口蹄疫は人間に影響ないのに、なぜ殺処分？

Question

口蹄疫は、人間に感染しないし、感染した動物を食べても人間に何の影響もないのに、
なぜあそこまで国をあげて撲滅しようと躍起になるのですか？

人間に影響がないなら、家畜の病気を管理するのは各畜産家のリスクとして、感染した食肉が出回っても放っておけば良いのに、
国をあげて殺処分したり畜産家に補償を出したりするのは何故ですか？
ニュースを見ていても、
・人間には感染しないウィルスです。
・感染した食肉が出回ることはありません。
・万が一感染した肉を食べても人体に影響はありません。
と繰り返していますが、だったら放っておけばいいのに、という当然湧き起こる疑問には一切触れられないので、質問してみました。

toshi-tsugu · Accepted Answer

口蹄疫は、家畜の法定伝染病の一つで、発生したら「家畜伝染病予防法」などに基づいて殺処分することが決まっています。法律に基づき、すなわち国家権力により感染淘汰を行うので、国がその費用の一部を賄うということです。それほど家畜に影響を及ぼす伝染病と理解していただくしかありません。

マスコミ報道では、この「法定伝染病」であることがほとんど抜け落ちているように思います。

人の立場、人間サイドでの意見ではなく、家畜（偶蹄類）の立場からの意見が欠如すると質問者の意見がでるのは当然です。

debukuro · Answer

放置したら日本から偶蹄類が消滅します
鹿もカモシカもそしてキリンもラクダも全部死んで死んでしまいます

kumap2010 · Answer

理由は「生産力が落ちるから」

子牛は約50%の確率で死亡
成牛になっても肉の付き方が数十％減、質も落ちる。

殺処分しなければその状態が何十年もずーっと続くわけですから、
農業主は収入減が続き生活出来なくなるわけです。

SarakiTomanai · Answer

確かに報道ではどうして殺処分しなければならないのか見えにくいかもしれません。

人に影響はありませんが、家畜には大きな影響があるからです。

口、足、乳首に水泡ができてそれが破れてとても痛い（豚は場合によっては爪がとれます）→大きくならない、太らない、乳が搾れない→肉や乳の生産効率がとてもとても落ちる

というようなことが発生地域全体で起きます。

家畜の病気の中で文句なしに最悪の一つです。田んぼに台風、みたいなイメージです。

日本を口蹄疫フリーな状態にするため、この病気にかかった家畜を見つけ次第、その農場の家畜全部をただちに処分することになります。

被害にあわれた農家の方々、心中お察し申し上げます。一刻も早く経営が再開できることを祈っています。

参考URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%B9%84%E7%96%AB

Kindon98 · Answer

私もこの件ではいくつか疑問があって質問しようとしてこの質問を見つけました。
まず口蹄疫は不治の病だと思っていたら治療可能な病気で、栄養補給など対症療法を行えば治癒できるらしいということがわかりました。
しかし治癒した牛がキャリアになるのか完全に治るのかが判らない、その理由は薬殺処分されるから経過観察された事例がないということらしいのですけど、例えばクローズドな農場で口蹄疫の牛を治療してみてどうなるか、また治療薬を開発してみて経過を見るとか、どうもそういったことがないという点が不思議です。
人が伝染病になれば隔離病棟に入れて治療をする、官民も治療薬を開発する、牛でも今回のような大規模になれば経済的な損失が大きいので、大学なり国の研究施設なりでデータを蓄積していってもよいのではないかと考えています。
素人考えなので、できない理由はあるかも知れませんけど。

ただ流通は無理でしょう、いくらなんでも頭ではわかっていても敬遠する人が多いし、とさつ処理で病原体が広がったら大変。

kawasemi60 · Answer

（1）人間への感染はゼロではないでしょう
（2）感染した肉を販売してはならないという
法律が在るとの事です。しかし汚染米は販売された。

（3）感染した肉を食べた時の結果を予想できる
ほどの統計値を知りません。影響は不明でしょうね。

◎ウイルスは変異するのですから飼育体制と防疫体制
に不備が在ったという事です。たとえば種牛がそんなに
大事なら一頭づつ無菌室で１００キロ以上離れた施設で

飼育するべきでした。防疫についても韓国から２００キロ
県内においては最大限の発見体制をとるべき。飼料について
の厳密な検査も当然。韓国方面からの訪問者に対して農場

から５０キロ以内への立ち入り禁止。感染が広がるのも
汚染農場で大勢の人間がほこりや微粒子を空中に拡散して
いるからだと思います。殺される牛や豚は当然暴れるので

ウイルスは空中に撒き散らされます。そこに風が吹いていれば
数十キロは簡単に拡散する。本気で拡散防止をするつもりなら
牛舎や豚舎をテントで密封して空中の微粒子や細菌を除去する。

動物を一頭づつテント飼育して感染を確認したらテントごと
焼却する。農場も当然焼却して閉鎖する。

◎空気感染するウイルスを動物を殺して埋めるだけで防ごう
というのは効果がうすいのです。本気の防疫体制では無い。
業界指導団体が事業仕訳で予算を減らされたので活動に熱心

