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マスクの使用から呼吸器からウイルスが入る可能性がある様です。
又手洗いの励行の奨励から口からも入る可能性があるみたいです。
そこで質問なのですが外気と接している目から入る可能性はないの
でしょうか?

A 回答 (3件)

 獣医師でウイルスに専門知識を有します。



 結論から書けば、少なくとも日常生活で「眼からのインフルエンザの感染」を心配する必要はほとんどありません。

 「粘膜からの感染」といえば、確かにそれはそうなのですが、それはインフルエンザに限らずほとんど全てのウイルスと大部分の細菌感染症に共通することです。つまり粘膜は単に"体に侵入する入り口"に過ぎません。特にウイルスの場合重要なのは「体のどの器官に感染するか」です。

 基本的なことから書きますと、ウイルスは単独では生命らしい活動を何一つしない存在です。基本的に自分の遺伝子とそれを包む殻だけから成っていますから、要するに自己増殖を始めとする「生命活動」を行うためのシステムを持たないからです。
 ですから、ウイルスは"生きている細胞"の中に侵入し、細胞に自分の遺伝子を読ませて遺伝子を複写させたり、遺伝子にコードされている"殻"などの構造蛋白を生産させることによって増殖するわけです。

 今、「生きている細胞に侵入する」と書きましたが、当然それさえも"能動的に"行えるわけではありません。細胞が持つ"ドア"にウイルスが持つ"鍵"が合えば、後は細胞が勝手にウイルスを取り込んでくれるわけです。

 ですから、全てのウイルスは「感染できる細胞」が決まっています。つまり言い換えれば「感染できる動物と器官」が決まっている、ということです。その細胞に合う鍵を持っていなければ感染できませんから。

 で、インフルエンザウイルスの場合は、「感染できる細胞」は、本当はもう少し複雑な話になるのですが、端折ってシンプルに書くと「ヒトの気道粘膜か腸管粘膜」となります。ただし、実際は胃酸で不活化されて腸管まで到達できないので、インフルエンザによるウイルス性胃腸炎は希にしか起きません。

 つまりさらに端折ると、「インフルエンザが感染する器官はヒトの気道粘膜」ということになります。(もちろんこれはヒトインフルエンザウイルスの話です)
 気道粘膜とは、咽喉頭、気管、気管支といった気管の粘膜を構成する細胞、という意味です。
(鍵と鍵穴の関係はアナログなものなので、綺麗にマッチしていなくても感染が成立してしまったり、数は少ないけれど他の器官の細胞にも"マッチするドア"があったりして、というような理由で他の動物や器官に感染することも希ですがあります)

 という話を基本知識として頭に入れていただくと理解しやすいと思うのですが、「眼」はウイルスのターゲットである気道からは遠いです。
 涙道で眼と咽喉頭は繋がっているのですが、「飛沫を眼に浴びる」ような事態になれば「目に異物が入った」ことは明らかに認識できるわけですから、涙腺から涙が出て異物を排除しようとします。
 眼粘膜に付着することに成功しても、眼粘膜そのものにはウイルスは感染しにくいので(上手く感染できれば結膜炎になるでしょう)、粘膜面の免疫システムに攻撃されて終わり、という可能性が高いでしょう。
 涙道をそのまま咽喉頭まで流されて咽喉頭に達することができれば感染が成立するでしょうが、涙道に限らず"身体の管"というのは土管のようなストレートな管ではなく、ミクロで見れば高層ビルの谷間を自動車が洪水で流されていくような感じです。咽喉頭まで達するのは難しいでしょう。途中でどこかの細胞に引っかかる、ということです。

 というわけで、眼からインフルエンザウイルスの感染が成立するのはレアケースです。ないわけではないですが、「ゴーグルを用意しなければ」というようなことではない、ということです。

 1つ考えられる有力な感染経路は、まず眼粘膜に感染が成立して結膜炎を起こすことです。すると眼粘膜でウイルスが増殖するので涙道~咽喉頭の経路に無数のウイルスを送り込めるわけです。そしたらいくら確率が低くても分母がほとんど無限大になるわけですから、結局ウイルスは咽喉頭に達し、感染が成立するでしょう。

 という理屈で見ると、現在の新型インフルエンザは結膜炎の症例はほとんどないので、眼からの感染は心配しなくても良い、というのが国立感染研の現在の見解のようです。(下記リンク)

http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/20 …

 むろん、ウイルスの濃度が極端に高い環境下での作業、つまり検査従事者やある種の医療行為に従事する人は、眼粘膜からの感染も防御する必要があります。
 獣医領域でも、鶏インフルエンザの防疫活動に従事した人で結膜炎の症例がいくつかあります。また結膜炎を伴う発症例もあり、眼からの感染が疑われている事例もあります。
 ですが、日常生活で眼からの感染を心配する必要はほとんどない、ということは言えるでしょう。

 余談ですが、マスクの表面を手で触ることは感染防止上、高リスクなのは言うまでもありません。その手で眼を触ったからと言って眼からの感染はやはりほとんどないでしょうが、眼を心配する以前に口から入る可能性が極めて高くなります。

 使用中または使用後のマスクは危険な汚染物品である、という認識で扱って下さい。
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この回答へのお礼

大変専門的な観点からの回答をありがとうございました。
時々目が妙に痛くなるので質問の様な心配をしていました。
安心しました。

お礼日時:2009/09/02 00:24

あります。



ウイルス侵入経路は「目・鼻・口」です。
ウイルスの付着した何かで目を触れることが良くありません。
なので、マスクを使用していても、そのマスク表面を触って目をこすったりするのは感染防止の観点からして良くないです。
手洗いをしていない手で、目・鼻・口元に触れるのも良くないです。

ただ外出して、マスクを正しく着用して外気に触れる目だけでの感染はないです。
感染者の咳やくしゃみの飛沫が目に入った場合は感染の可能性が出てきます。
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この回答へのお礼

>マスクを正しく着用して外気に触れる目だけでの感染はないです。
つまり目からは感染しにくいと言う事ですね。
有難うございました。

お礼日時:2009/09/02 00:27

はじめまして、よろしくお願い致します。



基本的には、粘膜からの進入がほとんどです。(目もそうです)

マスクも手洗いも予防の効果しかなく、満員電車や学校などどう予防しても移るときは、移ります。

栄養のあるものを食べて、免疫力をつけておきましょう。
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この回答へのお礼

>基本的には、粘膜からの進入がほとんどです。(目もそうです)
やはり目からのウイルス侵入もありうるのですか。
と言うことは目薬を持ち歩いて時々使うという私の習慣は良いので
しょうか?
>栄養のあるものを食べて、免疫力をつけておきましょう。
これは結構気を使っています。一時食べても一向に太らないので心配し
ましたが最近腹が出てきて安心と同時にメタボになってしまったので今度
はカロリーを抑え適度の運動を心がけて体重を減らしました(笑)
有難うございました。

お礼日時:2009/09/02 00:37

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