ちょっと心理学とずれてる様な気がしますが、それに近いと思いますので質問させていただきます。
世の中には探せば必ず天才と呼ばれる人がいると思います。
いきなりピアノを両手で引くことができるとか、美術に関しても同じく努力ではどうしても追いつけないような壁です。
まあ身近で見たことはありませんが、世界中探せばごろごろいると思います。
ある日、どうしても苦手で中々伸びる事のなかったスポーツがあって、
引退して4ヵ月後ぐらいに後輩と試合をすることになりました。
強豪高の顧問に変わってその時の後輩は新時代で府内で1位、2位を争うほどになっていました。しかし、僕たちの時は弱小で市内ですら下から二番目でした。どう考えても後輩たちに勝てるわけがなく、全員がボッコボコに負ける試合だったのですが、何故か僕だけはボロ勝ちして調子に乗ってハンデを付けても負けることはありませんでした。その時はこれまで使ってた脳の部分を他のところに変えて、その部分で考えてみたいな、言葉で表しにくい事をしたのを覚えています。後輩は本気でかかってきてました。パーフェクトで勝つつもりだったらしいです。僕は天才と言うほどではありませんが、この時は正直センスがあったと思います。
この体験を踏まえて恐らく世の天才と呼ばれる人たちは、どこか普通の人と使っている脳の部分・捉え方が違うのではないかと思いました。
同じところを濃く使っているとしたらいつか追いつけるはずです。
しかし、どう考えても成長スピードに差がありすぎます。
僕の体験みたいに何かか急にできるようになった、という体験があったらその時どんな感覚だったかとか、覚えていなかったら大まかでも良いので教えてください。お願いします。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
達人と呼ばれる人には、同じことに対して、
凡人とは別のプロセスで解決できるという面があるのだと思います。
将棋の熟達者だと、1局の棋譜や複雑な盤面を記憶できますが、
実は特別の記憶力を持っていなくてもそれは可能らしいです。
定跡や決まった駒組み、戦法、
その他の経験によって記憶に蓄積した知識を利用することによって、
凡人には不可能な記憶が容易になっているということです。
これを単純化して言えば、「矢倉囲い」を知っている人ならば、
矢倉の闘いの序盤の盤面なら容易に記憶できますが、
将棋のルールを知らない、「飛車」「金将」も読めない外国人ならば、
ほとんど盤面記憶は不可能だというようなことです。
これは知識を利用しているのであり、記憶力抜群というわけではないのに、
脳内のプロセスを知らない人が外から眺めると、そう見えるわけです。
以前、私は、心理学の「対連合学習験」で記憶テストを受けたことがあります。
「なべ―うどん」のような連想容易な単語同士を覚えようとするよりも、
「なべ―洗剤」のような関連の薄い同士のほうが覚えにくいことを
確認する実験でしたが、
記憶術の心得のある私は、「なべ―洗剤」ならば、
頭の中で、「洗剤をぶくぶく泡立てた鍋」をイメージし、
「なべ―遅刻」ならば、遅刻して教室に入った瞬間、
大勢の生徒から鍋を投げつけられるところをイメージしたりして、
意味の関連の薄い単語同士でもほとんど完璧に記憶してしまいました。
周りの人は、「すごい記憶力だ」と感心していましたが、
記憶力は普通で、記憶のプロセスや形態を変えたというのが種明かしです。
もちろん、サバン症候群の人の記憶力のように、
凡人とはかけ離れた能力を持っている人もいますが、
そうではない「平凡人出身の天才」の場合は、
平凡人に本来備わった能力をうまいこと組み合わせたり、
状況に応じうまく活用して
天才的能力に変えているのではないかと思うのです。
それ僕も初めてしたときびっくりしました。
脳トレの単語記憶だったのですが、最初12くらいだったのがいきなり全部覚えられるようになって魔法のような感覚になったのを覚えています。やはり脳のプロセスに才能の鍵があるように思います。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
回答を補足します。
剣豪宮本武蔵は、無念無想といってます。これは何かというと、前頭葉を休める事です。すると後頭部が活発になります。能を演じてる人の脳波も、前頭部が休んで、後頭部が活発です。日本の伝統文化は、脳を休めて心の癒しを追求しています。座禅、茶道、能、民謡、演歌、落語、文楽、中国の太極拳など、現代人はマニアルなどの情報により前頭部にたよりすぎます。天才は前頭部を休めてリラックスしています。受け身の状態です。私はこの要領でカラオケ演歌を一回聞いたら覚えられます。No.4
- 回答日時:
脳の記憶の取出し方に、違いがあります。
天才は記憶の取出し方が、うまい人です。スポーツだったら、過去の一番良いフォームを、脳の情報から、瞬時に取り出してプレーするのが、名選手です。また暗算の日本一の人の、頭の脳波の変化を、テレビで放送してましたが、前頭部より後頭部が活発でした。だから記憶を前頭部ではなく、後頭部でする事です。つまり言葉では無く、絵画的イメージで記憶すると、取出しがやさしくなります。やはり、使っている部分が違うんですよね。
脳の回路のシナプスとかいう所のつなぎ方なんでしょうね。
これを巧くつなげればって所なんですが、そんなの自分じゃどうにもできませんからね(笑)
回答参考になりました。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
1.似た体験
質問者さまほど顕著なものではなにせよ、ありますね。
英語の学習、ゲームの対戦等で、ふと見方を逆から考えてみたり、したことでいきなり、一回りも二回りも上達するということはあります。
