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故人(80代女性)は約30年あるお寺の檀家でしたが、
5年前にねたきりになってからは疎遠になっていました。

故人の娘が電話で葬儀を頼み、そのなかで戒名について希望を聞かれ、
娘は「特にありません」が「早くに亡くなっている本人の夫の戒名とつりあうものを」と
伝えたそうです。

その後具体的な相談などはなく、尋ねると
「告別式に持っていきますから」のみでした。

告別式直前に届いた位牌の戒名は納得のいくものではありませんでした。

住職から納得できるような説明があれば
まだよかったのですが、全くなく、そのうえ住職は
30年近く拝んでもらっていた故人の夫の戒名を
「知らない」といい、喪主(=娘)を怒らせました。
住職は遠回しに「戒名は寺への貢献度できまる」というようなことを
言ったそうなのですが、
この5年間はともかく、故人はそれなりに貢献していたと思うのです。

告別式開始直前のためどうすることもできず、
葬儀会場の担当者が「あとで変えることができるから」とその場をおさめ
二七日のおまいりの時に話をしようということになりました。

私は、生前の話を遺族から聞き、人となりをあらわした字を戒名に使い、
ていねいに説明をされた住職さんを知っていますので、
今回の話は、人間の最期を締めくくるにはあんまりにもいいかげんではないかと
悲しく思いました。

このあと戒名を変えることなど本当にできるものなのでしょうか?
できれは変えてもらいたいと遺族は考えているのですが。
どのように住職さんと話合えばいいのでしょうか。

同じような経験をされた方や、ご専門の方のご意見をお伺いしたく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

坊さん@浄土真宗です。


宗派によってかなり違いがあり、またお寺によっても異なるので的確なアドバイスが出来ませんが、
戒名・法名・法号(宗派によって呼称は異なる)で各宗派とも共通して言えることは、戒名や法名・法号は「死者に贈られる名前のように考えられがちですが、本来は仏弟子となった名前である」と言うことです。そしてその名の部分は「2文字」であります。(ズラズラ字が並んでいてもその中の2文字が戒名・法名・法号です)
ただ、宗派によって、浄土真宗ならただ「釋」の字が付きますし、その上に本山からいただいた院号を付ける場合もあります。他宗派では一般に2文字の前後に院号・院殿号、道号、位号というものをつけます。
戒名2文字以外の部分は、檀家さんとの合意の中で、お寺の役員をされている檀家さんたちとの間で、寺の維持費の負担割合となる当該寺院への貢献度で、勲章的な意味合いで前後の付き方が異なることとされている場合が多いと思います。
その意味で、後から変える事が出来るというのは、戒名2文字以外の部分を付け足すということであると思います。
浄土真宗以外では一般的には可能だと思います。浄土真宗では本山に院号の申請をするしかあとはありません。
合掌

この回答への補足

ありがとうございます。専門の方からのアドバイス、心強い限りです。
差し支えなければもう少しおつきあいいただけないでしょうか。宗派が違いますのでお答えいただけないこともあるかもしれませんが…(今回の宗派は浄土宗です)。

●半世紀近く前に亡くなった故人の夫の戒名は院・居士がついた非常に長いものです。生前の話を聞く限り、お金持ちでも旧家でもありませんが地域社会に非常に貢献した人のようです。この人の妻であるということは、戒名を付ける際に考慮されないものなのですか?
●このお寺には30年近く故人の夫をおがんでいただいていたのですが、5年間途絶えただけで現在の住職が故人の夫の戒名を「知らなかった」ということがありえるのでしょうか?
●今回の場合「何か希望は」と聞かれたときに、具体的に院号の有無や位号、故人の俗名から1文字入れてほしい…など伝えるべきだったのでしょうか? 葬儀の準備で混乱している遺族に、そんな具体的な希望を自主的に伝えられる余裕などないと思うのですが(お寺側からアドバイスがあってもいいのではと思うのですが)

補足日時:2003/06/24 11:58
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No.6 No.3回答者のamida3です。


