春の祭典」&バレエ「ぺトルーシュカ」
ピエール。ブーレーズ指揮:(録音:「ペトルーシュカ」1971年ニュー・ヨーク・フィル/「春の祭典」1969年クリーヴランド管弦楽団)《SONY》
(紹介盤・試聴不可)http://magicbassoon.at.webry.info/200702/article …
ブーレーズは「春の祭典」をフランス国立放送管弦楽団を皮切りに二度のクリーヴランド管弦楽団の都合3回の録音をしています。面白さではフランス国立が秀逸でしょう。しかし、アンサンブルの緻密さと指揮者としての自信、そして、オーケストラとの緊張感が醸し出す上質な鋭さなど、トータルの完成度で、クリーヴランドとの一回目の録音を上げたいと思います。
●シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」<マーラー版>
カルロ・マリア・ジュリーニ:ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団(録音1980年12月1日)《グラモフォン》
(紹介盤・試聴不可)
http://www.doblog.com/weblog/Mypage.do?method=sl …
原点版が幅を利かす昨今で肩身が狭い存在の様ですが、元々スケール感の有るシューマンのオーケストレーションが、マーラーの功績も加わってジュリーニの美学とでも言うべき、叙情性豊かで大スケール、壮麗な3番が出現するのです。
(参考試聴)http://www.hmv.co.jp/product/detail/886447
ですが、全集では●シューマン:交響曲全集(第1~4番)レナード・バーンスタイン:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音1984年2月10月1985年11月ウィーン・ムジークフェラインザール)《グラモフォン》を挙げたいのです。
たっぷりとした呼吸から語り出されるスケールの大きい音楽。常に瑞々しいロマンティシズム。シューマン特有の精神的危機の状況をひたひたと感じ取れる様に思います。一聴では分厚過ぎるサウンドにも思いますが、その効果による訴求力は絶大ではないでしょうか。
【シベリウス】
●交響曲第1番ホ短調作品39 & 交響曲第6番ニ短調作品104 ベルグルンド:ヘルシンキ交響楽団(録音1986年5月)《EMI》×××××折角書いたのに現在、製造中止とか!
シベリウスと言えば長らく英国勢の十八番の様になっていましたが、漸く自国の曲を自前の指揮者・オーケストラで世界を席巻できる録音が出来た気がしていましたのに、製造中止とは残念!
●交響曲第2番ニ長調作品43 &〔悲しきワルツ/トゥオネラの白鳥/交響詩「フィンランディア/他」〕
ユージン・オーマンディー:フィラデルフィア管弦楽団(1972年3月~73年1月)《RCA》
(カップリング違い・試聴可)http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3406845/s/~6b19c …
この演奏は、第2番に大多数が感じる一般的陰影とは違って、晴れやかで輝く色彩感の響。匠オーマンディーと言う普段の評価とは一味違う自然で伸びやかな解釈が清々しいと感じています。(有る意味、珍演奏かも・・・)
ですが、全集では●交響曲第1~7番 & 組曲「ペレアスとメリザンド」より3曲/トゥオネラの白鳥/組曲「恋人」
ジョン・バルビローリ:ハレ管弦楽団(録音1966年7月~70年5月)《EMI》
を挙げておきます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=497231
フィンランドの凍て付いた冬!静寂が包む湖と森!そんな情景を思うと、私は何故か、バルビローリとハレ管の組み合わせを真っ先に思い浮かべるのです。まるで、慣用句の様に・・・・
【【【尚、◎ホルスト:「惑星」& バッハ「ブランデンブルグ協奏曲」は、私も質問者様と同じです。】】】
さて、質問者様の嗜好性とは全く違う可能性大なのですが、迷惑がられる事を覚悟で、私の好きな曲と演奏を少しだけ・・・・
●プッチーニ:「四声のためのミサ曲」(ミサ・ディ・グローリア)
私の所持盤は、ミシェル・コルボ:リスボン・グルベンキアン管弦楽団・合唱団、テノール:ウイリアム・ジョーンズ、バス:フィリップ・フッテンロッハー。<チョッと残響成分が強過ぎる気がしますが、私は曲の中に溶け込みます(苦笑)>(所持盤を紹介するページは、ヒットしませんでした)演奏は違いますが、参考URLを記しておきます。
(試聴可)http://ml.naxos.jp/?a=HCD31399
(試聴可)http://ml.naxos.jp/?a=8.555304
地中海気候が齎した明るさ?イタリア人のオペラ作曲家が宗教曲を書くと、こんなにもドラマッチック!でも同国のヴェルディーとは、又、違うおおらかさ!明るく、優しく、伸びやかで、ダイナミック!そして美しい!理屈抜きに元気が出ます。顔がほころびます!
