プロが教えるわが家の防犯対策術!

日常の生活でふと気に為る事が在るのですが、
車に使うエンジンオイルや生活の中から出る廃油については処分上の問題が色々と言われてますが、アスファルトって環境に与える影響って無いのでしょうか?
国語辞書で調べてみると

『アスファルト 3 [asphalt]
天然には石油層に含まれ、また石油精製の際に残留物として得られる黒色の固体または半固体物質。主成分は複雑な炭化水素。天然のものは原油が地表近くで揮発成分を失って重質部分が残ったものと考えられる。道路舗装・防水・保温・電気絶縁などの材料として利用される。土瀝青(どれきせい)。』

とあるのですが、どうもピンとこなくて。
解りやすく説明が出来る方お願いします。

A 回答 (6件)

 ご質問されている環境ホルモンが何を指しているのかよくわかりませんが、主成分はタールですので、重金属類は雨水に溶出します。

また車の排気ガスから出てくる各種物質も同時に雨水に溶け込みます。これらは下水を通じて河川や地下水などの環境水へと移動していきます。
 しかし環境水へ入ると言っても、その濃度というよりも全体量をきちんと把握しなければなりません。溶出量の濃度単位の分母はご存じのように水の体積ですので、体積が増えれば濃度は薄くなります。
 また重金属類の陽イオンは、土壌中の陽イオン交換によって固定される場合もあります。
 さらに雨水がどのように流域を流れているかも注意しなければなりません。主要な都市部のように雨水と下水が合流であれば、それは流域下水を通じて、最下流の下水処理場へと流されます。
 さらにまた、その雨水なり地下水が、どれだけ利用されている(人や地域の生物など)かにもよってきます。
 従って、問題をどこの視点に置くかによって、環境への影響を考える視点も大きく変わってきます。

 以前タール(石炭火力発電の産廃)の不法投棄による地下水への影響を調べた際に、揮発性ハロゲン系炭化水素の影響についても調べました。もしこれが質問されている環境ホルモンに該当する(もちろん一部は該当すると思いますが)とすれば、当時の結果は「地下水へ溶出している」という結論でした。
 もちろん上の方で書いているように、ここも同じです。すなわち環境への負荷を判断するのは、環境水のタールへの接触と、そのタールの実質量と、そしてその地域の社会環境(不法投棄現場の社会的位置づけ)との関係になります。

 アスファルトの水への溶出試験結果は、いろいろなところで公表されています。しかし大切なことは、これらの視点をきちんと持ってデータを見て、その上で環境への問題を考える必要があります。

 なお実際の溶出試験のデータはインターネットでは公表されていないと思います。この種のデータは、関連学会の論文や、行政の研究所の報告書などにあり、一般の方がアクセスするには、大学の図書館や国会図書館などの専門図書館を利用すると良いと思います。

 短い時間で書いたので、ちょっと抜けている事があるかもしれません。
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この回答へのお礼

回答のほど有難う御座いました。
かなり詳しく解説頂まして、感謝申し上げます。
常日頃疑問に思うことが多すぎて、巧く質問と言う容にまとめられない事柄があるのですが、データに関しても、統計上の日も浅いかと思うのです。続ける事、積み重ねていく事、も大切なのですが『木を見て森を見ず』の例えになりがちな、データでなければ幸いです。

お礼日時:2003/06/26 21:49

こんにちは。



わたしが知る限りでは「ヒートアイランド現象」が大きな問題のひとつに挙げられると思います。

参考URL:http://www.ecology.or.jp/topics/tp4-0009.html,ht …
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この回答へのお礼

忘れてました。
「ヒートアイランド現象」
ご指摘のほど有難うございました。

お礼日時:2003/06/26 21:39

No1です.


ぼくの回答は,環境ホルモン等を意識した回答です.

アスファルトは非常に複雑多様な「有機化合物の混合物」を含んでいます.恐らく,ベンゼンなどもある程度は残留していると思います.

施工時の加熱によって,これらの有害化学物質が蒸発することはあると思います.しかし,一度固まった後は,ほとんど無視できると思います.というのは,これらの有害化学物質は疎水性だからです.水よりも固化したアスファルトとの相性がよいので,水に溶け出したりすることはほとんどないと思います.

例えば,こんな感じです.ひき肉に塩と油を入れて,よくかき混ぜます.これを水で洗います.すると,塩は溶け出しますが,油はずっと残りますね.

アスファルトに残っている有害化合物はこの例えで言うと「油」に相当します.よって,あまり影響はないと思われます.

ただ,使用量がとてつもなく多いですよね.フロンやアスベストもそうですが,少量ではあまり害はなくても,大量に使用すると,予想外の問題が出てくる可能性があります.ときどき,チェックする必要があるかも知れません.
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この回答へのお礼

再度の回答有難うございます。
環境とくに生きるもの総てにおいての影響を複合的に考えた場合、単体ではGOでも・・・。という場合少なからず存在していますよね。

お礼日時:2003/06/26 21:37

話の方向性は違うと思うのですが、一言



以前ニュースで見たのですが、まだスパイクタイヤを使用されていた頃、北海道ではスパイクタイヤが削るアスファルトが粉塵として公害になると聞いたことがあります。
ただ、この削られたアスファルトは酸性雨を中和させるのに役立っていたそうです。

現在では、スダドレスタイヤにかわってきているので、この問題は過去の話ということで

この回答への補足

質問の仕方がちょっと悪すぎました。
回答を寄せていただいた方ご免なさい。m(__)m
いろいろ別の角度で勉強にはなりましたが・・・。
自分が此処で言いたい事は、アスファルトに含まれる石油系成分が、雨水とともに大地を侵食し、環境ホルモン等への影響が出ないのでしょうか?ということをお尋ねしたかったのです。
自ら聞いたところで・・・なのですが。

補足日時:2003/06/25 03:05
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この回答へのお礼

自分が訴えてもどうにも為らないのでしょうが、回答有難うございました。
そうでしたね。
粉塵問題があったころ自分は、降雪量の多くない場所柄、他人事のように聞いていた記憶がありました。
酸性雨の中和ですか、そうでしたか。

お礼日時:2003/06/25 02:16

石原都知事がディーゼル車規制の必要性を訴えた記者会見で、ペットボトルにディーゼル車から出る粉塵を入れて見せたことがありますが、それと同じくらいに細かく砕いて撒き散らさない限り、問題はないと思いますよ。



油は皮膚を通じて体内に侵入してくるので問題がありますが、アスファルトが侵入してくることは、アスファルトの性質から考えても、皮膚に直接接触する機会の少なさから考えてもないと思います。

上記より、通常、舗装に使われるアスファルトには環境に与える影響はない、といえると思います。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
そうでしたね、石原都知事さんにも感謝しております。公害問題は後を引きますからね取り返しのつかないという。

お礼日時:2003/06/25 02:09

道路として使われている状態の話ですね?


もう固まってしまっていますから,ほとんど問題ないんじゃないですか?

アスファルトの中にも,揮発性の高い化学物質は残存してると思いますので,ホカホカのアスファルトの蒸気を吸い続けていれば,有害だと思いますけどね.

道路工事作業者の人とかなら話は別ですが,一般人や地球環境に与える影響は無視できるレベルでしょう.
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この回答へのお礼

素早い対応有難うございます。
素気ないお返事しか出来ませんが。
参考になりました。

お礼日時:2003/06/25 02:02

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