>故人の夫が40年ほど前に亡くなり、
>故人は30年ほど前にし、近所で同じ宗派>の寺を探しました。これが今回のお寺です。
え?でわ檀家さんではないのですね。今の土地に転居したあとに代理でお参りしてもらっているだけのお寺ではないのでしょうか?そしてその信徒さんなのでしょう。
檀家名簿には載っていないものと推測されます。
しかも40年ほど前に亡くなった夫と、別の寺院に葬儀依頼したのでしょうか?宗派が同じでも別の寺院への直接依頼は反則です。ましてや前の寺院にお墓があるとすれば、納骨も出来ませんよ。

>以来、5年前に寝たきりになるまで、お彼岸とお盆にはお寺さんにきていただき拝んでいただいていました。
というのは、夫さんを葬儀した寺院ではないですよね。でしたら戒名は記録もありませんのでまったくわかりません。ましてや養子などで代替わりではことさらです。

>5年前にはお寺とやりとりがあったわけです。
>それでも「住職が戒名を把握していない・調べられ
>ない」ということはあり得るのでしょうか。
その寺院で付けたものでなければ調べられません。几帳面な住職が各家の戒名を書き写して整理していたのでしたら別ですが・・・(普通しません)
故人様と生前縁があれば、故人の人となり・職業を表す文字や俗名で作られる場合もあります。仏弟子としての名前をどのように選択したかは、付けた方に聞かないとわかりません。
戒名を見れば推測はできる場合もあります。浄土三部経の経文内からであることが多いからでス。

合掌

この回答への補足

私や遺族の知識不足が今回の件の原因であるということが、とてもよくわかりました。ありがとうございました。
申し訳ありませんがもう一度だけ質問させてください。
この遺族のように何十年も前に出身地を離れ、菩提寺とは全く縁のない家が都会にはたくさんあるはずです。さまざまな事情で出身地の親族とは親交もなく、探すに探せないという場合もあるはずです。このような場合、いったいお葬式はどのお寺にお願いすればよいのでしょうか?
葬儀会館ではお寺の紹介もしているとのことでしたが、紹介されたお寺というのは「お葬式だけのつきあい」のお寺ということなのでしょうか?
また菩提寺が遠方にある場合でも、本来なら告別式に来ていただくべきなのですか?
また今回の場合、このあと、菩提寺を探しそちらに戒名を付け直していただくお願いをするべきなのでしょうか? それともすべきではないのでしょうか?
ちなみに今回の故人の夫のお墓は、お寺内ではなく故郷の集落の墓地にあったように記憶しています。

補足日時:2003/06/25 18:35
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No.3回答者のamida3です。


宗派は浄土宗ですね。了解しました。一般論ですが、当方の知るところをは少々。
●故人の夫の戒名が院号居士であったとのことですが(たぶん「誉」号もついていると思います)、その妻であるということは、戒名を付ける際に特に考慮はできません。
浄土宗の調査でも院号・位号の授与基準は「寺総代・役員経験73.3%」「寺への特別な貢献72.7%」と個人の問題で、妻子であるということが基準にはありません。
現在浄土宗では位号、院号の授与基準は「檀信徒功績点制度」などで、組単位(地域のお寺が同じ基準で)での基準
を設け公開することに取り組んでいるようです。まだまだ徹底されてはいないでしょうが、方向性はこういうことです。
また、譽号は浄土宗の檀信徒が五重相伝(ごじゅうそうでん)という浄土宗の奥義を伝法する五日程度の檀家さん向けの道場修行を受けた方のみ戒名に付けられます。
ご主人が受けられていて、奥様が受けていなければ当然夫婦でも差異が生じます。
●>このお寺には30年近く故人の夫をおがんでいただいていたのですが、
の意味が不明です。30年毎日ということはありえません。(ご本尊には毎日でしょうが)
年回法要としては、たぶん23回忌か、25回忌が最後でしょうし、その前は17回忌でしょう。
>現在の住職が故人の夫の戒名を「知らなかった」と
>いうことがありえるのでしょうか?
「現在の住職」ということは、以前の住職とは異なるということですよね。記録を調べればどこかにあるでしょうが(火事になっていなければ)、30年も前の戒名を調べるということは、記録の仕方も異なりますので、調べるだけで何日もかかります。(30年前ですとその頃のを全部見ないとわからないでしょう。パソコンもありませんし、あいうえお順でもありません)
私のところでも施主さんから申告いただきませんとわかりません。(寺内墓地の方ならお墓に書いてあるかでわかるときもあります)
●「何か希望は」と聞くということがあまりありませんが、聞いたとして希望が無ければ通常のものと言うのはごく当たり前かと思います。言われなければわかりませんからね。特に院号を希望申し出が無く付けるということは、寺役員だった方以外皆無と考えてよいと思います。
なお、故人の俗名から1文字入れてほしいと言われても使ってはいけない漢字も多く無理なこともあります。
>お寺側からアドバイスがあってもいいのではと思うのですが
そうですか・・・・。商売ではないので、葬儀屋さんの祭壇のように松・竹・梅的に説明すことは無いでしょう。
したこともありませんし聞いたこともありません。
浄土宗には授戒会、五重相伝会による生前戒名・誉号授与という伝統があります。また従来位号・院号授与は地域共同体の中で明示的ではないが公開性をもって授与されてきています。したがって特に強い要望で「院号・居士でお願いします。」と言われた場合にも寺では大変な困難が持ち上がります。もとからの檀信徒には「院号・居士」には厳しい基準がありますから、多くは授与しません。ですから、いきなり希望で・・・と言われても「院号・居士」を授けることには躊躇します。
申し訳ありませんが、お寺の常識と皆さんの常識にギャップがあるのかもしれませんが以上のとおりです。
合掌