●フォーレ:レクイエムop48
私の所持盤の最古参は、アンドレ・クリュイタンス指揮/パリ音楽院管弦楽団・エリザベート・ブラッスル合唱団、オルガン:アンリエット・ピュイ=ロジェ、バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、ソプラノ:ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスで、30年以上昔の演奏です。
(所持盤・試聴不可)http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83 …
(この曲を聴くと、私の煩悩が浄化され、心がシンプルになり、天空をゆったりと浮かぶ感覚になり。とても幸せな気持ちになります。
些細な事にくよくよしていた自分が、解き放たれ、全てが許容できそうな幸福感に包まれます。
恍惚感と言うのか、まるで、神に導かれる天使に「なったような、善人になったような気持ちになるんです。これも一種のエクスタシー(照れ笑)!
この曲には多数の演奏があり、私も何時の間にか7種類の演奏を所持するに至っております。評論家の成績表の様なものがあるそうですが、比較した事はありません。
(試聴可)http://www.hmv.co.jp/product/detail/2515358
(試聴可)http://www.hmv.co.jp/product/detail/1478461
※プッチーニとフォーレの2曲の試聴が、ここでも出来ます。
http://www.geocities.jp/joc255/netcon.htm
●モーツァルト:レクイエム 1956年3月録音 MONO
ブルーノ・ワルター指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック ウェストミンスター合唱団
イルムガルト・ゼーフリート(S) ジェニー・トゥーレル(A) レオポルド・シモノー(T) ウィリアム・ウォーフィールド(Bs)
http://www.chikuondo.com/products/1795.html
ここで、ご紹介する演奏は、録音年月日からお判りになるでしょうが、モノラルのレコードで発売され、そのレコードを愛聴しておりました。このレコードを所持した後、上記の演奏をレコードやCDで聴いて来ております。長くなる為、其々の感想は割愛しますが、この曲との50年近くの付き合いの中で、その時々で好みの演奏の変化は有りましたが、そんな後には何故か、ブルーノ・ワルター/ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏に戻ってしまいます。心が暖かくなり、演奏が、どうのこうのと理屈を付ける事が、馬鹿馬鹿しくなる様な幸せ感に包まれるのです。今も、この演奏から逃れられずに還暦を迎えようとしています。
幸いな事に、この演奏が、CDに復刻されています。一聴して頂きたいものです。
蛇足で恐縮でが・・・・何年前だったか?どの専門誌だったか?忘れましたが、録音から随分経っていたのに、ベスト・レコードに選ばれていた事がありました。その記事に私が感じたのと同じ様な事が書いてあったので、スクラップしてレコードジャケットに挟んであったのですが、友人に貸した折に失ってしまいました。
●ロッシーニ:弦楽の為のソナタ
イタリア合奏団《録音1987年》
(所持盤・試聴可)http://www.hmv.co.jp/product/detail/753253
兎に角、聴き易い旋律!心を和ませる時にも聴きますが状況に因っては、仕事中の上質なBGMにもなってくれます。(モーツァルトの様でモーツァルトでない!ベンベン。ヴィバルディーの様でヴィバルディーでない!ベンベン!調子に乗り過ぎ脱線しました!)
●ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
(試聴可)http://www.voiceblog.jp/andotowa/232576.html
ドラマチックで美しい不安げなメロディーの進行と、それを少しづつ溶かす様に解決しながら強くなって行く心の揺らぎの様で好きです。
本当は、この何倍も何十倍もご紹介したいのですが、夜も更けて参りましたので、この位にさせて頂きます。
尚、余計なことばかり書いてしまい、読み辛くなった事をお詫びします。
熱いお返事ありがとうございます!!!
下の方もあげてらっしゃるシベリウス、ロッシーニがありますね。
同じ質問に答えているので答えが似てくるんでしょうね。
面白いですね。
で、シューマンという(この質問への回答では)新顔が出ましたね。
シューマンも、サン・サーンスと並んで学生時代に有名な小曲は当然聞いているんですが、交響曲を聴こうという頭がありませんでした。
他にもそういう作曲家は当然いっぱいいるわけで、そういう広げ方もあるでしょうね。
モーツァルトのレクイエムは新しい録音で聞いたことがありましたが、古い演奏が復刻されるのは多くの方が愛している演奏だからでしょうね。
ぜひ聴いてみたいと思いました。
>未開拓な琴線に触れる部分の発見
という言葉は面白いですね!(^o^)
たしかにそうですね、大人になって昔は思ってもみなかったレコードを聞くと、こんなレコードを聴いてこんな感情を持つ自分がいるなんて~~と思うかもしれませんね。
みなさんどうもありがとうございます!
