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先生が景気が悪くなるとみんなが安心できる金(きん)に投資するので金の価格があがるといっていました。不況になると安心できるものに投資する仕組みはなんとなくわかります。でもなぜ金なのですか?
塾の社会で習った昔の金本位体制ならわかるのですが、今は特に金と交換してくれる訳では無いのになぜ金が貨幣の後ろ盾の様な存在になるのですか?生活や産業に必要な金属であればダイヤモンドや鉄や銅の方がふさわしいと思います。なぜ金なのですか?

わたしはむずしい単語を使ってみましたが、わたしは小学生なので易しい言葉で教えてください。

A 回答 (11件中1~10件)

こんにちは。

30代男です。
皆さんの回答についていっているようで感心しております。
私、あまり詳しくありませんのでそのつもりでご覧ください。

さて、私としては「信用」に尽きると思います。
今の質問者様の状態ですと、なぜ「信用」があるのか?
を知りたいと思いますが、他の回答者様の意見を理解されているようですし、そちらを参考になさった方が良いでしょう。


私の言葉で書いていきますと、金の「信用」には「歴史」と「装飾品」としての価値があると思います。

歴史
質問者様もご存じの通り「金本位制」の貨幣として世界的に選択されれたという事実自体が、価値を生み出していると思います。
ここで選ばれたのが、別に銀でも、ダイヤモンドでも構わないと私は思いますが、それらは残念ながら選ばれなかった。
古の人間が選択したこと自体に価値があると考えています。昔の資産家の多数が選んじゃったこと自体に価値があるということです。

装飾品
これはすでに説明もなされていますが、そもそも金自体が独特の光沢を持っており見た目に分かり易いですね。
様々な加工技術もありますし、見た目が派手で、加工しやすいのは装飾品として持ってこいでしょう。
おっしゃる通り、それは「銀」でも「ダイヤモンド」でも構いません。
私としては「銀」の方が好きですが。(^^;


現実に国家の中央銀行が所持しているなどの理由以外にも、このような「信用」があるからだと私は思います。


「信用」の話を少しいたしますと、
大昔の物々交換の状態ではこのような「信用」は必要ありませんでした。

仮にある村Aで農作物大根1本と人参3本を交換したとします。
当人同士納得の上で交換していますので価値は全く変わりません。

農作物をある村Bと交換する必要が出てきました。
その村では農作物はあまり取れず木工品や工業品を交換したとします。
ある工業品1つと人参3本を交換しました。
ここでそのある工業品1つには人参3本という価値ができました。

その価値は他の別の村Cの似たような工業品にも人参3本のままでした。
でも別の村Cの人が「あそこの工業品うちより質悪くない?」といって人参4本にしてくれと言ってきました。
確かに質は村Cより村Bの方が上です。そこで村Aの人は人参4本で交換しました。

ここである工業品には、村Bから出すものと村Cの出すものによって違う価値が生まれました。
そうこうするうちに村Aの人は持ち運びが面倒なので、村B、村Cの人に人参以外で取引したくなってきました。
そこで、村Aでは近所でとれる小さい木材Dに村Aの印をつけることで、それを人参の変わりにしました。村Aでは小さい木材D1つに人参1本の価値を認めています。
これが、村A、B、Cと流通して、そのうち、どの村でも木材Dで取引するようになりました。(これが通貨だと考えてください)

大根1本は木材Dx3、村Bの工業品は木材Dx3、村Cの工業品は木材Dx4となりました。
あるとき、村Aで不作が続き農作物が取れなくなりました。村Bと村Cの人は村Aから農作物を買っていましたので大変困りました。木材Dをいくら村Aに持っていっても食料が手に入らないからです。
村Bと村Cの人は思いました。「村Aから食料もらえないんじゃ木材Dって意味ないじゃん」

これが通貨の「信用」がなくなるってことです。
長くて分かりづらくすいません。(^^;

ここで、仮に村Aの人が農作物以外にも取引できるものを持っているとしたら、
村Bと村Cの人は木材Dで別のものと交換できるので、木材D自体の信用はそれほど落ちません。(食料には困りますが…)
その農作物以外のものが「金」のように歴史や皆から認識されているものであれば尚のことです。


ということで「歴史」や「装飾品としての価値」(皆に認識されている)がどれぐらい重要か説明したかったのですが、分かりましたでしょうか?


