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大阪のJR東西線の電車は尼崎方面から京橋に来た時に1両に2つあるパンタを1つに減らしますが、なぜですか。また、逆に尼崎方面に行く場合、下げているパンタを上げます。東西線は、パワーがいるのでしょうか。

A 回答 (2件)

こんばんは。



JR東西線は地下路線ということもあり、剛体架線という架線を採用しています。

ただ、剛体架線は通常のトロリー式の架線と比べ、パンタグラフへの追従性で劣ります。
トロリー式の架線はパンタグラフの押し上げる力によって架線そのものも押し上げられ、パンタグラフへの追従性が良いのです。

剛体架線はトロリー式架線とは異なり、完全に天井に固定されていますから、架線そのものが動くことはありません。
その分パンタグラフへの追従性という点で劣り、パンタグラフと架線とが瞬間的に離れる「離線」という現象が起きやすくなります。

そこで離線を防ぐ為に、JR東西線に入る車両は第二パンタを上げるようにし、どちらかのパンタが離線を起こしたとしても、もう片方のパンタで電力を受け取るようにしているのです。

こう書くと剛体架線にはデメリットばかりのような印象を与えてしまうかもしれませんが、剛体架線はトロリー式架線と比べてトンネル断面を狭くすることができ、工事費圧縮に効果があります。
また架線そのものも剛体で強いですから、断線も起きにくいというメリットもあるのです。

参考URL:http://kobe.cool.ne.jp/tarumi/T0522_01.html
↑こちらのURLも参考にしてください。
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この回答へのお礼

たいへんわかりやすい解説でありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。

お礼日時:2009/10/14 10:10

架線の構造の違いによりパンタグラフの数を調整しているようです。



http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/JR%E6%9D%B1%E8%A5%B …

http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E5%89%9B%E4%BD%93% …
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