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いつもありがとうございます

フランス語で、「re」で始まる単語はたくさんありますが、
reの後に続く子音によって、reの発音の仕方が変わるようです。

その発音の仕方に規則や法則があったら教えていただきたいのです。

resterやrespirerでは「レ」(E)と発音するのに、
retrouberなどでは「ル」(弱いe)と発音する違いはどこにあるのでしょう。
また、アクサン記号をつけて「レ」(e)とするものもあります。

それぞれの単語の発音の違いを覚えるのはさほど苦痛ではありませんが、
スペルから発音を再現(?)する際の規則のようなものをしりたくて、質問させていただきました。

質問の仕方が的確かどうかもあやしいのですが、詳しい方教えてください。

A 回答 (6件)

これは re- というより音節の切り方とそれに伴う e の綴りと発音の関係です。



rester, respirer, respect は res|ter, res|pi|rer, res|pect と切ります。英語辞典には必ずと言っていいほど分綴が書かれていますが、フランス語辞典にそれが少ないのは英語ほど複雑(むしろ辞書を見ないと分からない)ではないからです。

e の発音の仕方はその区切り(分綴・綴りの上での音節)の中で考えます。
e の次に子音が来ているとき(綴りの上で「閉じられた」閉音節)ときは「エ」と発音されます(名詞の複数形や動詞の人称語尾は例外)。
子音字が2つ連続するときはその間で切るのが原則なため、res| という切り形になるのです。

しかしこれには例外があり、r, l は直前の子音を引き連れる性質があります。

re|trouver, re|priser, re|classer
(今回は関係ありませんが rr, ll と同じ子音が連続するときはその間で切れます)

e で終わった音節(開音節)ではアクサンがない限り曖昧母音になるため、ルトゥルヴェ・ルプリゼ・ルクラセと発音されます。
開音節で「エ」と発音させるときはアクサンを打ちます。

?toile, ?tudiant など語頭にある e を「エ」と読ませるためにアクサンを打つのもこのためです。語頭にある e を曖昧母音で発音することはない(というか発音しにくい)のにアクサンをつけるのはこの法則の筋を通すためです。

この回答への補足

開音節のeにアクサン記号をつける場合について、質問させてください。

アクサン記号をつける場合とは、「法則の筋をとおすため」、
現実の発音と綴り法則とのつじつまをあわせるためのもの、と考えてよろしいでしょうか?

辞書から例をひきますと、
regirにはアクサン記号がつきますけれども(レジル)、
registreというそのすぐ下にある単語にはアクサン記号がつかず(ルジストル)、あいまい母音です。

これは、綴りの法則なんかお構いなしに、
現実のフランス語話者が、「レジ」と発音し、「ルジストル」と発音する動かない事実があるからでしょうか?
(つまり、音が綴りに先立つ、ということを確認したいわけです)

それについて、何でそういう発音をするんだ?と問うことはできないのでしょうか?

綴りから音を導いてしまう、おそらく「本末転倒な」非ネイティブスピーカーの立場からすると、
この場合アクサン記号をつける理由が飲み込めません。
「レジル」が「ルジル」であることに、不都合はないと思うからです。
発音のしづらさという観点からすると、「ルジストル」と条件はイーブンに思えます。


質問がつかみどころなくて恐れ入ります。
何を聞こうとしているか、自分でつかめず、手探りですが、
回答に値しないようでしたら無視なさってください。失礼いたしております。

補足日時:2010/03/17 04:47
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
仏語辞書、reに始まる項をざっとながめて、教えていただいたことを理解しました

おはずかしながら、初めて「分綴」のきまりごとを理解しました。
音節の区切りの中で発音を考えるのですね。
(意味上の区切りでもって、re-spirerやre-trouverとするのがそもそもの誤りでした。)

rやlは直前の子音をひっぱりこむのですね。
子音ごとに癖があって、個性的な感じがします。

法則が適用されている様子を完全に確認できました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/03/17 04:08

