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「穿鑿」はもともと穴をあけるという意味ですが、あれこれ調べる・根掘り葉掘り尋ねるという意味もあります。
「詮索」と同じような意味も持ってますね。
「詮索」はもともと「穿鑿」だったのでしょうか?
それともそれぞれ独立した単語でたまたま同じような意味を持ってるんでしょうか?

※辞典からのコピペ回答はご遠慮ください。

A 回答 (3件)

 私も直感としては独立した単語のような気がしますが、「元は穿鑿だった」という可能性も否定できないようにも思えます。



 というのも、「穿鑿」は、れっきとした漢語であり(*1)、日本においても古代から使われているのに対し(*2)、「詮索」は和製漢語であり、しかもその用例は近世以前に遡ることができない(*3)からです。
 とすると、本来、「穿鑿」であったものに、代用ないし誤用として「詮索」が使われ、そして定着してしまったというシナリオも考えられなくもないでしょう。

 もっとも、「穿鑿」の語義の派生過程もはっきりしませんし、そもそも資料が限られているので何ともいえませんが。

(*1) 『漢書』や『論衡』に遡る。
(*2) 「穿つ」という意味では、9世紀の観心寺文書が初出のようである。「調べる」という意味でも、中世には既に使われている。
(*3) おそらく17世紀初頭に成立した『昨日は今日の物語』が初出である。
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変な例をあげれば、フセインを狙ったピンポイント爆撃と、日本の市民を狙った焼夷弾攻撃の違い。



たまたま「音」が同じ語に、同じような「意味」があったと私はとらえています。
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自信はないのですが,



「それぞれ独立した単語でたまたま同じような意味を持ってる」方に1票です.

理由は,それぞれの熟語に用いられている漢字の意味が全く異なるからです(「穿鑿」が「詮索」になったとすればもう少し似た意味の漢字を使いそうなものです).

漢字を見る限り,「穿鑿」はおっしゃるとおり「穴をあけるように1箇所を深く掘って理由を尋ねる」、また「詮索」
は「つなを引張ってどこから来ているか由来を調べる」といったように微妙なニュアンスの違いを感じます.換言すると,前者は探り出すプロセスやそのしつこさに力点があり,後者は由来そのものに力点があるといった相違です.

興味深いご質問ありがとうございます.識者の見解を待ちたいところです.
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