例えば、格闘ゲームで、初心者から中級者になるときに、相手の攻撃を「待ち」の姿勢でサバいていく、方法を使って見ようと思って、やってみたら、いきなり強くなったりしましたね。
ここらへんの経験は、勝負モノのマンガにはよく描写されているかと思いますが、最近読んだものだと『ハチワンダイバー』とかは、この手の転換ポイントがよく描かれてますね。
実話ベースで知りたいという言うのであれば、羽生善治や、中村俊介などの描いている本にあたってみると、よいのではないかと思います。
2.天才は脳の使い方が違うのか
この質問は、シンプルに答えにくくてですね、本気で答えようと思うとすごく長くなります。まず「天才」という概念自体が、扱いにくいものなんですね。サヴァン症候群の問題だとか、日常生活上では問題があるけれども、多くの言語習得をする上では、通常の人間を遙かに超える能力を見せる人の「天才」性と、イチローや、羽生善治のような「天才」性の問題とかとは違うところと同じところがあって、、、そもそも「天才」とは何なのか、ということですね。
3.同じところを濃く使う、ということ
で、まあ、スポーツなどの場合に、「天才」選手の情報処理の仕方が普通の人とはちょっと違っている場合があるというのは、たぶんそうだろうとは思います。
認知心理学者の下條さんが最近描かれた『サブリミナル・インパクト』という本の中で、歴史的な「発見」が行われる際に生じる<気づき>がどういったときに起こるのか、について論じていますが、下條さんのおっしゃられているのは、何かの課題に対して、努力して脳内に「なんとなくわかるんだけどわからない」ぐらいの状態を作っておくと、ふとした瞬間に意識を切り替えで「あ、わかった」ということが生じうる、ということを描いています。ここでは、
「わからない」→「わかる」
という二段階のジャンプがあるわけではなくて、
「わからない」→「なんとなくわかるようなわからないような」→「わかる」
という三段階の中間があることが重要で、中間の状態をつきつめていけるかどうかが、「わかる」状態にいけるかどうかの核となる部分だと、いうことをおっしゃられています。その意味では、「同じところを濃く使っているうちに」いつかわかる、という質問者さまの直感は、下條さんが論じている話と整合性があるかとは思います。
4.じゃあ、本当に「いつか追いつけるのか」
ただ、難しいのは、「いつか追いつけるはず」という前提が必ずしも成り立たないということなんですね。個々人の身体条件によっても、どこが「コツ」になるのか違いますし、たとえば、中国拳法の八極拳を学ぶのでも、柔道経験者と、空手経験者では同じ教え方をしても、理解の仕方が変わりますね。それは、元からある身体の使い方についての「脳の使い方」が違っているからです。運良く、組み合わせがうまくいくと「××経験者は、○○のワザの習得がはやい」みたいなことは頻繁に起こりうるというのはあります。ただし、その一方で、あるスポーツをやる上で、腕立て伏せが非常にいいトレーニングになったとしても、他のスポーツだと、中級者にとっての課題をクリアーする上では重要でも、超上級者クラスが抱えやすい課題をクリアーする上では、基礎体力を鍛えるほうが重要だったりする、とか、どこの部分を使うのが最良なのか、というのは、わからない。
さらに言えば、スポーツや勝負ごとも超上級者クラスだと、その時代やルールごとに、重要なスキルというのは変わってくるということもあるはずで、20年前は、細かく確実にポイントを稼げるタイプのプレイヤーが重要だったのが、現在では大技で一発狙えるプレイヤーのほうが重要だとかといった移り変わりもあるかと思います。
ということで、
a.個々人の身体条件
b.個々人の経験してきたことの条件
c.その時代・分野ごとの環境要因
など、様々な要因によって、どの分野に重点を置けばいいのかは変わるので、どうやれば成長スピードがあがるのか、とか今回、質問者さまが経験したようなことを効率的にやれるのかということについては、明確な回答はない、ということになります。それが、わかったら、苦労はない、というのもありますが…
まさかここまでまじめに回答してくださる方がいるとは思いませんでした。非常に参考になりました。これからも自分なりに脳について考えたいと思います。本当にありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
おそらく全ての才能とか呼ばれてるものはそれでしょう
才能=努力
というのは偏見です、無論努力っぽく見えることはありますがこの世の中にそんなものはありません
全ては、才能=変化です、努力や才能は凄みを見せるために作った一種のペテンです
イメージしてみましょう、努力という言葉は何回も何回も同じことをし苦痛を体験しつつ得とくしたものであるという感じだろうと思います
がこれは裏を返せば一直線に進んで強引に身に着けたということになります、無論その方法が悪いとはいいませんがある種アホっぽい方法であることは否めませんですがそれをアホだと思いたくないのでその行為があたかもすばらしいかのように勲章を掲げたということになると思います、しかし努力が悪いわけではありません悪いなら努力はしないでしょう、その一直線的なバカっぽい方法が成功する場合があるから努力をしだす人がいるのでしょう、そう考えると時と場合によって物事が変化するという現象が正しい見解だと思います
僕も同じ考えです。努力という響きは良いのかもしれませんが、
何も考えずにただマニュアル通り頑張るとかは、ひたすら効率の悪いことをしていると思います。
考え方が広がりました。ありがとうございます。
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