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 ジュークボックスを所有しており、現在音質の改善に四苦八苦しています。市販のRIAAイコライザキットや、トーンコントロールキットを買って組み立ててみましたが、なかなか、欲しい音域がよくなりません。
 あいにく、回路に関する知識が乏しいので、現段階で搭載されている回路の構成はわかりませんが、音の流れは、
 セラミックカートリッジ(圧電カートリッジ?針はナガオカの120-200番)から、プリ?にピンコードで入っています。プリは、音量調整と、バス、トレブルの調整があります。(2SB75、2SB443使用)
 そこから、ピンコードで、パワーアンプ(2SC586、2SC697使用)に入り、その後30cm8Ωのウーファーと10センチのツイーターです。ツイーターには5.8μFのBPのコンデンサがネットワークになっています。
 音は、低音が物足りません。大きなウーファーが使われているのに、手持ちのコンポ(ONKYOのESSAYシリーズ)のほうが低音がシッカリと出ます。 
 もう1台所有しているほうは最後のほうの時代のもので、低音がシッカリしています。(アンプは三洋STK077)
 2台のプリ?をジックリみてみたら、片方は(古いほうは)、カートリッジからプリに入った直後に、ボリウムで音量を調整して、その後トランジスタを通って、バス、トレブルの調整後に、パワーアンプに行っているようです。もう片方(新しいほう)は、カートリッジから、まずC1に行き、その後2SK30Aというトランジスタを通り、・・・・出力の手前あたりでバスとトレブルの調整となっているような風に見えました。
 2台とも、カートリッジの形は同じです。
 トーンコントロールキットを組み立て、パワーアンプの手前に挟んでみたのですが、レコードを演奏し始めた時に、レコードの音が出る少し前の無音部が、ブーーンと低音が強調されるだけでした。
 この無音部のブーンという音を強調するのではなく、楽器の低音などをシッカリ出るようにしたいなと思っています。
 ネットで検索しても、なかなか思い当たるのが見つかりません。
 少しずつでも理解して行く様頑張りますので、ご教授よろしくお願いいたします。
 

A 回答 (5件)

ブログを拝見しました。


回路部分は、昔の真空管ラジオのシャーシを見るような感じですね。

写真とご説明文を合わせて考えますと、入力トランス付き SEPP(Single Ended Push-Pull)
回路のようですね。現在では殆ど使用されない方式です。
信号の流れは下記のようになっていると思います(片チャンネル分)。

(プリアンプより)→ コンデンサー/バッファなど → 2SC697(1個) → 入力トランス
(ドライバートランス) →  2SC586(2個) → 出力コンデンサー(1000μF)→ スピーカ
                                     ↓
                                 2SC697のエミッター

出力コンデンサー(1000μF)から信号の一部を前段(2SC697)のエミッターに戻しているのは、
歪み低減のための負帰還(Negative Feedback)です。

コンデンサーの容量には問題ないと思いますので、元々このような低域特性なのかも知れま
せんが、今までの情報から低域不足の要因を考えてみますと、下記のようになると思います。

1.入力トランスの特性
 (1)磁気飽和による低域特性の低下:トランスが直接 2SC697 の負荷なっている場合
    (トランスのリード線が直接コレクターに接続されていれば、このタイプ)、
    トランスには常時電流が流れます(A級動作のため)。その場合、トランスの鉄心が
    磁気的に飽和し、低域の信号を減衰させます。
    これを防ぐには抵抗負荷に変更し、コレクターからコンデンサーを経由して
    トランスに信号を流します(トランスのリード線の他方はグランドへ)。要するに、
    直流分をカットする訳です。
    既にこの処置が取られていれば、そのままでOKです。
 (2)元々、低域特性が低い:低域特性の良好なトランスに交換する。

