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上巳(じょうし)の節句(旧暦3月3日)はなぜ「上巳」というのですか?

A 回答 (2件)

要するに十二支のことです。

十二支はご存知ですよね?「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」のアレです。2009年は丑年ですが、十二支は「年」だけでなく「月」や「日」、「時刻」、「方位」にも割り当てられています。

上巳の節供の「上巳」とは、「上旬の巳の日」という意味です。「上旬、中旬、下旬」の上旬という意味です。十二支はその名のとおり12個あり、旧暦における1か月は29日又は30日ですので、「上旬」(1日~10日)に巳の日が二つあることはありません。つまり「最初の巳の日」ということです。

同じことは「端午の節供」にもいえます。端(たん)とは端っこ、最初という意味ですので、「最初の午の日」という意味です。5月に限った話ではありませんが、「午」は午前午後など「ご」と発音しますので、5月5日になったわけです。

なお、「節供」と「節句」は現代ではほぼ同義に用いられますが、昔は区別されていました。

節とは季節のこと。現代の季節は4つですが(四季)、昔は24に細分化していました(二十四節季)。つまり、1か月に2つの節があったわけです。

かつての宮中(皇室)では、節に際し、天皇ご臨席の宴を開く習慣がありました。これを節会(せちえ)と呼びます。節会には、定められた形式による食事、飾り付けがあります。これが節供です(節に供えるもの、という意味)。「おせち料理」は、本来、正月の「節供料理」というわけです。

一方、当時の貴族は、宴でよく歌会(歌合せ)をしていましたが、「節句」とは節にささげる詩や和歌のことなのです。句とは歌のことですね。

現代では余り区別しなくなりましたが、この回答では「節供」を用いました。

ちなみに、七夕は一般には「たなばた」と呼ばれますが、正しくは「シチセキ」といいます。

http://www.tenpyodo.com/festival.html
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ある説によると初めは3月3日と決まっていたのではなく、3月の最初の巳(み)の日の行事だったとのことです。


節句の中の七夕もそうだと思いますが、その他に盆や正月・節分など、いろいろの伝承や行事が混じり合っているように思います。
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