「宿題」がいっぱいできたところで質問を閉めさせていただきます。
No.5
- 回答日時:
40年以上クラシック音楽を聴いてきたおじさんです。
あなたが取り上げた2曲は私も若い頃、何回も聴いたものです。
もちろん、LPでですが。CDも持っています。ショスタコーヴィチの第5番は特に名盤です。新世界も若きバーンスタインだからできる演奏です。
ところで、お奨めの名盤ですが、その手のガイド本は沢山でていますが
私は、昔からちょっとアマノジャク的に曲を選び、演奏者を選んできました。つまり自分用の名盤を探してやるぞーという感じで、今までやってきました。ガイド本に寄らないので、失敗も多かったのですが、自分のものにした時は感動ものです。2、3紹介しますと
シベリウス/交響曲第1番:今では結構有名ですが、以前はシベリウスといえば第2番でした。それと第7番:これはもう、現代音楽です。
デリアス/管弦楽曲:バルビローリやビーチャムが有名ですが、チャーミングな曲が多いです。
カリンニコフ/交響曲第1番、第2番:NAXOSから出ている廉価盤で結構ですから、聴いてみるべきです。ロマンティックな曲です。
ロッシーニ/弦楽のためのソナタ6曲:少年ロッシーニが書いたこれらの曲はモーツァルトに決して引けをとらない名曲です。
シューマン/ピアノ五重奏曲:室内楽は難しい?決してそんなことはありません。
以上、思いつくままに挙げましたが、ちょっと主流から外れて探してみるのもクラシックの別の楽しみかも知れません。そして、やはり名盤は価値があるなーと、気がつきます。
ありがとうございます!
バーンスタインの2枚を気に入ってくださってる方に出会えて感激です。
そうそう、シベリウスの第1番も(指揮者、楽団は忘れた)好きで聞いていました。
いま改めて聞きなおすといいかもしれませんね。
ロッシーニの弦楽のためのソナタは上の方も書いてらっしゃいますね。
作曲の経緯など興味が湧きます。
プロコフィエフの古典交響曲のロッシーニ版みたいなものでしょうか。
(なんだそれ)
プロコフィエフの古典交響曲といえば、小さい頃音楽室でよく聞いて、好きだったのですが、大人になってあらためてバーンスタインの盤を買ったところ、こんどはこっちはちょっとダイナミック過ぎてダメでした。
(もっと遅くてトボけた感じなのが「俺の古典交響曲」でした)
初めて聴く演奏の影響力恐るべし!
(俺が影響力受けすぎ?)
時間が掛かると思いますが、一枚一枚聞いていこうと思います。
楽しみが増えました。
どうもありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
アンチェル指揮チェコフィルハーモニー管弦楽団の「新世界より」はチェコのリズムが明確に出ているプロ指揮者もお勧めの名盤です.
これぞ,本物の新世界.
