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交感神経、副交感神経のそれぞれの機能する器官や働きはわかるのですが、それらを日常生活に当てはめると「何でだろう?」と思うことがあり、なんだかよくわからなくなり調べてみたくなりました。

「満腹中枢は交感神経の中枢だ。だから交感神経状態ならば空腹は感じにくい」というダイエットの方法。しかしストレスで食べ過ぎになりますよね。交感神経の優勢な状態で満腹中枢は働くのですか?それとも満腹中枢が何らかの刺激で活性した結果、交感神経が働くのでしょうか?

「勃起は副交感神経の働きによる。射精は交感神経の働き。射精後は副交感神経が弱まるので勃起が終了する」といいますが、気分的には性的興奮(交感↑)=勃起、射精後の脱力(副交感↑)=勃起の終了、という気がします。

そもそも両者は拮抗しあっていて、交感神経が働いているときは副交感神経の働きは抑えられるのですか?よくスポーツ選手は競技中もリラックスするようにしているといいますが、運動中(交感神経↑)に副交感神経を働かせることはできるんでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

『自律神経には交感神経と副交感神経の2つの神経がある』



というのは間違いです。

自律神経にはたくさんの神経があります。たくさんある神経のそれぞれの働きを調べてみると、おおまかに2つのグループに分けることができて、そのグループを交感神経・副交感神経と呼んでいるのです。

交感神経は単一の神経ではありませんから、『交感神経が優位の状態』といってもその時によって、交感神経グループの中には優位の状態の神経もあれば劣位の状態の神経もあります。『全体としては』交感神経グループが優位な傾向だ、というだけであって、交感神経グループの『全ての神経が』優位になっているわけではありません。

満腹中枢を支配する神経とストレスを感じる神経は交感神経グループの中の違う神経なのです。

交感神経グループの中の心臓の鼓動を速くする神経と。副交感神経グループの中の心臓の鼓動をゆっくりにする神経は、働きが拮抗していますから、同時に作用させることはできません。

また、交感神経グループの中の筋肉を引き締める神経と、副交感神経グループの中の筋肉をリラックスさせる神経は、働きが拮抗していますから、同時に作用させることはできません。

でも同じ交感神経グループであっても、心臓の鼓動を速くする神経と、全身の筋肉を引き締める神経は全く別個の神経なので、心臓の鼓動を速くしながら全身の筋肉をリラックスさせることができるのです。

この回答への補足

回答いただきありがとうございます。
>満腹中枢を支配する神経とストレスを感じる神経は交感神経グループの中の違う神経なのです。
なるほど。ということはストレスを感じる→食欲は自律神経の働きではないし、ストレスを感じて満腹中枢云々というのも直接は関係しないということでしょうか。

>でも同じ交感神経グループであっても、心臓の鼓動を速くする神経と、全身の筋肉を引き締める神経は全く別個の神経なので、心臓の鼓動を速くしながら全身の筋肉をリラックスさせることができるのです。
運動中は交感神経の働きで筋肉が緊張しやすい、だが深呼吸するなどして副交感神経を働かせられる結果、筋肉の緊張が解けてよい動きができる、ということでしょうか。でもこのときでも心拍数や血圧は交感神経の働きで高まっている、ということでしょうか。

健康関連の本やらサイトを見ているとこのテーマをよく取り上げていて、自律神経のバランスを整えましょう、と良く目にするのでなんとなくわかった気でいましたが、そんなに単純ではないのですね。

ところで勃起、射精のメカニズムも気分的な緊張、リラックスとは関係ないのでしょうか?お答えいただければありがたいです。

補足日時:2008/12/17 18:51
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医学的には、「自律神経は、交感神経(緊張)と副交感神経(弛緩)で構成されている」と説明されていますが、私が感じているのは、「自律神経は、単に、交感神経のON状態(緊張)とOFF状態(緊張の開放)」だと思っています。