#1です。

補足に関してですが、

例に挙げたられた単語やその他 re-/r?- で始まるものの多くはラテン語起源です。

r?gime < regimen
r?gir < regere
r?gle < regula
registre < registrum

語源はいろいろであり、ラテン語において e が長音であったり短音であったりしますが(いずれにしても [e(:)])これが現代フランス語の発音とどういう対応をしているかは一様ではありません。
regimen, regere, regula では reg- は語幹であり、registrum は re-gistrum と「語源的に」切れ、 re- は接頭辞です。reg- を語源に持つものは「レ」と発音されアクサンテギュがつくようですが、それが説明になるかどうかは分かりません。
接頭辞の re-(「再び」などの意)に関しては「ル」であったり「レ」であったりします。
面白いのは resp-, rest- で始まるものは、前述の分綴法により「レ」ですが、言い方を変えるとこの場合「ル」と読ませる手段がないことです。ここから [rst, rsp] という連続が語頭にくるのは発音しにくいので避けようとしているのかもしれません。

一方、アクセントがないと曖昧母音化する傾向は他言語を見ても一応ありそうですが、それでは registre と r?gime の違いが説明できません。

ここは、長い歴史の中で何割かの e に曖昧母音化が起きた。徹底した明確な原理が打ち立てられないので分綴法とアクセント記号により現実の発音を書き記すことにしたと考えた方がいいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答をありがとうございます

ずいぶんと、込み入った世界に入りこんでしまった気がいたします

現実に発音される音を考えると、
(ラテン語などの)「語源」がいまある姿にまで、
「発音しやすい」ようにたえざる変化を経てきたものだと理解します。

そのなかで、eの仲間の中に弱くなっていったものがあった、、、

それらの変化に対応するためにつづり字や記号を工夫してきた。。。


言葉の生成変化は、とても複雑な過程をたどるのだろうと思いました。

古い言葉を学ぶことで、現在の言葉の知識にも厚みが増すのですね。

これからの学習の非常に大きな参考にしたく思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/03/18 03:32

>「原音素」ということは、


開口度に応じて実現される各音色の基を表す概念です。最初の項目は「merciのeの音」と訂正させて下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

さまざまな変化の基本としておかれる音の概念、ですね

だんだんと音韻論の勉強もしていきたく思います

お礼日時:2010/03/18 03:39

>resterやrespirerでは「レ」(E)と発音するのに、


eは同音節の有音子音の前では原音素/E/の音価を持ちます。

>retrouVerなどでは「ル」(弱いe)と発音する
e muetと呼ばれるものです。弱く発音するか脱落させるかはあなたの自由です。丁寧な発音ほど脱落させない傾向があります。

>アクサン記号をつけて「レ」(e)
トレマ以外については常に/E/です。eトレマ は無音の場合もありますが説明は省略します。
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この回答へのお礼

あ。赤つけられちゃいましたね。
retrouverでした。お恥ずかしい。

言語学の術語にもだんだんと親しみをおぼえるようになりました。
「原音素」ということは、「え」と発音することが「もともと」ということなのでしょうか?

お礼日時:2010/03/17 05:15

multiphale さん こんにちは



ご質問へのお答えは、《時間》です
あせらないで、ごゆっくりごゆっくり
勉強が進むに連れて、語彙などが増え
単語の作りを見つけて、自然と会得だ
(漢字の読みに音・訓があるの同様)

お示し動詞ですと、接頭詞reの場合は
retrouberのreのeは、amuissementです
(ご存知のようにreはencoreのreと理解)

この接頭詞は、三つのvariantesがあります
re(アクサンテギュ)、re(このまま)とr一文字
これに子音字が二つ連続してもamuissmentです
例:resssaisir、ressentirなどなど

なにかと語彙の来歴を調べると面白いもの
動詞etreのeのお帽子は、esのsの代わだ
同じ作りは、forest⇒foretがある
動詞etreは、その消えたsが動詞活用の時に
tu es や elle est の時に現れて有音のeと

これらの事例と同様に、reも自然と得心です
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この回答へのお礼

anapaultoleさま
いつもありがとうございます

根拠のなさそうに見えるアルファベットの羅列というものは、どうしても記憶に残りづらく、
何かと語源や出所を調べてむすびつけたり、きまりごとを見出したりして、
有機的に理解していきたいのです。

etreといえば、映画「perceval」にて、
「エストル」と発音しておるのを聞いて、化石を見つけたような感覚におそわれました。
たかがアルファベットひとつ、ですが、出たり入ったり、、、
面白いものですね。

お礼日時:2010/03/17 05:04

補足です。



違う子音字でもそれが一つの子音を表しているときは切ってはいけません。

rechercher - re|cher|cher

これを rec|her|cher と切りレシェルシェと読むと間違いになります。
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この回答へのお礼

同様の例として、ressortirをres|sortirとは切らない、
というものを探してみました。

この法則も理解しました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/03/17 04:14

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