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友人に、エジプトに行ったときの写真を見せてもらいました。遺跡の写真で気になったことがひとつあります。

レンガの形をした石を積み上げて壁が作られていて、その壁に絵がかかれているのです。

レンガの形をした石を積み上げてから絵を彫ったのでしょうか、それとも、先に絵を石に彫っておいて、パズルみたいにして壁を作ったのでしょうか。

気になります・・・。

A 回答 (2件)

神殿などの壁画の事をおっしゃっているのでしたら…。



(1)ナイル川上流の石切場から大きな石を切り出し、ナイルの増水期を利用して船で運んできます。(増水の時期は農業ができないので、失業対策にもなりました)

(2)石にはあらかじめ番号がふってあり、その石を順番に積み上げて行きます。積み上げるには傾斜路を作ったり、日干し煉瓦等で足場を造りそれを利用します。

(3)最上段まで積み上がったら、彫刻や彩色をしながら徐々に足場を崩して行きます。下まで崩し終わったときには全て完成です。

ルクソールにあるカルナック神殿の第1塔門内側に、この為に利用されたであろう日乾煉瓦の遺構が残っています。

蛇足ですが、組み立てて造る事のできない墓の内部(王家の谷等の、山肌を利用して穴をを掘り進めて作ったような墓)などは、すす等で天井や壁が黒くならないように、鏡のような物の反射を利用して、内部に明かりを取り入れて彩色をしていたようです。
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この回答へのお礼

ああ、なんとなく光景が浮かんでくる・・・大変な作業だと思ってましたが、やはり大変なのですね。詳しい説明、どうもありがとうございます。疑問解決。です。

お礼日時:2003/03/05 19:10

多分日干し煉瓦に彫られたレリーフを指していると思いますが・・・


壁画はレンガを積んだ後に漆喰を塗って描かれるので工事の後内部に職人が入って描くしかありません。

レリーフや彫刻は屋外で作業を終え、レンガに番号や印をつけて内部で組み立てたのでしょう。レリーフの主題があらかじめ決まっている事、及び粉塵の出る作業を密閉された内部で行う理由がありません。アラビア建築やその影響を受けたスペインの教会建築に見られるタイルで描いた絵も事前に絵を描き、それを焼いて、工事現場で組み立てています。これは現代でも行われている手法です。
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この回答へのお礼

パズルのようにレンガを組み合わせるのですね・・・なんとなくわかりました
∪´⊥`∪ありがとうございます!

お礼日時:2003/03/05 19:08

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