この回答への補足

どうもありがとうございます。たいへんよく分かりました。
お寺側、とそうでない者との間でこの件についての「常識」はずいぶん異なるのかもしれません。またお金によって希望通りにできるお寺もあるわけで、そういったことも話をややこしくしているのですね。
結婚式も何でもありですし、今の日本のゆがみのような気もします。
ご親切に甘えてもう一度お教えください。前回の私の説明でご理解いただけなかった部分です。
故人の夫は40年ほど前に亡くなりました。故人は30年ほど前に今の土地に転居し、近所で同じ宗派の寺を探しました。これが今回のお寺です。故人の夫は分家でしたから、仏壇にあったのは故人の夫の位牌のみです。
以来、5年前に寝たきりになるまで、お彼岸とお盆にはお寺さんにきていただき拝んでいただいていました。またその間にあった年回法要もお願いしていました。ただ、今回葬儀に来てくださった住職はこの家に「来たことがない」と言っていますので代替わりがあったと思われます(残念ながら家族で分かるものはいませんでした)。
5年前にはお寺とやりとりがあったわけです。それでも「住職が戒名を把握していない・調べられない」ということはあり得るのでしょうか。
また私は戒名は故人の人となり・職業を表す文字や俗名で作られるとばかり思っていました。そういうわけではないのですね。では親が子の命名をするときに願いを込めるような「意味」はないのでしょうか?
どういう意味を持った戒名なのか、説明を受けることができれば親族の気持ちも和らぐような気がするのですが…

補足日時:2003/06/25 01:22
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No.1のymmasayanです。

補足にお答えします。

>その「お寺への貢献」は戒名料に反映させればよしとされるのでしょうか?
>それともこの先定期的に寄付など求められ、その額も戒名によって決まって
>くるということでしょうか?

私のお寺の場合檀格(檀家の格式)が決まっていまして納める年会費もそれにリンクしています。又戒名もそれにリンクしています。したがって、檀格をあげて、いい戒名をもらうと本来は年会費が上がるはずなのですが、私が遠方に居るためか請求はありません。一応覚悟はしていたのですが。
この辺はお寺によって色々ではないかと思います。
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前々問題ないです。

変わりますよ。お寺を変えるのが手っ取り早いですね。貢献度(すなわちお金)で戒名が決まるような宗派はやめたらどうですか。多分各宗派の中で戒名料がいらないのは浄土真宗だけだと思います。本山に電話してお住まいの住所を伝えて最寄のお寺を紹介してもらえばいいと思います。当然手切れ金なんかも要らないですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いったんつけられた戒名でお葬式をしたあとで、宗派を変えて戒名付け直し…などということも可能なのでしょうか。
お寺を変えられないだろうかとは思いましたが、宗派までは思い及びませんでした。
たしかに、浄土真宗以外の宗派なら、お寺を変えたところで同じようなことを言われるのでしょうね。

