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昨日「硫黄島からの手紙」を見ました。
「バンザ~イ」と叫びながら死んでいくのを見ていて北朝鮮の「マンセー」がよぎりました。
戦時中の日本は北朝鮮と変わらなかった?

A 回答 (2件)

まず朝鮮語と日本語がおそらく同一の言語から枝分かれしたというのは、実証はされていませんが充分ありうることだと思います。



「マンセー」と『バンザイ』については『万歳』という中国語から来ているので、音が似ているのは当然です。他にも調べてみれば漢語起源の語彙は朝鮮語と日本語で音が似ているものはいくらでもありますよ。

ちなみに無関係ですが、『百済』のように現代日本語と朝鮮語で全く音の違うものもあります。『クダラ』『クンナラ』説というのは聞いたことはないでしょうか?
以前在日の研究者に聞いたことの受け売りですけど、現代朝鮮語ではやはり『ヒャクサイ』に近い音で発音するそうです。

となると日本語の『クダラ』という発音はまあ、当て字というか、当て音というか、当然そうなりますよね。『百済』を日本語でどう読んでも『クダラ』にはなりませんから。

『クンナラ』説というのは、例えば『奈良』が古代朝鮮語の『国』を表す語から来ているという設と関係します。平城京の造営に渡来人が多く係っていたであろうことからありうると思います。で、『クン』ですがこれは日本語の『大』に当たる語だそうです。今でも『大時代的』という言葉に痕跡的に残っていますが、昔は『大』という言葉は時間的にさかのぼったことをいみしてもいたそうです。それで百済から渡ってきた渡来人やその子孫が、故郷を懐かしんで元々自分達が住んでいた国という意味で『百済』を『クンナラ』と発音したのが訛ったのではないかではないかという説です。いずれも実証はされてませんけど。ご参考までに。
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「『バンザ~イ』と叫びながら死んでいく」



あれは、映画ならではのステレオタイプな演出です。
戦後に多数書かれた戦記を見れば分かりますが、戦場で死ぬ場合に「天皇陛下万歳」と叫んで死ぬ兵などはほとんどいなかったようです。

また「バンザイ突撃」というのもあまり実情を示したものではありません。

アッツ島の玉砕の際に、山崎部隊長率いる最後の突撃に参加しながら、負傷して意識不明となって米軍の捕虜になった人の手記を読みますと
「最後の突撃の前に、故国の方向へ向かい、指揮官の合図で『天皇陛下万歳を、のども割れんばかりに叫んだ」
「その後の突撃の際には、『エイッ』『ヤッ』などの喚声を発しながら突撃した」
とのことです。

アッツ島守備隊の最後の戦闘についてのアメリカの戦闘報告にも
「日本軍がバンザイと叫びながら突っ込んできた」
「死ぬ直前の日本兵がバンザイを唱えた」
などということは書かれていないようです。

(出典)
「アッツ島玉砕記」小林世海義 (当時 陸軍上等兵)
潮書房 「丸」別冊 北海の戦い(千島・アリューシャン戦記) 平成2年刊 収録
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この回答へのお礼

 

お礼日時:2009/08/17 13:16

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