さが欠けるという説が在りましたが真偽は不明です。
最近になり韓国から飼料と動物の輸入が解禁されたという
説も在りますがこれも真偽は不明です。

wwbc · Answer

下のほうで回答されている方もいますが、口蹄疫の問題点は、

１．罹患した家畜は、生産力が激減して業務用として採算取れなくなる。
２．感染力が極めて大で、食肉流通させればその商品が口蹄疫ウィルスを拡散させることになる。どの家畜が罹患しているか、不明。
３．感染家畜をその場に放置させておくだけでもウィルスの繁殖源となり、口蹄疫拡散の爆発源となる。

つまり、役に立たない死んで行くだけの家畜を飼っていても無意味だし、その衰弱肉や貧栄養の乳製品は販売用にならないし、そのくせ肉や生の家畜から口蹄疫が拡大してしまう。
しかも、どの家畜が罹患していて、どの家畜が罹患していないのか、食肉出荷する時になっても分からなければ、どの家畜を出荷しますんでしょか。

ま、逆に人間だけに罹患するコレラなんて、牛にはかからないから、人間のコレラはほっておいても良し！ と牛が考えれば人間コレラを放置しておくでしょうが、だけど人間がコレラで死んでしまえば牛の世話をする人がい居なくなりますが。

人間のコレラだと言って牛も放置しておれない訳で。

mtoyaji · Answer

人間が発症することはありません。
しかし、感染した偶蹄類の生き物は死にます。
　詳しい症状は調べてください。
そして、空気感染します。

つまり、自己負担でどうにかせぇ、ということであれば、どうにかしようとするかもしれかもしれませんが、金も人も資材も不足しています。
　現在の、おそらく最善を尽くしているにもかかわらず、圧倒的なスピードで感染が広がっている様をご覧いただければわかるように、公的なサポートがなければ、おそらく、もうすでに、九州全島の偶蹄類は感染していたでしょうね。
　そして、桜前線のように、北上しながら日本中を席巻し、来年には結果として、日本には偶蹄類が存在しない国になるのでしょう。牛も豚もイノシシも鹿も。

そのあとには、数千万円単位の借金と、処分の方法の無い動物の死体をかかえた数万戸に及ぶ農家、と、安価で安心な牛肉・豚肉を食べることができない数千万人の一般消費者の日本人、
と、焼肉店、ステーキ店、すき焼き店、とんかつ店、などなどが廃業もしくは、「高級」ののれんを下げて、オージービーフかアメリカ産牛のステーキを出す「格安店」ばかりになるのでしょうね。しかも、割高になっているのでしょう、これらの肉も。また、日本はアメリカにカードを一枚にぎられることになるのです。
　そして、これらの人々の中には職を失い、自己破産し、流浪の民になる人が続出するのでしょう。
　さらには、これらの人に資金を貸していた金融機関の倒産が相次ぐのでしょう。
農協が中心でしょうが、連鎖倒産が進むのでしょうね。

20世紀初頭の金融恐慌の時のように。

自己責任は必要です。何にでも国がしゃしゃり出れば良いというものでもありません、金を出せば良いというものでもありません。

しかし、その後（パンデミックが過ぎたあと）何が起こるのか、想像してみてはいかがでしょうか？

あえていえば、今の数百億円の出費でその後の数兆円におよぶであろう金銭的被害と、膨大な数の人間の生活が破綻を免れます。

not_spirit · Answer

人間に影響はなくても、
ウィルスが付着した人間が他の地域に行って牛や豚に感染する可能性が高く、
宮崎県内で押さえ込み、全国への影響をなくす為。

ウィルスの増殖を抑制するワクチンはあるが、完全に治癒する病気でない。

また、豚へ感染した場合に爆発的にウィルス増殖するので、
現在の口蹄疫も豚への感染が圧倒的に多い。

miyamiya08 · Answer

ニュースで言っていましたが、死んでしまったり、肉質が落ちたり、乳が出なくなったりして、家畜としての価値がなくなってしまうのだそうです。しかも、感染しやすいという特徴があり、現在感染していない家畜への影響が大きすぎる。
家畜としての価値がなくなるということは、畜産をしているところでは死活問題ですし、広がれば食料問題にもなります。これ以上広がることを避けなければ宮崎、九州、あるいは全国へ広がりかねない・・・ということだと思います。

口蹄疫は人間に影響ないのに、なぜ殺処分？

口蹄疫は、家畜の法定伝染病の一つで、発生したら「家畜伝染病予防法」などに基づいて殺処分することが決まっています。

放置したら日本から偶蹄類が消滅します

理由は「生産力が落ちるから」

確かに報道ではどうして殺処分しなければならないのか見えにくいかもしれません。

私もこの件ではいくつか疑問があって質問しようとしてこの質問を見つけました。

（1）人間への感染はゼロではないでしょう

下のほうで回答されている方もいますが、口蹄疫の問題点は、

人間が発症することはありません。

人間に影響はなくても、

ニュースで言っていましたが、死んでしまったり、肉質が落ちたり、乳が出なくなったりして、家畜としての価値がなくなってしまうのだそうです。

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