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インフレターゲットについて調べているのですが、


「マネーサプライを増やす」とは具体的にどうすることでしょうか?


お金をたくさん刷るのだと思いますが、
具体的にどういうフローになるのですか?

A 回答 (3件)

●銀行が貸し出しを増やすと「マネーストック」が増える


 日本銀行調査統計局では、1955年以降、景気、物価の動向やその先行きを判断するための一つの指標として、マネーサプライ統計作成・公表してきましたが、このたび、通貨保有主体や各指標の通貨発行主体および金融商品の範囲の見直しを行うとともに、同統計の名称もマネーストック統計に変更し、2008年6月から公表を開始しました。
 >「マネーサプライを増やす」とは具体的にどうすることでしょうか? 
 通貨流通量(日銀では2008年から「マネーサプライ」に代わって「マネーストック」という言葉を使っている)は銀行などの金融機関が貸し出しを増やすと増えます。独立行政法人造幣局が紙幣を印刷し、日銀が市場に流通させるのですが、日銀が主体的に流通させるのではなく、金融機関からの需要に応じて金融機関に供給するので、日銀が勝手に「マネーサプライを増やす」と言うと間違いです。
 通貨流通量(マネーサプライ=マネーストック)は銀行などの金融機関が貸し出しを増やすと増えるので、別の言い方をすれば、企業や個人が借り入れをすると、通貨流通量が増えます。日銀の役目は、金融機関が貸し出しを増やし易く、企業や個人が借り入れ易く、という経済状況をつくることです。具体的には、金利を安くすることです。昔は金融機関への日銀の貸出金利(公定歩合)を低くしました。現在では、政策金利を低めに誘導することで、金融機関の貸し出し金利を低めに誘導し、借り易くします。「馬を水飲み場に連れて行っても、馬がその気にならなければ水を飲まない」との表現を借りれば、日銀は「馬を水飲み場に行き易くすること」です。企業や個人がその気になって融資を申し込まなければ銀行貸し出しは増えないし、通貨流通量は増えません。
 銀行が融資をするということは、具体的には、企業や個人の銀行口座に入金するということ。これは預金通帳に融資金額を記入するということで、この時点では現金は動かしません。つまり銀行は手持ち資金が幾らあるかによって融資総額が決まるのではなく、幾らでも融資できる、無から有を生じさせることができるのです。このため銀行貸し出しを「信用創造」と表現します。
 企業や個人は、金利が安く、景気の先行きが明るければ多く借りようとします。銀行は、景気の先行きが明るく貸し倒れの危険性が少なければ多く融資します。逆に不景気で不良債権が増えそうな時には貸し出しを減らし、ときには「貸し剥がし」もします。
 「インフレターゲット」を主張する人は「日銀がベースマネー(ハイパワードマネー)を増やすことによって通貨流通量が増える」と主張しますが、間違っています。ベースマネーが増えることによって通貨流通量が増えるのではなくて、銀行が融資総額を増やすことによって銀行預金総額が増え、それに従って銀行は日銀当預を増やし、そのことによってベースマネーが増えるのです。つまり通貨流通量が増えたことによって(原因)、銀行が日銀当預を増やし、ベースマネーが増えるのです(結果)。
 日銀では次のように表現しています。(注)お札は、個人や企業への支払に必要な分を用意するため、金融機関が日本銀行当座預金から引き出して、日本銀行の窓口から受け取ることによって世の中に送り出されます。これを「銀行券の発行」と言います。(日銀のホームページから)
 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ms/ms090 …
 http://www.boj.or.jp/oshiete/money/05100002.htm
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世の中に流通するお金の量を増やすということ。



具体的には、政府支出(公共支出)、国債発行、公定歩合を下げる(ゼロ金利政策)等のほか、住宅建設や工場設備に補助金を出す。
デフレ状態(現在その状態)の時や、景気浮揚のために行なう(ケインズ経済)が、日本の場合、福田内閣時代から実施しているが、国内に効いていない。
その訳は経済学者などがいろいろ理屈を付けているが、政府や日銀がマネーサプライを増やす政策を実施しても、世界中で一番金利が易い日本円を借り、欧米や中国で投資すべくフライトマネーとして日本国外に出ていってしまった。 というのが原因らしい。
だから、マネーの発行をたくさんしても消費者物価が下がり続けてインフレ傾向にもならないのでしょう。
金利を上げれば外国のマネーがフライトして日本に飛んでくるが、この不景気な時期にできない相談でしょう。
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はじめまして、よろしくお願い致します。



>「マネーサプライを増やす」とは具体的にどうすることでしょうか?

簡単に言いますとお金の量を増やすということです。

世の中、需要と供給の関係です。

お金が多く、物が少ないと物価があがります。
(物の値段が高くなる)

すなわち、バランスを崩すとお金の価値がなくなってしまうのです。

そのことを踏まえて、お金を刷る(作る)のです。

ご参考まで。
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