参考URL:http://www.hmv.co.jp/product/detail/749569
No.3
- 回答日時:
挙げてられる曲から察するところ,以下のような曲が好みの傾向かと思いました。
◇サン=サーンス 交響曲第3番
終盤の派手さは格別です。パイプオルガンとオーケストラの響きが盛り上がります。
火の鳥の終曲も感動ものですが,この曲もなかなかのものです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1435297
名盤…かつては本場主義のようなところがあり,
フランス物はフランスの指揮者とオーケストラ,
ロシア物はロシアの指揮者とオーケストラというようなところがありました。
上記の指揮者マルティノンもそんなところがあります。
交響曲第3番だけでなく,このセット物はお買い得だと思います。
ヴァイオリン協奏曲では第3番が有名ですが第2番もなかなかいい曲です。
演奏のできもいいと思います。
◇チャイコフスキー 交響曲第4番,第5番
古くからの名盤としては,これも本場主義もあるかもしれませんが,
ムラヴィンスキー レニングラード・フィル
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1417387
名盤とは… 多くの人が高い評価をしたものなのか,
雑誌上での音楽評論家の評価なのか,商業的なものなのか疑問に思っています。
私の好みではカラヤン ベルリン・フィルのチャイコフスキーの方が好きです。
ご質問にある「新世界から」や,ショスタコーヴィチ「第5番」で名盤といえば,
チェコ・フィルやレニングラード・フィルの名を挙げる人が多いのではないでしょうか。
でも,バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルがいいと思う人には,それが名盤なので,
世間(商業ベース)の評価は関係ないと思います。好みは,人それぞれです。
そういう意味で名盤としては紹介しませんが(私の好みの話になりますので),
以下,好みの傾向と思われる曲をもう少し挙げてみます。
◇ブラームス 交響曲 第2番,第4番
◇ベルリオーズ 幻想交響曲
◇リヒャルト・シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」,「ツァラトゥストラはかく語りき」
◇ワーグナー 管弦楽曲集 タンホイザー序曲,リエンティ序曲など
◇シベリウス 交響曲 第2番
◇ブルックナー 交響曲 第5番,第8番,第9番
◇メンデルスゾーン 交響曲 第4番「イタリア」,第5番「宗教改革」
以上,しんみり系,しっとり系ではなく,盛り上がる,派手,はっきりしている…という
タイプの曲を選んでみました。
>他のCDを聞いても「あの感動」を求めるあまり感動できないのかもしれません。
初めに聴いたもの(気に入ったもの)が,自分の基準のようになってしまいますから,
そうだと思います。私にもそんなところがあります。
>同じバーンスタイン、ショスタコーヴィッチの「レニングラード」「第9番」を聞いたんですが
あまり感動できませんでした。
第5番と同じようなものを求めていたからではないかと想像します。
これは,演奏のせいではなく,曲の好みの傾向の違いではないかと思います。
第5番と,レニングラードや第9番では性格が違います。
>どうやって聞き進めていけばいいでしょうか。
私は聴き始めの頃は,有名な曲,名前は知っている…というような曲を次々に
聴いていきました。古くから伝わる「名曲」,「有名な曲」とされるものには,
必ず良さがあるはずと信じて聴いてきました。
何回も繰り返し聴き(努力して),やっと,その曲の良さを理解できたものもあります。
ありがとうございます。
とりあえずサン=サーンスは猛烈に聞きたくなって注文しました。
本場主義、なるほどですね。
元質問に書きませんでしたが、新世界と革命はあまりにも好きすぎるので、いろいろ聞き比べてみようと思ってノイマン指揮のチェコフィルの新世界と、ムラヴィンスキー指揮のレニングラードフィルの新世界を聞き、やはりちょっと「自分の知っている『あの』新世界、革命ではない」と思って(こんなことをリスナーが言うのも理不尽な話かもしれませんが)肩透かしを感じたことを覚えています。
それがトラウマというか悩みになっていて、元質問をさせてもらいました。
あと、このノイマン/ムラヴィンスキーの2枚に関して言えば、妙に音が悪いような気がする(特にチェコフィルは妙に弦楽器が薄く聞こえる)のでアレッと思っていました。
ただ、質問をさせてもらってからあらためて調べると、どちらもものすごくヴァージョンがあるらしく、同じヴァージョンでもリマスターされているようなので、今いい録音のものを聞くとまた違う感想があるのかもしれませんね。
たくさん曲をあげてもらってありがとうございます!
