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心筋にミトコンドリアが特に多いと知りましたが、心筋に特に多いのはなぜですか?また多いのにかかわらず、ATP消費が少ないかつ遅いのはなぜですか?
教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

NO.1の方もおっしゃられていますが、ミトコンドリアはATP合成のための場所です。


ヒトの細胞は酸素を使わずともエネルギー(ATP)を産生することができるのですが、酸素を使うと19倍の効率でエネルギーを産生することができます。その代謝経路の場所として、ミトコンドリアが必要なのです。

さて、心筋にはミトコンドリアが多いということですが、安静時の全血流量の5%が心筋等を栄養するために流れています。(つまり、心臓というポンプに押し出してもらうために流れるのではなく、ポンプを動かす動力源として流れているのです)

あの握りこぶし程度の小さな器官に、全体の血液が流れるというのは、結構な量ではないかと思います。ちなみに脳は15%ですが。
曖昧な知識で申し訳ありませんが、ATPはそれなりに消費しているのではないかと思います。ずーっと永続的に収縮しなければなりませんから。

そして保険の意味もあるのではないかと思います。ATP消費量に対するミトコンドリアの量はかなり多いはずです。
運動をした時など、心拍数や心拍出量が増えて、心臓にかかる負担増します。
たとえば骨格筋を考えてみましょう。持続的に力を使うと、乳酸が溜まって疲労感を感じますね。短距離を一気に走ったときに感じるあの倦怠感です。なぜ乳酸が溜まるかというと、酸素が足りないため、もしくはミトコンドリアがフル稼働しても生産が追いつかないため、いつもやっている好気呼吸ができないから。
しかし考えてみてください。運動したら、心臓に倦怠感を覚えて動けない…これは命にかかわります。酸素不足は優先的に心臓の血流量を増やせばいい。そしてミトコンドリアが豊富にあれば、ミトコンドリア不足の心配もない。いつもフル稼働している必要はないのですから。


>ADP消費が少ないかつ遅かったりしますか?
の意味がすみません、よくわからないのですが。
ADP消費=ATP産生というのなら、そんなことないと思いますよ。


おそらくミトコンドリアの量は、他の筋と比べ、心筋が多いのではないかと思います。理由は上記の理由から。

骨格筋と平滑筋の差はわかりませんが、四肢の骨格筋はミトコンドリアが少ないです。そして体幹の骨格筋は多いです。
理由は、四肢の骨格筋は持続的に使われるわけではないので、多少乳酸がたまってもすぐに回復できる。しかし体幹の骨格筋はいつも使っています(たとえば背骨を支えて姿勢を保ったり)。ですからミトコンドリアが多くあり、乳酸が溜まらないようになっています。ちなみに肉眼で見たときの見え方から、前者を「白筋」、後者を「赤筋」と言います。
そして同じ四肢の骨格筋でも、短距離選手は白筋が多く(瞬発力には白筋が長けているので)、長距離選手は赤筋が多いです(持続力は赤筋)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!
非常に詳しい説明をしてくださって、うれしかったですし、助かります。
おっしゃる通り、ADP消費=ATP産生と考えていました。違うのですね。
ご意見をもとに、またがんばります!ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/11 14:52

ミトコンドリアは酸素酸化機能のために存在します。


心筋に多いのは活発な活動を支えるためでしょう。
ミトコンドリアはADPからATPを「作る」機能のために有り、ATP消費とは直接関わらないと思いますが、違うでしょうか。
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この回答へのお礼

回答本当にありがとうございます!!
では、ATP消費が少ないというのは聞き間違いだったということですかね。
ちなみにADP消費が少ないかつ遅かったりしますか?

ほかの筋肉、骨格筋や平滑筋も活発な運動をすると思うのですが、心筋はより活発なのですか?
教えてください。

お礼日時:2008/12/05 15:28

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