2.スピーカーの経年劣化
  ダンパーやエッジの硬化:ダンパーやエッジの交換をする強者もいますが、一般的では
  ないかも知れません。

3.箱の構造
  密閉箱であること

トランジスタや抵抗類は、一応正常に動作していれば、低域特性については関係ないと
思います。

なお、入力トランス付き SEPP の基本回路については、下記のURLをご参照下さい。
【電力増幅回路】
http://takaosuda.hp.infoseek.co.jp/homepage/elec …
 (上記の記事中、「図3 SEPP方式電力増幅回路」の回路図)

上で書き漏らしましたが、小さなトランス(ヒューズに接続しているもの)は、多分、前段用の
チョークコイルではないかと思います。
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この回答へのお礼

非常に詳しい回答ありがとうございました。
解らないなりに、信号の流れを追ってみましたら、おっしゃる通りの流れでした!
トランスを用いた回路というのを初めて知り、また一つ勉強になりました。
おっしゃるように、この製品は1960年代後半のもので、「ソリッドステート式」としての初代の製品との事なのです。この製品以前は、真空管式だったそうです。
 プリント基板ではないアンプ回路などは、初めて見ました。放熱板が付いていたので、「これがアンプなんだろな~」と思ったくらいでした。
 トランスの件、興味持ちました。
交換をするにしても、仕様が解らないので、また勉強になりそうです。
>抵抗負荷に変更し、コレクターからコンデンサーを経由して
    トランスに信号を流します(トランスのリード線の他方はグランドへ)。要するに、
    直流分をカットする訳です。
というのが、よくわかりません。
 スピーカーは、特に破れなどは生じておりませんでした。
キャビネット背面の蓋を、左右穴を開けて、バスレフにしてみようと思います。(もともと、左右の仕切りもなく、背面に穴もなくの状態なので、左右の音が混じっているのでしょうね。新しいほうは、左右の仕切りがちゃんとあり、背面にも抜ける穴が開いています)
 アンプ回路の仕組みは、よくわかりましたので、このアンプだからこの音色なんだ!と考えるようにします。
 D級アンプキットというものがあるようですので、そちらのアンプに乗せ替えたりしようかなとも思います。
 お付き合いいただきまして、まことに有難う御座いました。
良い勉強をさせていただき、また、更にオーディオについて勉強しようという意欲も沸いてまいりました。
本当にありがとうございました!

お礼日時:2009/05/31 22:43

No.3 です。

補足を拝見しました。
適当な掲示板を知りませんので、当面この場でお答えします。

大きな電解コンデンサー(1000μF/50V、2000μF/50V)は、ご推察通り平滑用でしょう。
ところで、下記について、補足して頂けませんか。

(1) 念のため、確認させて頂きたいのですが、「トランジスタ 2SC586(×2個)」というのは、
片チャンネル分でしょうか。それとも装置(パワーアンプ)全体で、2SC586が2個だけ
ということでしょうか。また、2SC697 の個数は 2SC586 と同じでしょうか。
これを知りたい理由は、2SC586 が片チャンネルに2個ならABないしB級動作、全体で
2個なら片チャンネル分は1個なのでA級動作の筈で、動作特性が全く異なるからです。

(2) ついでに、スピーカの背中とか、他の部分に出力トランスらしきものはないでしょうか。
 もし、見当たらない場合、「トランジスタ2SC586(×2個)にも、1000μ50Vの電解コンデンサー
(×2個)が繋がっていました。」のコンデンサーの端子(+、-)は、それぞれどこに接続されて
いるでしょうか。

(3) それと、 2SC586、2SC697 以外にもパワーアンプに使用されているトランジスタがあるか
否か(もし、ありましたら、名称と個数)をお知らせ下さい。
該当がある場合、片チャンネル分の個数なのか、または、区別が難しい場合は全体の個数
なのかを明記して頂くようお願いします。

(4) 「2センチ四方くらいのトランスが2個」は、少々小さい感じがしますが、入力トランス
(ドライバートランス)かも知れません。二次側が 2SC586 のベースに、一次側が前段
(多分、2SC697)のコレクタに接続されていれば、それに間違いないです。ご確認下さい。

(5) また、パワーアンプ内の電解コンデンサーは全て交換されたとのことですが、それらの
容量/電圧をお知らせ下さい。 それでは、よろしくお願いします。

この回答への補足

またまた、大変興味深い回答をありがとうございます!!

