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言葉の使い方に関する質問です。例えば「今日は一日中雨が降って”おり”、太陽は出ませんでした。」という言い方は正しいと思っていたのですが、テレビのニュースなどを聞きますと、「今日は一日中雨が降って”いて”、太陽は出ませんでした。」と言っています。このような文脈での”おり”という言い方は間違いで、”いて”というべきなのでしょうか。またもし両方とも正しい場合、その使い分けはどのようにするのでしょうか?

A 回答 (8件)

こんにちは。



どちらも正しいです。
ただし、アナウンサーがニュースを伝えるときに使うことばは、マニュアルで決められています。
たとえば「大地震」を多くの国民は「だいじしん」と読みますが、アナウンサーは「おおじしん」と読むことになっています。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。なるほどアナウンサーにはマニュアルがあるんですね。これですっきりしました。

お礼日時:2010/06/21 19:47

現在の「共通語」では、「いる」が普通で「おる」は自分に使うのは構わない。


  例 今日は一日中家におります。
 他人に使うのは、ちょっと失礼というようなニュアンスがあります。しかし、その違いは微妙です。
  「イルカ、おるか」という冗談もありますね。
 どちらかというと、関西では「おる」を比較的よく使います。

 すこし、国語史的に見てみましょう。古語(主に平安朝)では、「居り(をり)」というラ変動詞と、「居る(いる)」という上一段動詞が存在しました。「をり」の意味は現在の「いる」に近く、存在を表しましたがが、古語の「いる」は、例1「立待月」「居待月」「寝待月」  例2「居ても立ってもおられない」 例3「立ち居振舞い」 の用例で分かるとおり「立つ」に対応する言葉「居る」として、現代語で言えば、「座る」に近い意味だったようです。(古語辞典などを参照してください)

 しかし、これは中古の話で、中世から近世にかけての国語の大変化の結果、「おる」に代わって「いる」が、とりわけ江戸時代以後中心になりました。だから、関東では「いる」が普通ですが、古い語(昔の共通語)を多く残している関西語では「おる」がまだ幅をきかせているのでしょう。

参考 旧暦の一六日の夜の月を「いざよい月」、一七日の月が「立ち待ち月」、一八日の月が「居待ち月」、一九日の月が「寝待ち月(臥し待ち月とも)」と呼ばれます。 
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この回答へのお礼

国語史もまじえご説明有難うございました。”いて”でも”おり”でも間違いではないということだと解釈します。

お礼日時:2010/06/23 19:19

今も降っているといいたいのなら「おり」


結果として表現するのなら「いて」:今の状況は無関係
でしょうね
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。ただ、テレビのニュースなどを聞いていますと、必ずしもおっしゃるようには思えないのですが...。

お礼日時:2010/06/23 19:15

>今日は一日中雨が降って”おり”、太陽は出ませんでした→△


今日は一日中雨が降って、太陽は出ませんでした     →○
>今日は一日中雨が降って”いて”、太陽は出ませんでした→○

微妙なところですが、”おり”は多少重々しい古文的な感じがあります。いて、も同様ですが、降って”いる”ということをわずかながら強調するようです。↓

今日はS市では一日中雨が降って”おり”、太陽は(S市内では)見えなかったというのが正解でしょう。→○
今日はS市内では一日中雨が降って”いて”、太陽は(S市内では)見れませんでしたね。→○

1)今日は一日中雨が降って”おり”、拙者いささか気が滅入ったわい。→時代劇のせりふ
2)今日は一日中雨が降って”いて”、わたし、気が滅入ったわ。   →現代ホームドラマ(小津風)

ご参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。おっしゃる通りのような気もしますが、それでは「今日はS市では一日中雨が降って”おり”、太陽は(S市内では)見られませんでした。」、あるいは「今日はS市内では一日中雨が降って”いて”、太陽は(S市内では)見えなかった。」という言い方はおかしいのでしょうか。使い分けが難しいですね。

お礼日時:2010/06/21 20:05

どちらも正しいですし意味は殆ど同じでしょうが、「おり」の方が事務的で硬い印象はあります。




例えば同じTVニュースの中でも、両方が使われる場合があるように思えます。
 「おり」・・・深刻なニュース等で、淡々と事実をありのままに伝える場合。事件現場のレポートなどに多い。
 「いて」・・・明るいニュースや生活情報など、リラックスした明るい雰囲気が求められる場合。
前者の場合に「いて」を使ってもおかしくはないですが、後者の場合に「おり」を使うのは少し違和感があるように思えます。
例:
「味のベースに鰹ダシが使われており、さっぱりしているのが魅力だそうですよ。」(△ 硬く暗い印象)
「味のベースに鰹ダシが使われていて、さっぱりしているのが魅力だそうですよ。」(○ より自然な印象)
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。ご指摘通りのような気がしますが、私の聞いている限りでは、NHKでも民放でも、ニュース内容に関係なく”いて”を使用しています。事実、私が”いて”と聞いて、最初に違和感をおぼえたのは、殺人事件のような暗いニュースの際です。気をつけて聞いてみてください。

お礼日時:2010/06/21 19:54

良く分かりませんが、


私の感覚では
「おり」は現在の状況をあらわしていると思うので
「太陽は出ませんでした」の部分に違和感があります。
「おり」を使うなら、

今日は一日中雨が降っており、太陽は出ていません。
※状況としては実況

と私なら表現すると思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。なるほど”おり”は現在形かもしれませんね。ご指摘有難うございます。

お礼日時:2010/06/21 19:46

どちらも、間違っていません。

・・この間違っていませんを、『間違っておりません』と言うようなものです。
(おり)も(いて)も所在を表す言葉で、そのあとに、(おり)は、『おります』と、なり(いて)も『います』に変化します。同じ意味です。
使い分けは、その方の気分次第です。日本語にはこうした曖昧語が一杯です。
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この回答へのお礼

ご連絡有難うございました。私は普通”おり”を使って”おり”ますので、これでも間違いでなく良かったです。安心しました。

お礼日時:2010/06/21 19:44

「おり」の場合は、ニュースを報じる時点でも「振り続けている」ことが前提になります。



http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/0282730-0000 …
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。ただ残念ながらURLを見ても今ひとつ違いが理解できませんでした。自分でももう少し調べてみます。

お礼日時:2010/06/22 19:34

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