お礼日時:2003/06/24 12:12

うちのお寺さんは基本「何でもあり」なので、言ったら変えてくれそうです。

が、私の父の場合は変えていただく必要のない素晴らしいものをいただきましたので、そんなことは考えたことはありませんが。

うちでは「戒名」ではなく「法名」というのですが、まず、どこかの宗派のように「長ければよい」という思想がありません。基本「釈+2字」です。お坊さんの説明によると、「親鸞上人でさえ法名は2字だったのだから、それ以上必要ないんですよ」とのこと(納得)。
法名料などというのも請求されません。というか、お金を請求されたこと自体今までないのです。母が「いくらくらいしたらいいんですか」と聞いたところ「お布施はあくまでお布施で、する人の気持ちで決めるものだから、いくらでも文句はいいません」とのこと。たとえ10円でもいいとのことです。こんなお坊さんに失礼な額は渡せませんよね。

うわさには聞いていましたが、金権主義のお寺さんってあるんですね。そんな情のないお寺さんとは縁を切って、改宗というのもひとつの選択肢ではないかと思います。
うわさでは、あまり「位」の高くないお坊さんの方がいいようですよ。檀家を大切にするお坊さんは、お坊さんの昇格試験を受けるヒマがないので、「位」は低いそうです。
私は、宗派の「お寺システム」の「位」よりも、人間としての「位」が高いお坊さんを選びます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今回のことでいろいろ調べ、浄土真宗の場合はおっしゃるような法名の付け方をされると知りました。非常にわかりやすく平等で、とてもいいと思いましたが残念ながら今回はそうではありません。「お金で上がる位など意味がない」と頭でわかってはいでも、やはり、「なくなったきょうだいと同じにしてもらいたい」「なくなった夫と同じに」という思いは親族にあり(特に年配の親族はそういうことにこだわります)、何とか気持ちよくおさめられないかと考えているわけです。

ちなみに私自身のお寺(嫁ぎ先の、ですが)のご住職さんはとても好感の持てる方で、戒名の付け方、おまいりの時にしてくださるお話、すべてが心がこもっていて素晴らしいと思いました。お寺は正直いって見栄えのいいものではありませんでしたが、仏教に対する興味も深まりましたし、先祖を大切にする気持ちも持てるようになった気がします。そういうお寺とつきあいがあるぶん、今回の対応への納得できない気持ちが強いのです。
できることなら今から別のお寺にお願いしなおしたい気持ちもありますが、そうもいかないでしょうから…なんとか遺族全員が納得できる戒名をいただくまでは我慢したいと思っているのですが。

お礼日時:2003/06/24 11:57

寺への貢献度によって戒名が決まる。

というのは本当です。(建前です)
しかしお寺によっては戒名料によって戒名のランクを決めるという割り切った
お寺もあります。
私は両方のお寺とお付き合い(?)があります。

私は建前の方のお寺で、寄付によって先祖(祖父母、曾祖父母)の戒名を
院号つきに変えてもらいました。
又父は生前受戒で(院信士)の戒名をもらっていましたが葬儀のときに院居士に
変えてもらいました。(もちろん相応の寄付をしました)
弟が亡くなったときには始めてのお寺でしかも格式のあるお寺でしたが
「特別のはからい」をもって院居士をつけてもらいました。相応の戒名料は払いました。

結局どこのお寺も台所は苦しそうです。
建前をちらつかせながら、寄付に応じて、あるいは戒名料に応じて戒名をつけたり
昇格させたりというのが実態のようです。
ただ、金で戒名を買うという態度に出ると嫌われます。
あくまでもお願いして、そして御礼をするという感じです。

この回答への補足

ありがとうございます。
もしよろしければ、もう少しおつきあいください。

今の時代、戒名のランクがお金で決まる場合が多いということは、
お寺とのつきあいの少ない遺族も理解はしています。
ご回答を拝見し、やっぱりそうなのねという思いです。
参考までに教えていただきたいのですが、その「お寺への貢献」は戒名料に反映させればよしとされるのでしょうか? それともこの先定期的に寄付など求められ、その額も戒名によって決まってくるということでしょうか?

今回の場合、故人のために必要なら戒名料を多く出すことはできるかもしれませんが、今後のつき合いとなるとしない可能性が高いのです。
今回不愉快な思いをしていること、また、一人娘がすでに嫁いでおり他の宗派であること、それほど裕福な暮らしをしているわけではないことからです。

補足日時:2003/06/24 11:49
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