参考になれば幸いです。
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>酸化しやすいので重さがかわるなど、鉄や銅が変化しやすいというのは、なんとなくわかっていたのですが、ダイヤモンドもだめなのですか。

結婚指輪につかわれるくらいだから変化しにくいのだと思っていました。

ダイヤモンドは、確かに硬度が10で、ガラス切りに使われるなど、ある種の安定度はあります。しかし、金との違いは、人工的に作れるかどうかという違いがあります。

錬金術という言葉がありますが、中世の西洋で、他の物質から金を作ろうと研究が行われましたが、成功していません。鋼の連金術師というアニメもありますね。もっとも、原子核の研究(去年ノーベル賞をもらった益川、小林先生のクウォーク理論をもっと発展させていったようなもの)がもっと進めば、他の物質から金を生成することも可能になるかもしれませんが。

一方、ダイヤモンドですが、もともと炭素ですから、炭素の結びつきかたを変更できればよいので、錬金術より簡単なのです。実際に、地中にあるダイヤモンドは、高温高圧の条件下で生成されたと考えられていることから、人工的に人造ダイヤモンドが作られています。天然ダイヤは希少で高価なので宝石として使われますが、人造ダイヤは天然物ほど大きな粒ではないので、工業用に使用されています。

人工的に作れるダイヤならば、量産できるわけですので、貨幣の後ろ盾が増えすぎても困りますよね。
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>生活や産業に必要な金属であればダイヤモンドや鉄や銅の方がふさわしいと思います。

なぜ金なのですか?

金が間接的であれ、貨幣の後ろ盾のような役割を担うのは、金が化学的に安定した金属だからです。

紙幣は汚れたり、破けたり、燃えたりすると泣くはめになります。

鉄や銅は、空気中においておくと錆びてしまいますね。鉄の黒錆びならともかく、赤錆びの鉄の構造物は壊れてしまいます。銅も緑青という錆が発生します。理科の授業でならっていると思いますが、塩酸や硫酸にも溶けてしまいます。

ダイヤモンドも高価な宝石ですが、成分は炭素ですから、金属と比べて熱に強いとはいいがたいです。

これらに対して、金は化学的に安定しており、熱にも強く、塩酸や硫酸にも溶けません。溶かそうと思えば硫酸と硝酸を混ぜた王水を使わなければなりません。似たように安定したものに白金がありますが、有史以来採掘された量が少ないため、貨幣の後ろ盾としては量が不足しています。

この回答への補足

shoebillさん、ありがとうございます。

金が変化しにくいというこの説明のおかげで、なぜ他の金属でなく金が一番共通言語のように扱われるのにふさわしいのか、よくわかりました。

酸化しやすいので重さがかわるなど、鉄や銅が変化しやすいというのは、なんとなくわかっていたのですが、ダイヤモンドもだめなのですか。結婚指輪につかわれるくらいだから変化しにくいのだと思っていました。

補足日時:2009/04/26 15:40
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>塾の社会で習った昔の金本位体制ならわかるのですが



正しく塾で習ったとおりです。
ニクソンショックで金とドルの交換停止、変動相場制に変わっても自国通貨の信用は、金保有なしでは維持できません。各国の中央銀行は実際に金を保有してます。我々は日本円で何でも買えますがこれは国の信用があって成り立ちます。国が信用できなければ円の対価となる金保有なしでは単なる紙切れでしかありません。
世界各国どこの国も金の価値感は共通認識ですから、円紙幣に対する信用補完は金なしではできません

不景気になると各国のお金(紙幣)は信用失墜でインフレを起こしたりします。一定の価値を維持している金は、インフレ時には良いわけです。
紙幣は下落しますが金を保有することで一定の価値を維持できます。
通貨が下落した韓国は、金を購入するのはウォンが下落したからです。
通貨の価値が回復すると資金の投資利益と金の上昇を比べる。
金は、採掘されてますので需給によって変動しますが、鉱山会社は需給バランスを維持する為に金を買い支えたりします。

この回答への補足

merkjetさん、ありがとうございます。

>金保有なしでは維持できません。各国の中央銀行は実際に金を保有してます。

これは塾でも教えてくれませんでした。ありがとうございます。
金が安心できる金属なのはなぜ?という疑問が晴れて納得しました。

補足日時:2009/04/26 15:38
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昔は金本位制で、100円とか無かったからです。



しかし、金価格はIMFが非常に大量に市場にこれから売る予定なので
大暴落します。(今の半値ー1/4?)
さらに大恐慌による金・貴金属の大量換金売り。
そこが絶好の買い場らしい。

ちなみに貴方が小学生かは謎ですが。

この回答への補足

vanticeさん、ありがとうございます。
>昔は金本位制で、100円とか無かったからです。
これは金の値段のことですか?円-ドルのことですか?

