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憂き身をば我だに厭ふいとへただそをだに同じ心と思はむ

新古今和歌集の藤原俊成の和歌です。
この和歌の意訳が“(憂き自分が)私は嫌いだ。あなたも私を嫌ってください。せめて、私を嫌う感情だけでもあなたと同じで有りたいのです”です。
この歌を古語辞典を片手に自分で意訳を進めてみました。

憂き身 をば 我 だに 厭ふ いとへ ただ そを だに 同じ 心と 思はむ

と区切りながら単語の意味を古語辞典で調べたのですがどうしても“我だに厭ふ”の“だに”の意味が解せません。
古語辞典では“だに”の意味は“~だけでも、~さえも”とありました。後半の“だに”は意味が通じるのですが前半の“だに”は意味が通じない気がします。
直訳すると“私さえも嫌う”(?)って何でしょう?それとも“だに”は“我”以外の別の所に掛かっているのでしょうか? 

A 回答 (1件)

http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/ …

上記のページに通釈がありました。
辛い境遇のこの身を、自分自身さえ厭うています。あなたもひたすら厭うて下さい、せめてそれだけはあなたと心が一つだと思いましょう。(上記URLからの引用)

質問者さんの直訳「私さえも嫌う」で合っているようですね。
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この回答へのお礼

成る程!“辛い身の私を私“さえも”嫌っています”!ですか!
前半の“だに”の謎が解けました!前半の“だに”は自らの境遇を自嘲する表現なのですね!

ありがとうございました!

お礼日時:2010/06/19 03:00

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