聴いた曲もあり、確かに好みをわかっていただけて、うれしいような気恥ずかしいような気持ちです。(^^)
せっかくですので全部聞きたいと思います。
質問に「名盤」と軽々しく書いてしまいましたが、たしかに世評は関係なくて、自分なりの名盤を探せばいいのでしょうね。
しかも、矛盾しますが
>古くから伝わる「名曲」,「有名な曲」とされるものには,
必ず良さがあるはずと信じて聴いてきました。
という、ある程度ガマンして聞くとよさがある日分かるというのもまた真実なんでしょうね。
No.2
- 回答日時:
聞き進め方、、、というほどのものではありませんが。
アムステルダム・コンセルトヘボウという管弦楽団の演奏が好きで、聞き進めた事があります。
私見ですが、メディアで一流と言われてる指揮者やオーケストラの演奏よりも、そうではない組み合わせの演奏が面白い事が多いようです。
理由としては、実験的な演奏をしてる事があったり、レコーディングを意識した、お利口な演奏を、あえてしてしなかったために評価が低いというものなどがあるからです。
フルトベングラーやチェリビダッケは、会場の響きを重要視したために、演奏自体の精度が後回しになってるものもあります。
チェルビダッケが生前レコーディングを極端に嫌ったのは、録音された音を聴くお客さんにまで気を廻すのがいやだったからだと思います。
以上の2名のような大指揮者でなくても、世に「B級」と評価されてる演奏も、実は自分にとってピッタリとあった演奏だという可能性がありますから、そういうものを探すのも良いと思います。
バーンスタインの革命が好きだという感性をお持ちのあなたなら、評価が色々と別れてる演奏を聴きこんでいくというのもいいかもしれませんね。
ありがとうございます。
確かに、世間の評判は関係なく自分だけの名盤を探すのが楽しみですね。
コンセルトヘボウも有名ですね。
機会があったら聞いてみます。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
まず,あがっている作品から,
☆チャイコフスキー
☆マーラー
の二人の作曲家を紹介させていただきたく思いました。
それぞれアルバムを1枚ずつ。
どちらもバーンスタイン/ニューヨークフィルの熱い名演があります。
☆チャイコフスキー 交響曲第5番
http://www.amazon.co.jp/dp/B00006BGRJ
☆マーラー 交響曲第1番「巨人」
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2599105 (SACDとなっていますが,対応していないCDプレーヤでも再生可能です)
あとひとつ,これも迫力のある管弦楽曲ながら,多少傾向が違って,より華麗に管弦楽の音響そのものを追究したような作品ですが,
☆R・シュトラウス アルプス交響曲 カラヤン/ベルリンフィル
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005FJ77
も。カラヤンはあがっていなかったのでお好みに合うかどうか分かりませんが。
バッハはじめとしてバロック音楽はあまり詳しくないのですが,とりあえずアルバムをひとつ。
☆バッハ 管弦楽組曲第1番~第4番 リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005FHNB
バロックの演奏は,特に最近になっていろんなコンセプトのものが増えてきてそれぞれに面白いのですが,まずはあげていらっしゃるミュンヒンガーに近い落ち着いた雰囲気のものとしてこちらを。
これからどう聴き進めていくか,というのはなかなかにアドバイスが難しいですね・・・。
すでに行っていらっしゃる方法とお見受けしますが,まずは気に入った作曲家や演奏家の作品を中心に広げていって,さらに地域・時代・作風の関連が深いところへと進んでいくのが無難な方法でしょうか。
例えば,作曲家でいえば,ムソルグスキー(展覧会の絵)・スメタナ(モルダウ)・グリーグ(ピアノ協奏曲)・シベリウス(フィンランディア,交響曲第2番)・エルガー(威風堂々)・ラフマニノフ(ピアノ協奏曲第2番)といったところが想像できますし,指揮者バーンスタインという切り口で見れば,ベートーヴェン・シューマン・ブラームスなどの交響曲にも名演がありますね。
また,雑誌のレヴューのいいものでもいいし,もちろんいきなり何にも知らないところに直感で飛び込むのだって構わないと思います。
最後に,ちょっと説教臭くなりますが。
いろいろ聴いていると,一般に名演とされているものでも,必ず「この曲(演奏)は好みに合わない」というのが出てきます(すでにご経験されているようですが^^;)。その時,「失敗した」と思わずに,自分の感受性を拡げるチャンスと思ってもっといろいろ聴こうとできるかどうかがひとつのポイントかも,と思ったりもします。
*メータ指揮の惑星はロスフィルのものかもしれません。(名盤として有名)
そういえば,ラトル/ベルリンフィルのものがちょうどその冥王星騒動の頃に発売されて話題になっていましたね。
ありがとうございます。
たくさんあげてくださって、とても参考になります。
これだけ聞けば何かがまた見えてきそうですね。
昔聞いていて忘れていた曲の数々も思い出すことが出来て大変うれしいです。
そうそう、メータはロスフィルです。
同じメータ指揮の「スターウォーズ+未知との遭遇」を聴いたあとに興奮して(これはウィリアムズ指揮のものよりいいような気がする)夜中に自転車を飛ばしてレコード屋さんに行って惑星を買ったような気がします。
今はカップリングで出てますね。
>自分の感受性を拡げるチャンスと思ってもっといろいろ聴こうとできるかどうか
確かにそうですね~~
音楽の場合感情の流れと直結しているので、パッと聴きであまりよくない(実は良さがわかっていないだけ)のものは不愉快に感じてしまうんですね。
そこで踏みとどまって「何かがあるはず」と思って聞き込むんでしょうね。
その姿勢は確かにありませんでした。
ありがとうございます。
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