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こんばんは。

あと2週間ほどでコンクールがあります。課題曲がベートーヴェンのピアノソナタ第18番op.31-3です。それなりに曲の形は仕上がってきたのですが、先日先生に「全然ベートーヴェンに聴こえない。音の折り返しが甘いし、拍感もないし音色の使い分けもできてない。」と言われズタボロでした・・・。

一体ベートーヴェンらしい弾き方とはどんなものなのでしょうか。またテンポのとらえかたや、ニュアンスについてももよく分からないです。

アドバイスよろしくお願い致します!!

A 回答 (1件)

この曲はベートーヴェンらしくない曲なので「ベートーヴェンに聴こえない」と言われても困りますね。


ハイドンやモーツァルトのソナタをベースにベートーヴェンの魅力を足したような曲だと思います。
一番いいのは先生にお手本を弾いてもらえればいいのですが、日本の先生はなかなか自分では弾いてくれない方が多いので無理かもしれません。
当然CDなどで名演奏家の演奏を聞かれていると思いますが、どのピアニストのCDをお持ちでしょうか?
ベートーヴェンらしい演奏として定評のあるのはバックハウス、アラウ、グードなどですが、彼らの演奏を聞いて研究されるのが早いと思います。
例えばバックハウスはペダルを数小節にわたってほとんど踏みっぱなしで使っていますし、左手の低音で四分音符や二分音符の後の休符を無視して、低音を鳴らしっぱなしにし、全体の響きを大きくしたりしています。

この曲のテンポに関してですが、全曲をかなり速めのテンポで弾いた方が良いように思います。普通なら真ん中の楽章のどちらかがゆっくりとした曲になるところが、ベートヴェンの新たな試みとして、スケルツォとメヌエットを並べるという、異例の構成になっています。
なので全曲を速いテンポでリズムとスピード感を強調すれば、この曲は生き生きと聞こえてくると思います。
もちろんメヌエットはモデラートの指示があるので、そんなに速くはできませんが。
あと第2楽章で裏拍にスフォルツァンドが何度も出てくるので、それを強調すれば、リズムの遊びの楽しさがより伝わります。ピアノが続いたあとのフォルテッシモも同じです。(例えば34小節や39小節)
先生が「拍感がない」とおっしゃったのはどこの事をさしているのでしょう?第2楽章は明らかにベートーヴェンが意図して拍を崩していますし、第1楽章のある部分でも3拍子の中に2拍子風のリズムを書いています。ただそれ以外の箇所はきっちりとした3拍子になっているので、強拍をやや強調する必要はあると思います。
第4楽章はペダルの使い方によって曲想が変わってしまいます。全く使わなければハイドン、モーツァルト風の小味な曲になるし、1小節以上に渡って踏めば、音に厚みが出てスケールが大きくなり、よりベートーヴェン風になります。もちろん音がごちゃつかない程度にですが。

いろいろ書きましたが、全部参考程度にして下さい。これがベートーヴェンらしい弾き方だ、とは断言できませんので。
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