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第3問の残高試算表の本支店会計で
「繰延内部利益」がある問題がたまにありますが
これは当期に何をすれば翌期に繰延内部利益が発生するのでしょうか?

A 回答 (3件)

 本支店会計で「繰延内部利益」勘定がある場合に考えられるのは、本店から支店に商品を売り上げる際に利益を上乗せしているケースです。

この上乗せは文字通り内部利益ですから、財務諸表を作成する際に控除しなければなりません。
 もし、本店から仕入れた商品が、毎期々々支店で残りなく販売されるのであれば、内部利益は発生しません。本店の仕入れた商品が支店を通じて外部へ販売され、その利益が本店と支店で分配されるだけです。
 残高試算表に「繰延内部利益」勘定があるのは、本店から支店へ販売された商品が売れ残って繰越商品の一部となる場合です。決算整理前残高試算表にある場合、それは期首繰越商品の中に本店から仕入れた商品が含まれていることを意味し、決算整理後残高試算表にある場合、それは期末繰越商品の中に本店から仕入れた商品が含まれていることを意味します。fdshjsさんご質問の、
>これは当期に何をすれば翌期に繰延内部利益が発生するのでしょうか?//
のご質問に沿って回答するならば、
「本店から支店に商品を売り上げる際に利益を上乗せしているケースで、期末繰越商品の中に本店から仕入れた商品が含まれている状態になっていれば発生する」、ということになります。

 この「繰延内部利益」勘定の処理の仕方は以下のとおりです;
貸借対照表:残高試算表では貸方に載る「繰延内部利益」は、貸借対照表では「繰越商品」勘定の控除項目となりますので、流動資産項目中
  繰越商品   150,000
  繰延内部利益 △ 6,000
       計  144,000
となります(問題でこの形式を見たことはありませんが、こうなるはずです)。貸倒引当金や減価償却累計額の考え方と同じです。

損益計算書:繰延内部利益は売上総利益の調整項目となり、以下の決算整理仕訳を行なって調整します。
 期首分:繰延内部利益   4,500   /  繰延内部利益戻入  4,500
 期末分:繰延内部利益控除 6,000   /  繰延内部利益    6,000

 損益計算書
I売上高               500,000
II売上原価   
 1.期首商品棚卸高   65,000   
 2.当期商品仕入高   150,000
   合計        215,000
 3.期末商品棚卸高   46,000   169,000
   修正前売上総利益        331,000
   繰延内部利益戻入         4,500
   繰延内部利益控除         6,000
   売上総利益           329,500

繰延内部利益を算出するには、本店から支店に商品を売り上げる際に上乗せする割合を用いて行ないます(問題文に出ているはずです)。たとえば繰越商品中に含まれる本店からの仕入商品が46,000円で、上乗せ分が15%だとすると、繰延内部利益は、
46,000÷1.15x0.15=6,000
となります。期首の「繰延内部利益」勘定は全額戻入ですので、決算整理前残高試算表に載っていれば、それをそのまま用います。
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この回答へのお礼

むむ!
なんだか難しいですが何度も読んで少し理解できました。
けど、もっと読んでみます。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/02 21:01

ちょうど同じところで引っ掛かって さっきまで答えを探していました



もしかするとおかしいところがあるかもしれないので、
参考意見として受け取って頂けると幸いです。

今のところの私の中の理解では、
繰延内部利益と言うのはどうやら 
本店から支店に売上た商品が売れ残った場合に発生する
ようです

本支店会計では 期中、本店から支店に対しての売り上げには
内部利益を加えて販売してます。 その商品がすべて売れた場合
期末における支店の棚卸分には内部利益が含まれないのでいいんですが、
本店から支店に対して売り上げた商品が売れ残ってしまった場合、
期末における支店の棚卸分に内部利益が含まれてしまいます。

この内部利益と言うのは当期の在庫に含まれてる未実現の利益なので
このままB/S、P/Lを作ってしまうと未だ利益になっていないものが
純利益に含まれてしまう

そこで繰延内部利益と言う勘定科目を設定し、控除しておくことで当期の純利益の数字を正しくする

その時に出るのが繰延内部利益と言うもののようです。

勘定科目の種類としては(マイナスの資産)でこの科目に振り替えるときの仕訳は
繰延内部利益控除(費用)繰延内部利益(マイナスの資産)
として振り替えるので 相手の費用は損益→繰越利益剰余金として
次期に繰り越されてしまうので次期の残高試算表には繰延内部利益だけが
残ります。

この仕訳は1級の範囲の様で2級のテキストには詳しい発生の経緯が書かれてなかったりします。 なので私なんかもどっから出てきたんだこれ??ってなってたんですが 色々調べるうちに今はこう言う感じで納得しています。

本店支店を一つの会社として財務諸表を作るのが目的なのに期末の棚卸分に
内部利益が含まれてると、商品を本店の棚から支店の棚に移動しただけで利益が生まれてしまうのはおかしいよねって言う話みたいです。
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この回答へのお礼

本店より仕入/本店
で仕入れたのに、売れなかったものですね!
大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/05/02 21:03

割賦販売ではないですか?

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この回答へのお礼

そうなんですか。ありがとうございます。

お礼日時:2009/04/30 23:37

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