副交感神経は、あくまでも交感神経のOFF状態だということです。電気(神経)のスイッチのONとOFFです。

自律神経は、このON(緊張)とOFF(緊張からの開放)の組み合わせで構成されていると考える方がよりよく理解できるようです。ここにストレスがかかると、その度合いにもよりますが、常にON状態(緊張のしっぱなし)になり、つまり、ここに筋の萎縮が生じると同時に血行不良が発生します。肩こりなんかがそうですね。


>しかしストレスで食べ過ぎになりますよね。
おっしゃる通りです。
基本的に、ストレスを受けるとエネルギー不足を起こしますので、つい、食べたくなる(エネルギーの補給)ようです。私もストレスを受けていたときは、よく食べました。そして、俗に言う、ストレス肥りになりました。ただ、そのストレス(緊張=萎縮)が消化器系で発生すると、逆に余り食べられなくなり、急激に痩せていきます。
NHK解体新ショー
http://www.nhk.or.jp/kaitai/archive/p_archive_20 …


>「勃起は副交感神経の働きによる。射精は交感神経の働き。射精後は副交感神経が弱まるので勃起が終了する」といいますが、気分的には性的興奮(交感↑)=勃起、射精後の脱力(副交感↑)=勃起の終了、という気がします。

個人的には、yiroさんと同じく、勃起は交感神経の刺激だと理解しています。つまり、水道のホースの一端を圧迫する(例:括約筋などの萎縮)から、ホースがプクーっと拡張します。これと全く同じことが起きています。副交感神経(弛緩作用)が働いて拡張するのではなく、交感神経(緊張=筋の萎縮)が働き、その反動で拡張するのです。勃起、片頭痛、目の充血にしてもしかり、すべて、緊張から派生しているようです。


>よくスポーツ選手は競技中もリラックスするようにしているといいますが、運動中(交感神経↑)に副交感神経を働かせることはできるんでしょうか?

可能です。(冒頭のON・OFFで理解してください。)
競技によっても違いますので一概には言えませんが、例えば、私たちが慣れない舞台等に上がったとき、最初は緊張のしっぱなしであがってしまいますが、慣れたら、あがらなくなるのと同じことです。常に緊張状態から徐々に開放されて、やがて、緊張するのは、決定的瞬間だけということです。野球やサッカーなどの一流の選手は、競技中にもリラックスしているから、身体がよく動くし、また、「感」が働くようです。緊張のしっぱなしだったら動きがぎこちなくてドンクサイですよね。


うまく説明できたかどうかよく分かりませんが、個人的見解ですので、「そういう見方もあるのか」ぐらいに捕らえてください(笑)

この回答への補足

お答えいただきありがとうございました。
なるほど、am2007さんの考え方は、副交感神経の働き=交感神経の弛緩、ということでしょうか?交感神経が弛緩している時に、消化器系などが働きやすい、というのもイメージしやすいですね。

たとえば喘息の理由のひとつに、「気管支の平滑筋が過剰に収縮するために起こる、これは副交感神経の緊張」とありますが、これなどは体の一部が緊張しているのだけど、副交感神経の働きになりますよね。でも発作を起こしている人を見ると咳き込んでいてなんだか全身緊張させているように見えます。

また、勃起に関しては、やはり副交感神経の興奮により陰茎海綿体の平滑筋が弛緩するので血液が流入するようです。その血液がたまって硬度を保てるのは、あくまでも陰茎海綿体が拡張して、物理的に海綿体貫通静脈を圧迫するからで、何らかの括約筋が働いているわけではないようです。そして逆に交感神経の興奮は海綿体平滑筋を収縮させて血液が排出されて勃起が終了するようです。ですのでホースと水の例えでイメージしにくいですね。
また、緊張性の頭痛ならばそのとおりですが、偏頭痛に関しては逆に血管が無理やり拡張されて痛む、という感じがします。

しかしまあ、イメージと実際に起きていることに差があるなぁと思いました。健康食品やら病気の解説でよく耳にする「自律神経のバランスを整えましょう」というフレーズですが、あまり分かっておらずに反省してしまいました。もうちょっと調べてみます。

また何かアドバイスいただけましたらありがたいです。

補足日時:2008/12/19 18:04
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