文字数の制限がありますので、ブログのほうで、詳しく記載させていただきますので、お待ちください。
http://blogs.yahoo.co.jp/sundays120001/MYBLOG/yb …

補足日時:2009/05/31 14:07
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この回答へのお礼

また何か良い案がございましたら、ブログのコメント欄からでもかまいませんので、ご教授いただけましたら嬉しく思います。ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/31 22:48

カートリッジの出力(低域の特性)やスピーカーの問題ではないとして


考えてみました。

回答No.2 への補足に書かれた現象も含めて推定しますと、古い方のパワーアンプの
低域増幅度が不足しているように思われます。
なお、ブーンというハム音は、50(又は 60)Hz ではなく、倍音(100 又は 120 Hz)
だったりしますので、アンプの低域が弱くてもしっかり出ます。

回路は恐らくACアンプ(モノラルでしょうか?)と思いますが、もしそうでしたら
下記の部分の電解コンデンサーが容量抜けしている可能性があると思います。

(1)段間結合用電解コンデンサー
(2)自己バイアス回路の場合、エミッタのバイパス用電解コンデンサー
(3)出力トランスが使用されていない場合(SEPPなど)、出力用(スピーカーとの
結合用)電解コンデンサー

この回答への補足

興味深い回答ありがとうございます!
ブーンという音ですが、普段は出ません。トーンコントロールキットというのを購入し組み立て、低音の利得最大にして、パワーアンプの間に挟んでみたのです。そうすると針が落ちた直後からブーンという音が出ました。(レコードの無音部分で)
 アンプは、ステレオアンプです。もちろん、カートリッジもステレオです。
回路について詳しくないのが悔しい所なのですが、パワーアンプには、電源からのトランスの2次側(テスターであたりましたら、14V、12V、5Vの3つ)がパワーアンプに入っていました。(この時点は交流ですよね)
大きな電解コンデンサー(1000μF 50V と、2000μF50V)がそれぞれ1個ずつあり、これは、平滑コンデンサー?かなと思います。平滑コンデンサーがあるということは、直流に直したあとの、交流成分を除いているのですね?(あちこち検索したのですが、難しく理解が出来ていない面がありすみません)
 また、トランジスタ2SC586(×2個)にも、1000μ50Vの電解コンデンサー(×2個)が繋がっていました。
 パワーアンプ内に、2センチ四方くらいのトランスが2個あります。
これはどういう役割かわかりません。
 
 パワーアンプ内部の電解コンデンサーは、中身が出ているものがあったりしたので、全て新しいものに交換いたしました。
 
 更に詳しく、調べて行きたいのですが、ここでは個人情報は掲載出来ないようなのですが、どちらかの掲示板などに御誘導いただけませんか?
 よろしくお願いします。

補足日時:2009/05/30 20:07
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そのカートリッジって脱着できる構造ですか?


もし出来るのでしたら、新旧のカートリッジを取り替えたらどうなりますか?
(カートリッジの劣化の可能性)

この回答への補足

カートリッジは、特殊な形状(裏表に針がついていて、A面B面の再生に使用)なので、交換は出来ません。また、部品の供給も済んでいるので、新品の入手も不可とのことです。
古い方の、パワーアンプに行くピンコードを、新しいほうのパワーアンプに繋ぐと、そこそこ低音は出るんです。なので、アンプやプリの回路構成の違いなのかなと、思っています。
 

補足日時:2009/05/30 13:44
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グラフィックイコライザーをパワーアンプの手前に接続すれば細かなトーンコントロールが出来ます。

価格は10000円~なので出来れば細かくコントロール出来る30000円前後ですかね。

参考URL:http://www.soundhouse.co.jp/shop/SearchList.asp? …
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