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インドネシアが今年末にIMFの支援プログラムを”卒業”することについて日経新聞に記事がありました。

ここには、「パリクラブで債務返済の繰り延べを維持してもらうため、現行のIMF支援を継続すべきだとの意見もある」とあったのですが、IMF支援は終わるのに、また支援を継続してもらうなんてことできるんですか?
それから、そうすると、どうして「パリクラブで債務返済の繰り延べを維持」してもらえるのでしょうか?

そして、また別の意見として、IMFとの関連を断ち切るというものがあります。そのためには年内に債務を返済しなければならないそうですが、「来年以降はパリクラブに頼れないだけに外貨準備の減少を危ぶむ声も多い」ということです。どうして「来年以降はパリクラブに頼れないの」でしょうか?

長くなりましたがよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

当該の記事は見ていないのですが、要は「IMF融資を返済してパリクラブとも縁を切る」か、「IMFへの返済をせずにパリクラブとの縁を続ける」か、その二者択一、ということなのではないでしょうか。



IMFは本来業務が緊急融資で、インドネシアは97年のアジア危機で受けざるを得なくなりましたが、本来的には受ける必要のない国です。現在は国内経済もかなり立ち直ったため、緊急融資は返済できる状況になっており、そこで「卒業」という話が出ています。

一方「パリクラブ」というのは、二国間債務の債務繰り延べの交渉会議です。インドネシアは以前から対外債務はGNPの60%を超えており、構造的に苦しい状況です。

パリクラブの繰り延べを受けるには、IMFの提示する経済再建プログラムの実行が条件です。

そこで、「IMF債務は返せば返せるのだけれど、返してしまうと経済再建プログラムの実行ができなくなるので、返済せずにパリクラブを引き続き利用する」という議論が出ているのだろうと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、IMFとパリクラブは関連しているですね。パリクラブを「交渉会議」と考えると、わかりやすいですね。だから、IMFをきったら、もうパリクラブは頼れないと・・よくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/25 21:21

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