>大量に市場にこれから売る予定
というと今の所有者は損するということでしょうか?
ちなみにわたしは小学生です。
学校の社会の授業で株の話があって疑問が出てきました。先生は損をしているそうです。本当は株の話も質問したいことがあるのですが、何をどうやって聞けばよいのかわからない状態です。

補足日時:2009/04/26 15:28
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金は現代では希少金属として電子部品などに用いられる事が主な価値です。


しかし金が高価値であるという噂は何百年何千年と続いています。これが金のもう一つの価値です。言ってしまえば高価値という噂話が金の最大の価値です。
ではなぜ金にはそんな噂がついて回るのかと言えば、金には精励が宿ると言われ、魔除けお守りとしての意味合いもあり、そしてレアメタルであり希少価値もあるからです。
古くは、金や銀などを皿などの食器にするなどすると、菌が繁殖しなく食料が腐りにくくなるため、昔の人は金や銀に精励が宿っていると考えた訳です。そしてそんな精励の宿る金属を装飾として身にまとい悪霊から自分や家族を守ろうと考えた事が現代までファッションとして引き継がれ、今でもネックレスや指輪などの習慣として残っているのです。

「有事の金」といわれるものの、投機家の介入によって「有事前夜までの金」というのが実態でしょう。

この回答への補足

edoduki3さん、ありがとうございます。
>「有事の金」といわれるものの、投機家の介入によって「有事前夜までの金」というのが実態でしょう。

有事というのは非常事態という意味ですよね。「有事の金」という言葉はなるほどと思いました。
「有事前夜までの金」というのはよくわかりませんでした。有事になったら金の価値はなおさら所有者に有利になるのではないですか?

補足日時:2009/04/26 15:24
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世の中は噂が重視されるからです。

実際にはレアメタルと呼ばれる金以上に希少な金属はいくつも存在し、実際、金と同じように投資対象にもなっています。しかし他の金融商品と同じように、その価値を計る事のできる人というのは本の一握りで多くは、噂の上に成立し売買がなされています。

そんななか金というのは「有事の金」と呼ばれるように、金は価値のあるものと多くの人の記憶にあります。
そして何らかの混乱から金価格が高騰し、その後 金はレアメタルの中の一つでしかないという事が多くの人に知れ渡る状況になったとき、投機家は売り抜け、噂に飛びついた人の中の何人かはババ抜きの敗者になります。
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お金は信用されて機能します。

1万円札は、紙切れに1万円と印刷(原価は30円くらい)しただけのもので、その価値を認めるのは使う人です。
金は世界中どこへ行っても信用されていて一定の価値があります。
紙幣だと発行している国が破綻してしまうこともあり、財産を金で持つことも行われてきました。
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金はご存じのように殆ど他の元素と化合することがなく、いつも金色に輝いていることが、貨幣経済が始まったときに貨幣の材料として用いられた最大の原因です。

そして金を使って装身具や生活道具を作るとその銀の様に黒ずむこともなく銅のように緑色にさびることもないということで人々が金という金属に魅力を感じることが、金を貨幣として認め易い要因となったということで、世界中の殆どの国が貨幣として用いられて来ました。その結果、金に対しては信仰に近い愛着を人々が持つようになり、その愛着は金が貨幣として用いられなくなった現在でも連綿として続いています。これが財産を保全する目的で利用される根拠になっています。しかしこれを利殖の対象として見るときには、大した値上りが期待できない商品だと言うことが言えることは過去100年の金の価格を見ると一目瞭然に分かります。

この回答への補足

Willytさんありがとうございます。
変化しにくいというのが安心感の原因なのですね。知りませんでした。これは納得です。
それから昔からお金(かね)に使われてきた習慣みたいなものが残っているというのもなんとなく理解できます。そこでさらに質問をしたいのですが、それは習慣に過ぎないのでしょうか?今は金本位体制ではないので金(きん)はお金(かね)の後ろ盾では無いですよね?そうするとみんなが金(きん)=お金(かね)みたいな安心な投資方法と思っているのは単なる思い込みなのかな?と思いました。これって勘違いによるバブルではないですか?

補足日時:2009/04/11 20:52
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そんなことありませんね


預かってもらってると

豊田商事事件
見たいになります
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E7%94%B0% …

この回答への補足

ありがとうございます。むずかしいですが怖い事件だなと思いました。
でも世界中でこういう詐欺事件やが起きている訳ではないのでこれは特別な例ではないのですか?
確かに投資会社がつぶれたら金の権利が帰ってこないかもしれませんが、それだけでは不況→金の価格が高くなるという一般的に言われている話の反対意見にはならないと思います。

補足日時:2009/04/11 20:20
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