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不景気の原因・理由

なぜ今はこんなにも不景気なのでしょうか?

A 回答 (6件)

要因は色々とありますが、一番分かりやすい答えは、「お金が回らない」


からでしょう。
(1)政府が仕事を発注する→(2)業者が仕事を請ける→(3)子会社・孫会社・
他関連業者が仕事を手伝う→(4)仕事が終わり給与を払う→(5)もらった給与
で物を買う→(6)税金が政府に入る→(1)政府が・・・
政府からの仕事で例に出しましたが、だいたいこんな流れかと思います。
景気をよくするためには、ボーナスなどで(4)を奮発し、お金が回るように
します。(5)がお金を使わないと、(1)にお金がなくなり、仕事を発注できなく
なるからです。(または予算が大幅に減る)ってことは、(2)は少ない予算で
仕事を回し、結果(5)にお金が入らなくなります。

どこの段階でお金を止めているかによって、政策は変ってきますが、今は
(4)でとまっています。というのも、自社は儲かっていても、今回のリーマン
ショックやら世界情勢がガラリと変わると、株や出資をしている大手企業
(お金をたくさん回してくれる企業・団体など)が痛手を負うのです。
自社が儲かっていても、外因的な要素で倒産する可能性も出てきてしま
います。そこで昨今の企業は(4)を止めて、「(4)’会社にお金を蓄える」
という施策にでたのです。おいおい、これじゃ今までの生活をしていたら
破産してしまうではないか!ということで、(5)も減少されます。消費の冷え
込みってやつです。生活費を抑えて、贅沢をせずに、お金を貯めよう、と
思うわけです。更に、年金制度の崩壊など、国民が国を信頼できなくなって
しまった今、老後のたくわえのために更に消費を抑え、貯蓄に回す傾向に
なりつつあります。

結果、お金がまわらない。企業は儲かっても(景気回復はあくまで企業の
経費回復です)個人までおちてこない。お金を使わない。もっとお金が
回らない。この負のスパイラルに陥っているので、不況・不景気になって
しまっているかと思います。
また、仕事が減ったことで、中小企業と呼ばれる(3)の会社が軒並み倒産
の憂き目にあっており、(3)で働いている人がワーキングプアなどになって
くる可能性も出てきます。日本の企業の80%以上は(3)の立場の会社
なので、益々格差が生じてきてしまうわけです。

よし!それじゃー景気回復のために、定額給付金だ!子供手当てだ!
と、バラマキ政策を行うものの、一時的な効果しかなく、抜本的な解決策
にはなっていないのが現状です。
本来なら、積極的に景気の潤っている国へ出稼ぎに行くべきなのでしょうが
島国日本人は、語学力がなく、なかなか外貨を得るような仕事には不向きの
ようですな。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お金が回っていないのですね。
細かく述べていただいて、とても参考になりました。

お礼日時:2010/08/30 21:08

・高齢化社会になった。

つまり高齢者ほど金を貯蓄に回すため循環しない。
・日本市場が既に飽和状態。狭い島国でありとあらゆる産業がパイの奪い合い。
・資源がなさすぎ、外需頼みの製造業も円高と新興国の安い製品に対抗できない。
・国際化に遅れている、閉鎖的。つまり人材も商品もよくも悪くもメイドインジャパン。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
高齢者社会・飽和状態そして島国…
島国は国際化社会では不利なのでしょうか。

お礼日時:2010/08/30 21:15

不景気の原因は、20年前までは働く意志のある人はそれなりの給料をもらえる仕事がありました。

今は働く意志があってもそれなりの給料がもらえない仕事しかなくなりました。それでは、それなりの給料をもらえる仕事はどこに行ったかと言うと、他のアジアの人件費の安い国に行ってしまったのです。今の日本には高度な製造業か、外国にはもっていけない産業しか残らなくなりました。人間の能力はデスクワークが得意な人も製造業で能力を出す人も農業に向いている人もさまざまです。しかしこの内、製造や農業のような仕事は外国に行ってしまったので、それらの能力がある人を生かせる職場がなくなりました。つまり産業の空洞化が日本に起こり、すべての労働者を受け入れることができなくなってしまったのです。企業としてもコストダウンのために外国の安い商品を仕入れようとしますし、下手すると会社自体を外国に持っていくようなことになっています。つまり世の中の流れすべてが、日本の産業を空洞化する方向に向いていることが不景気の原因です。これらを解決するためには外国より優秀な産業を日本に作るか、日本でも外国に対抗できるコストにするか、どうしてもできなければ、給料は少し下がるが仕事を皆で分け合うかしかありません。日本の政府と中央官庁の失敗は、これらの解決策のどれもを手助けできる施策をしてこなかったことです。例えばハブ空港やハブ港湾はいつの間にか韓国やシンガポールに持っていかれ、おまけに世界一高い高速代金を払わねばならないインフラコストの高い国になっています。公共投資は景気対策の一つの方法ではありますが、それは対症療法に近い方策なのにも関わらず、バカの一つ覚えで景気対策はそればっかりを繰り返してきたので、結局日本はどうしようもないところまで沈んでしまったのが真実のところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
適材適所ができない世の中なのですね。
公共投資のみの政策にも問題があったのですね。

お礼日時:2010/08/30 21:13

日本の工場が激減したからです。


私が住んでいる地域では25年前は工場がいっぱいあって従業員募集の看板が目に付きました。
現在では工場は1/3以下になったように思いますし従業員募集の看板は探してもありません。
主婦の多くはパートで働いたり内職も多くありましたが今は働きたくても限られた人数しか採用されません。
このような現状を知らないのは公務員と大企業で保護されている恵まれた人だけです。

原因は中国等に工場が移転したり安い中国製品に市場を奪われたからです。
働く場所が無ければ収入が減りますから消費は減って不景気になるのは当然です。
全てはグローバル化を推進する上での間違った国の政策と企業の方針に原因があります。
現状を知ってもっと早い段階で改善すべきでしたが、基盤を失った今となっては取り返しができません。
政府は信用を失い、企業は日本を離れ、日本市場は中国製品に占領され、将来の見通しが全く立たなくなった日本経済は世界から信用を失った時点で崩壊するしかありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
中国等で製造が多いことは知っていましたが
日本の工場がそんなに減っていたとは…。驚きです。

お礼日時:2010/08/30 21:11

・米国発サブライムローン問題


    (問題の発生)
   ↓
・リーマンショック
    (企業の大型倒産)
   ↓
・ギリシャ問題
    (不景気が欧州に飛び火)
   ↓
・世界初同時不況
    (日本も不景気に)
   ↓
・民主党の愚作により円高推進
    (民主政策の失敗)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
同時不況は世界初なんですね…。

お礼日時:2010/08/30 21:09

・日本に資源がない。


・激安の激化(デフレ)。
・長引く円高。(輸出に影響)
・将来への不安のため、財布のひもがゆるまない。

以上が、主原因だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
要点をまとめておられ、なるほどと思いました。

お礼日時:2010/08/30 21:02

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