現在、住宅を建てることを検討中で、在来工法、2×4、鉄骨ラーメンユニットなど、各種ある工法のどれにしようかと悩んでいます。
その中でも特に、2×4の特性について教えていただきたいと思います。
まず、2×4工法の利点の一つに、気密性が高いため、遮音性も高く室内が暖かいという点があると言われています。しかし気密性が高い反面、特に高温多湿の日本では、壁内結露を生じやすく、結果として断熱材にカビが発生し、最悪、壁が腐食する可能性が、他の工法と比較して高いと聞きます。極論としては、日本では(特に関東以西の温暖な地域)、2×4は適していない、100%カビが発生するという意見を言われる方もいます。現在では対策も進み、改良されているとは思いますが、実際のところはどのような状況でしょうか。
次に、2×4はその構造上、1階の天井と2回の床が同じ構造体のため、2階の音や振動が1階に伝わりやすくやかましいとも言われています。確かに断面図をみると、いわゆる天井裏がなく、1階と2階の空間が狭いように思われます。そのため、完成後に電気配線等を敷設することができないとも聞きます。これらもそれなりの対策が施されているとは思いますが、他の工法と比較して、また実際に住んだ感覚としてはいかがでしょうか。
さらに、外壁はモルタル吹き付け塗装がほとんどだと思いますが、何となく壁が薄く平面的な、のっぺりとした印象を受けます。
加えて耐震性は強いものの、建物自体は軽量のため、国道沿いなので大型トラックやダンプが通った場合、振動するとも聞きます。
最近は、現場見学会へ通い実物を何件も見てはいますが、営業の方は当然、そのような心配はありませんという説明をしますので、やはり実際に長年住まれた方の体験や感想をお聞きしたいと思います。もちろんメーカーや施工業者により差はあると思いますし、問題のある方、何の問題もない方もいらっしゃると思いますが、できるだけお話を聞き参考にしたいと思います。
ちなみに2×4で建築する場合は、最大手のメーカーで検討しています。
質問が長くなり恐縮ですが、よろしくお願いします。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
まず、在来工法は、風土に合った工法であるため、建築の雨の影響を受けなくてすみます。
つまり、屋根が早くつく。将来の増改築が非常に楽。
耐震性能は、下手なHMにやらせると、とんでもなく低い性能になります。
次に、鉄骨。耐震性能がとても高い。鉄骨の壁倍率は5倍から7倍とも言われ、高い耐震性能です。反面、最大の弱点は断熱性能が木造に比べて低いことです。
さて2×4ですが、屋根がつくのが遅いので、あまりたくさん雨の降る時期に建築するのは避けたほうが無難です。
間取りもみなさんおっしゃられるように、増改築しにくい。
耐震性能は、壁倍率5倍まで可能です。簡単すぎるわりには強度もある。
確かに音は響くでしょうね。
しかし、最近は在来でも、断熱性能を強化するために耐力壁を張る場合もあるので、内部の響きは同じように思います。
上下階の振動は、ロックウールや防振束で吸音するようにしてますので、それほどは感じないのではないでしょうか?
カビのことですが、最近は24時間換気も義務付けられ、サイディングを施工するともれなく通気工法を採用しなければならないので、カビの心配はないと思います。
もしカビるのであれば、在来もだめだし、鉄骨も細かい仕切りには木材を使うので、木で作った家はすべてダメということになります。
そんなことはありませんよ。
今は技術が進化し、木材がしけないように徹底的に改良されてます。
ただ、昔のように断熱材もところどころ入って、ガタついたアルミサッシを取り付け、アスファルトルーフィングも適当に張られたような24時間換気もない昔の2×4とか在来は、ちょっと腐ってくる水準かもですね。当然通気工法なんてないので、躯体だけでなく、雨が降ると部屋までジメジメしますよね。
今はサッシもペアとか樹脂とか高級なものがありますし、カビはないと思いますよ。
うるさいような住環境であれば、窓はいいものをつけたほうがいいですね。
壁材はなんでも使っていいですよ。2×4は。
この回答への補足
詳細なご回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ありません。ご回答により、大分安心した面もありますが、さらに補足でお訊ねさせていただきたいと思います。
ご回答にもあるように、鉄骨造りは耐震性能が高い点が最大の魅力ですが、その反面、熱伝導率が高いため、木造住宅に比べて、冬は寒い、ひんやりする、とききますがどうなんでしょうか。その反対に夏は暑いのでしょうか?また、鉄骨で覆われているというイメージ的なものもあるとは思いますが、木造に比べて住み心地はいかがでしょうか?
よろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
私は自宅を昭和50年に2x4で建てました。
当時は2階床根太の下に1階天井の石膏ボードを直接張りました。それが一般的な方法でした。いわゆる太鼓状態で、音は1~2階間でよく伝わりました。今は床根太の下に10mmほどの隙間を設けて張るのが一般的です。こうすることにより、2階床の振動(音)が直接下階の天井に伝わるのを妨げることになるからです。また2階の床合板の上に石膏ボードを張り詰め床に質量を持たせる方法が準耐火仕様でない建築においてもよく行われています。これらを行うにより音の伝わり方はかなり改善されます。やむをえない状況により、一昨年、自宅を建てなおしました。今回も、2x4工法です。前の轍を踏まぬよう床の納まりは検討しました。新しい家は、以前の家に比べると格段に改善されています。気密性の確保は確かにし易い工法ですが、気密シートの設置(或いは現場発泡のの断熱材の施工)をお勧めすると共に、3種換気になさらぬようアドバイス差し上げます。
又、振動の件ですが、地盤を通してのものは、その影響を取り除くことがかなり難しく、以前、私が設計した重量鉄骨3階建ての住宅(GL-20mまで現場打ち杭にて建物を支持)にあっても、20mほど離れた幹線道路を走る重量のある車両の影響を消すことが出来ませんでした。一度、コロン○スという発泡断熱材の上に建物を載せる工法調べてみたら如何でしょうか。
この回答への補足
詳細なご回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ありません。
実体験に基づく貴重なアドバイスありがとうございます。大変参考になります。
補足でご質問させていただきたいと思います。
これは2×4工法に限ったことではないのかもしれませんが、最近の気密性の高い住宅では、室内でやかんストーブ、ファンヒーター、噴霧式殺虫剤(アースノーマットの類)などは原則使用しないようにしているとのことです。もちろんそれらは万が一の場合を想定してのことで、ファンヒーターを使用したからといって、即結露するという話ではないのは解りますが、従来の住宅ではそのような規制はなかった事を考えると、気密性が高まることも不安な面があります。また、そのように建物の気密化やシックハウス対策の目的で24時間換気が義務付けられており、その換気方法も多様ですが、ご指摘のとおり、やはり第3種換気では不十分なのでしょうか。また第1種換気の内、全熱交換システムは、外気の温度と湿度を中和させるということですが、言わばプチエアコンのような効果があるのでしょうか。また、臭いまで交換してしまうため、トイレや浴室は別個にした方が良いともいいますが、どのようなものでしょうか。
よろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
我が家は、その2x4です
>日本では(特に関東以西の温暖な地域)、2×4は適していない、100%カビが発生するという意見を言われる方もいます
本当ですか???
だとすると、我が家は例外中の例外???
>いわゆる天井裏がなく、1階と2階の空間が狭いように思われます
我が家は、ちゃんとありますよ
狭いなら広くすれば良いだけのことです
確かに狭いですが…大人が這って移動できるくらいの空間は十分あります
>完成後に電気配線等を敷設することができないとも聞きます
最初から敷設しておけば?
一部屋2か所以上のコンセント+TV+TEL
LDKなら、Lに3つDに2つKに2つのコンセント
LとDにTV
トイレ脱衣所も、とにかく仕切りのある空間には全てコンセントを付けて置けば余っても足りないことはありませんよ
天井裏にもコンセントを付けると良いです
家の外にも、2か所は欲しいです
>さらに、外壁はモルタル吹き付け塗装がほとんどだと思いますが
何でそうなるのでしょうか?
外壁は、施主の希望です
我が家はALCです
>2×4工法の利点の一つに、気密性が高いため、遮音性も高く室内が暖かいという点があると言われています
それは、違う
高気密、遮音性能を重視した設計施工にすればいいだけ
>耐震性は強いものの、建物自体は軽量のため、国道沿いなので大型トラックやダンプが通った場合、振動するとも聞きます。
木造家屋なら、どれも同じ
振動を嫌うなら、免振で何とかならないかとHMに相談してみてください
2,300万の負担で効果は期待できるかもしれませんが、揺れを考えると…精神的な満足で終わるかも…
でも、耐震性能は格段に上がります
詳細なご回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ありません。今後の検討の参考にさせていただきます。
当方、住宅建築に関して全く知識がなく、1から勉強をスタートした状態で、本やネット等による聞きかじりや付け刃の知識でお訊ねしておりますので、間違った認識や表現があるかもしれませんが、ご容赦下さい。
No.1
- 回答日時:
この前2×4の大手HMと契約しました
それまでに色々調べました
>2×4工法の利点の一つに、気密性が高い
2×4が工法的に気密が高くなるわけではありません
気密が高くなるように樹脂のシートで覆うなどの施工を行っているからで、在来工法でも同等の気密性は確保できます
>壁内結露を生じやすく
これも2×4だからではありません
しっかり対策しないと在来も同じです
>外壁はモルタル吹き付け塗装がほとんどだと
2×4も在来も好みに応じて吹きつけもサイディングも選べます
タイル張りは木造では厳しいです
少なくとも木造では在来工法も2×4同様に耐力壁を用いるパネル工法が多くなってきているので、構造的な強度は同等です
ただ、2×4だと間取りにあるていど制限があります
鉄骨は単価がグっと上がるので私には対象外でしたが、その予算が確保できたとしても火災に強く断熱性が高い木造を選んだと思います
この回答への補足
詳細なご回答ありがとうございます。お礼が遅くなって申し訳ありません。
補足でご質問させていただきたいと思います。
ご指摘のとおり、最近では在来工法でも、構造用面材を外側に張ることが多く、壁に関しては2×4と同様な造りになっているようです。その場合、耐力は増しますが、2×4と同様に壁内が密閉された形になり、通気がなく水蒸気が逃げ場がない状態になっているということはないでしょうか。素人の印象だと2×4工法よりは在来の方が、まだ通気性があるように思えますがいかがでしょうか。
よろしくお願いします。
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